一級建築士に聞く!まず「設計プラン」で何を見ればいいのか
施主であるあなたは設計の依頼をして、提案プランが目の前に出されたとしましょう。
それを見たとき、おそらくあなたは、ぱっと見て気に入れば「わ~い」と舞い上がってしまうでしょうし、そうでなければ「う~ん」と悩んでずっとそのプランをみつめてしまったりするでしょう。
何がよくて何がだめだと感じたのでしょうか。客観的に提案されたプランのどこを見ればいいのか。
今回は設計者がプランを発想する視点から追っていき、そのポイントを解説します。
設計者はどのようにプランを生みだしているのか!
私が建築プランをどのように発想しているのか。
それは、「建物をどう配置すればいいか」「リビングからそれぞれの個室へどうつなげるか」「敷地から見える美しい風景をどう生かすか」「敷地建てることができる法的面積を有効活用できる方法から探ってみる」など、どういうアプローチがしっくりくるかを確認しながら検討しています。
そして、実際にイメージをかたちにするとき、できるだけ頭の中だけでつくりこまないようにしながら手描きでスケッチを書き、さらに施主の希望や法規、構造等とどう折り合いがつくのかを捉えなおします。
このとき私は「手に脳みそがある」