大森南朋、門脇麦出演 コロナ禍の田舎町を描く『ケダモノ』開幕
楽しくも緊張感をもってやらせていただいています(大森)」。
大森演じる手島とつるむ、怪しげな自称・映画プロデューサーのマルセル小林を演じる田中は「マルセルさんと呼ばれているけどその説明がない、いい加減なおじさんの役」と笑う。また作品について、「毎回血を流しながら絞り出してセリフを書いてくる姿に感動して。毎回素晴らしい作品ですが、今回は本当に新しい一面を見られる、自信をもってお届けできる作品になりました(田中)」と自信を見せた。
キャバクラで働き、ある望みをもつマイカを演じる門脇。学生時代に赤堀の舞台を見たときから共演をしたかったという。「脚本があがってくる度に、胸が揺さぶられ、一言演出される言葉だけでも、自分の感性的にすべてにおいて違和感がない。もちろん大森さん、田中さんと舞台でこれだけご一緒するのははじめてで、なんて贅沢なのだろうという時間を過ごしていました」と稽古期間を振り返った。
今作は、大阪、北海道でも上演。大森は「今日やっと初日をむかえることができました。下北沢でしばらくやって、どんどん芝居が変わっていくと思います。どんどん変わっていく生々しい芝居を楽しんでいただきたいです。