国際芸術祭「あいち2022」新しい形式でセレクトされた第一弾アーティスト発表
片岡真実芸術監督とロゴが掲載されたポスター
2022年の夏に開幕する国際芸術祭「あいち2022」の第一弾アーティスト22組と、愛知県の形をハートに見立てたロゴが発表された。
発表された22組は、本芸術祭テーマ着想の元となった愛知県出身のアーティスト河原温ほか、コロナ禍の影響を感じる作品など、今回の芸術祭の方向性を想像させるラインナップとなった。
「コロナ禍により決定的に違うのは、私含めキュレーターが世界のアーティストについてリサーチできていないということです。しかしそれを補完する形で、世界各国のキュレトリアル・アドバイザーを集め、彼らの推薦作家からセレクトしています。私がこれだけのアーティストをリサーチしていたら、おそらく後5年ぐらいはかかっただろうなという量と、各地域の専門家による非常に質の高い情報が短期間で集まっています。それによってこれまで日本で見たことがないアーティストが多くなるのではないかと思います。全く新しいセレクトで、世界をもう一度シャッフルして、新しい組み合わせを見つけ直すことができるのではないかと思っています」と出演者について話す片岡監督。
最終的には、現代美術80組、パフォーミングアーツ10組程度を予定しているというので、今後の発表にも期待したい。