「外よりもきれいな桜が見せたい」ゴジゲン新作『朱春(すばる)』松居大悟・目次立樹インタビュー
「最近はゴジゲンのメンバーも各々の大切な居場所ができはじめて、前はずっとうだうだしていたのに『稽古が終わったら家に帰ります』という感じになってきました。僕はそれが寂しいから、それについてみんなで考えたいなと思っていて。答えは出なくてもいいんですけど」。タイトルを『朱春』にしたのも「『青春』の次は『朱夏(しゅか)』というのですが、僕らは青春は終わったけど『朱“夏”』まではいってない気がする。『朱“春”』くらいがちょうどいいと思いました」(松居)。全員30代だからこその変化。目次はどう感じているのか。「でも、ゴジゲンの稽古と公演の2か月間は、自分勝手でいられる時間なんです。
他のメンバーも他の現場だと“仕事”って感じで、目の色も違うのですが、この中だと緊張もなにもないし、したらいけないこともほとんどない。結構わがままな時間なんだと思いますね」。だから公演を前にした今は「謎のワクワク感と安心感があります。脚本がなくても別に不安はないですし(笑)」と笑う。約4年ぶりの劇団メンバーのみでの上演となるため「コアで狭い話にしたい。あとくだらない話。外よりもきれいな桜が見せたいなと思います!」(松居)という『朱春』は、4月1日(木)