ロームシアター京都と市原佐都子がタッグ『妖精の問題 デラックス』
だから観客は「開かれた作品」としてその世界に深く浸ることができる。今回、「ユーモア」「笑い」の部分では『笑いの哲学』を著した美学者・木村覚をドラマトゥルクに迎え、音楽を手がける額田大志はバンド演奏にバージョンアップしたシーンを、舞台美術を担当する建築集団「dot architects」は観客の視点の自由度を上げたプランを構想している。
作品創作のプロセスも含め「劇場の役割が広がる取り組みをしていきたい」と考える劇場と、国内外から注目される市原による本企画。公演は1月21日(金)から24日(月)ロームシアター京都 ノースホールにて。チケット発売中。
取材・文:安藤善隆