くらし情報『家の広さを左右する「用途地域」「建ぺい率」「容積率」正しく理解してる?』

家の広さを左右する「用途地域」「建ぺい率」「容積率」正しく理解してる?

■ 実際に建てられる面積を計算してみよう!

各階の床面積が同じ家の想定で、100平米の土地にどれくらいの面積の家が建てられるか、2つの条件で簡単に試してみましょう。
住居

ABC / PIXTA(ピクスタ)
1. 「第1種住居地域・建ぺい率80%・容積率300%」の場合
  • 建築面積は100平米×80%=80平米なので、1Fは80平米以下になります。
  • 延床面積は100平米×300%=300平米
2階建ての場合1F・2Fで80平米×2=160平米<300平米なので可

3階建ての場合1F・2F・3Fで80平米×3=240平米<300平米なので可

この場合建てられる家は「3階建て・240平米」の家になります。
2. 「第1種低層住居専用地域・建ぺい率50%・容積率100%」の場合
  • 建築面積は100平米×50%=50平米なので、1Fは50平米以下になります。
  • 延床面積は100平米×100%=100平米
2階建ての場合1F・2Fで50平米×2=100平米なので可

3階建ての場合延床面積を超えてしまうため不可

この場合建てられる家は「2階建て・100平米」の家になります。

1と2を比較してみると、同じ100平米の土地でも条件によって建てられる家の面積がまったく異なることがわかります。

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