舞台『12人の怒れる男』初出演の藤原祐規と演出・キムラ真、上演直前インタビュー!
大阪公演では関西弁の台詞になるキャストもいると聞き「地元(三重県)の言葉で舞台に立つことなんてなかったから不安しかない」と困ったような表情を浮かべる藤原に、キムラは「“生まれた土地の言葉”でしゃべる方が、役をより自分のものに出来るのではないかという思いもあるし、藤原と4号はどこか似ている気がするんだよね。屁理屈っぽいところとか(笑)」と笑顔を見せる。「屁理屈!(爆笑)。演出家が求めているなら全力でやりますよ!」と頼もしいコメントで応える。
「題名に“怒り”とありますが、怒ることがゴールではなく、そこに至るプロセスが大事。演劇において最終的に理想とするのは「ナチュラル」ではなく「リアル」。観る人にリアルに感じていただけるように、濃密な会話劇の中に引き込むことが出来るように、ひとつひとつのセリフを大事に演じたいと思います」(藤原)
文/撮影:近藤明子