くらし情報『珠城りょう「世界を支配する」大きな存在のトートに』

珠城りょう「世界を支配する」大きな存在のトートに

と話す。「彼女のエリザベートは自分の力で歩む意志がはっきり出ているので、そこに対峙するトートはどうあるべきか考えています」

潤色・演出の小池修一郎からは「劇場全体、また世界を支配するような大きさやエネルギーを意識して」と指導された。実際、少年ルドルフとの芝居では彼を包み込み、手中に収めるような動きがついた。「トートの手のひらでハプスブルク家を転がし、操っている感じを出せたら」。それはロック調の『最後のダンス』など、数々の名曲でも発揮されるはず。「やはり楽曲が素晴らしく、音階に感情を込めていけば成立する作品」。難度の高い歌をクリアし、「静と動の差、感情の起伏を出したいです」と意気込む。

鬘はトートには珍しいブロンドベース、衣装は長身の珠城に似合う丈の長いスタイルが用意された。
「フィナーレは小池先生が“珠城の持ち味を活かしてラテンロックテイストにした”とのことです」と笑う。彼女ならではの演出が加えられているが、それでも“体育会系”で明るい印象の珠城は、「なぜ私にトート役を与えたのかと考えました」と当初の戸惑いを率直に明かす。「新たに色んなものを吸収するように、という意味なのか…。動かずとも存在感を出すなど、この役を通したくさん勉強したいです」

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