アメリカの8人組バンド、Chicago(シカゴ)の4年ぶりとなるジャパンツアーが1月9日、大阪国際会議場メインホールよりスタートした。
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3名のホーン隊を含む9人のメンバーが登場すると、オープニング曲はデビュー作の冒頭を飾ったプログレッシヴな曲展開で圧倒する『イントロダクション』。各パートのソロも随所にたっぷりと盛り込みながら、ベースのジェイソン・シェフのハイトーンな歌声が映える楽曲を挟んで場内のハンドクラップを誘うグルーヴィーなナンバーへと流れ込んで盛り上げると、結成時から在籍するトロンボーン奏者のジェイムズ・パンコウが「また会えてメッチャ嬉しい。準備はできてますか?いくで。Let’s Do It!」と大阪弁も交えたMCで挨拶。その後は、AOR的なメロディの良さが映えるヒット曲『愛ある別れ』をはじめとする70年代の多彩な名曲の数々、最新作のタイトル曲であるアーバン・メロウな「Now」、打楽器奏者がラテン色を全開にしてラテン・ジャズ的な展開をみせるインスト曲も披露され、進化を続けるバンドの現在もしっかりとアピールした。
ステージ前方にキーボードが置かれての中盤は、ジェイソンが弾き語りで歌う『スティル・ラヴ・ミー』、キーボードのロバートが歌う『雨の日のニューヨーク』、そしてもうひとりの鍵盤奏者のルーが歌う『ルック・アウェイ』と新旧のメロウな代表曲を披露。