くらし情報『舞台版『エヴァンゲリオン』は意外にアナログ!?』

舞台版『エヴァンゲリオン』は意外にアナログ!?

東急文化村がものすごく無謀な挑戦をしたなと(笑)」切り出し、「それでも飛び込んでみたいと思えたのは、体現者としてのいい意味での呪いのような、無謀な挑戦にこそ向かいたくなる。その好奇心が先行したからです」と、役者としての性を覗かせた。ソウシの大学時代の友人で、恋人だった霧生イオリ役の石橋静河は、以前からシェルカウイ作品の大ファンだったそうで、「お芝居を始める前から観ていたラルビさんと、役者として、この場所で出会えたことがとても嬉しいです」と声を弾ませた。

特務機関「メンシュ」の最高司令官・叶サネユキ役の田中哲司は、この前日に初めて稽古場に足を踏み入れたとのことで、「ちょっと動きを見せてもらったんですが、軽く度肝を抜かれました」と驚きの表情。さらに「なんか小さな人形が動いていて……、やっぱり演劇ってこういうことだな、アナログだなって(笑)。演劇のパワーをすごく感じました」と、出演者ながら大きな期待を膨らませていた。

最後に窪田からも、「舞台というアナログな表現で、僕らがどこまで出来るのか。でもそのアナログなものが、デジタルを超える時が必ずあると思っています」と語り、この壮大かつ無謀な挑戦に臨む、強い意気込みを感じさせた。


取材・文:野上瑠美子
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