熱い犬(おとこ)たちの舞台「銀牙 -流れ星 銀-」完結編、開幕!
「犬」と書いて「おとこ」と読ませる熱い世界観に出演者たちが全身でぶつかる。(出演者たちはマウスガードをつけ)時に犬として四つん這いで、時に迫力のある殺陣を繰り広げながら、舞台上を駆け回り、客席に熱を届けていく。
今作で描かれるのは、銀たちが日本各地の強い犬を仲間にし、最後の敵・赤カブトに立ち向かう、というクライマックスの物語。時に笑いも織り交ぜつつも、全編手に汗握る展開だが、赤カブト役のspiが「観劇後、僕は皆様に違和感を残したいと思っております」とコメントを出した通り、ラストにはある問いかけがある。その問いかけはぜひ、劇場や配信で受け止めてほしい。また、これまでのストーリーもダイジェストで描かれるので今作で初めて観劇する人も安心を。
ロック調から演歌調まで幅広い楽曲や、犬の動きが取り入れられた振付も楽しい本作。坂元健児やSpiらミュージカルでも活躍するキャストの歌にも注目して。
公演は11月1日(日)まで天王洲 銀河劇場にて上演中。文:中川實穂