無理に出そうとしなくていい。存在感は意外なところで出る/誰に見せるでもない爪
という私の間違った“旅の恥はかき捨て”状態に同期は失笑せざるを得なかったようだ。
2泊目以降は「その音なにさ〜」「そりゃ起きるわ〜」「あはは〜(私アラーム止めない)」みたいなやりとりが続いたが、思えば一番最初に「それうるさいって笑」と言ってきた同期は、その後同期の中で一番飲みに行った人だった。
無理に存在感を出そうとしなくても、意外なところから出たものがその後の関係にちゃんと作用してくれる。
今回は、一見存在感のないものがけたたましいものを放つ様子を描いた。
Design&Text/つめをぬるひと
この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
あなたのエピソードを添えて、送ってください。
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「モラトリアム」がテーマの爪です。
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