くらし情報『アヴィシャイ・コーエン来日公演について原雅明が語る』

アヴィシャイ・コーエン来日公演について原雅明が語る

また、同じイスラエル出身で、中東の音楽とアフロビートやファンクを融合させたバンド、クォーター・トゥ・アフリカとステージや録音を共にするなど、近年のアヴィシャイ・コーエンの活動は多岐に渡っている。

今回の「アヴィシャイ・コーエン トリオ with 17ストリングス」は、彼の最新のチャレンジである。『アルマー』は好評を博し、「アン・イブニング・ウィズ・アヴィシャイ ・コーエン」というオーケストラ公演に発展した。パリ交響楽団とのステージなどを既に成功させているが、今回は17名の日本の弦楽器奏者との共演だ。しかも、『1970』の録音にも参加した同郷のイタマール・ドアリ(パーカッション)と、アゼルバイジャン出身でブラッド・メルドーらも絶賛するエルチン・シリノフ(ピアノ)との新しいトリオが登場する。『アルマー』に表現されたアンサンブルはさらにどんな変化を遂げるのか、期待は尽きない。文:原雅明(音楽評論家、レーベルringsプロデューサー)

■Blue Note Tokyo 30th Anniversary presents“アヴィシャイ・コーエントリオ with 17ストリングス”
8月26日(日)

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