くらし情報『殺陣と和太鼓の迫力で、観客を魅了する舞台に』

2022年11月11日 14:50

殺陣と和太鼓の迫力で、観客を魅了する舞台に

殺陣と和太鼓の迫力で、観客を魅了する舞台に

撮影:川野結李歌


11月16日(水)より東京・草月ホールにて舞台『ジパング!』が開幕する。本作の舞台は16の地域からなり、「ジパング」と呼ばれている倭の國。16國のひとつ宮の國では、王・巨埃(きょぼ)の息子、慈陀(じだ)と阿図(あず)が剣と戦鼓――打ち鳴らす音によって戦士たちの能力を高める太鼓の腕を磨き、競い合っていた。ある日、巨埃が暗殺されたことにより、兄弟の運命は激動の渦に飲み込まれていく……。
戦士としての力量に優れ、明るく優しい阿図を演じるのは、佐藤信長。阿図は「強くて、まっすぐで、勇気があって、正しいことは正しいと自分の意志を貫き通す。兄のことも本当に尊敬していて、(物語の中で出会う少年)ククに対してもすごく優しい。本当にいいやつ」だという。

“ザ・主人公”といえそうな阿図だが、佐藤自身とはかけ離れているそう。しかし未熟な部分も描かれ、そこは自分自身と重なっていると感じたのだとか。「それ以外はあまり共通点がないので、今までにない引き出しを開けなくてはいけない」と表情を引き締める。
そんな阿図と深く関わるのが、兄の慈陀と、共に育った摂津。慈陀役の寺西拓人、摂津役の高田彪我をはじめ共演者たちとは、先行して始まった殺陣稽古・太鼓稽古で交流を深めた。

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