「人と人のつながりを大切にしている作品」 高橋惠子主演の舞台『黄昏』開幕へ
「6人しか出ていないんですけど、人と人のつながりを大切にしている作品。コロナ禍で家族ともなかなか会えない状況がある中で、(本作の登場人物たちのように)直接会って、わだかまりを解いていくことはとても大事なことだと思いました」と話していた。
今回から参加となる林は「(共演者の)みなさんが優しすぎた」と稽古期間を振り返りつつ、「僕は21歳。最初に役の年齢を聞いた時に嘘だろ!?と思ったんですけど、みなさん『13歳に見えるよ』と言ってくれたので、13歳を演じられるように最後まで頑張りたいと思います」とフレッシュな回答。
瀬奈じゅんは「お客様に『家族っていいな』と思っていただけるように、そして今の自分にとって何が大切なのか考えていただけるような時間になるように。何よりエンターテイメントの一つとしてとにかく楽しんでいただけるように、精一杯務めてまいりたい」と挨拶し、松村雄基は「生きていくことは本当に苦しいし、つらいことも多いけれど、まんざら悪くないよというエールをお届けしたい」。作中、大きな事件が起こるわけではないし、大きな場面転換があるわけでもない。自然豊かなゴールデン・ポンドの描写を挟みながら、どこにでもありそうな一つの家族の一夏の物語が淡々と描かれている。