CEDARがシラーの戯曲処女作『群盗』に挑む 18日開幕へ
と自信を見せる。なんでも18年公演の際は、上演時間4時間だったが、今回は約2時間に凝縮させたそう。全く違った作品に見えるに違いない。
『群盗』は、本来ならば今年6月に上演される予定だったが、コロナ禍ということで、上演が延期になった経緯がある。桧山は「今年は3本の公演が中止になりました。これから先、本当に演劇を上演できるのかと思いながら日々を過ごしてきたので、こうして無事に稽古が終わり、劇場に乗り込めることが何より嬉しいです」と話していた。
主演するフクシノブキも「前回延期が決まった時から、(演じる)カールを温め続けてきた。半年前の自分だったら見せれなかったかもしれない部分を今なら見せられるような気がしています」と熱い思いを語る。
そして、「(公演期間は)クリスマスと被りますし、決してハッピーな話ではないですけど、延期や中止が重なった年の最後に、THE演劇をできることが嬉しいです。お客様にもぜひ純粋に芝居を楽しんでほしい」とメッセージを送った。
公演は2021年12月18日(土)〜26日(日)まで、赤坂RED/THEATERにて。
取材・文・撮影:五月女菜穂