家の広さを左右する「用途地域」「建ぺい率」「容積率」正しく理解してる?
■ 建ぺい率とは?
「建ぺい率」は、(建築面積)÷(敷地面積)×100で求められる割合です。
建築面積とは、建物に真上から光を当てたときにできる影の面積(水平投影面積)のことです。
外階段や1m以下の飛び出しバルコニーは含まないなど除外もありますが、凹凸のない真四角の家を想定しているときは、1階の面積というイメージで大丈夫です。
千和 / PIXTA(ピクスタ)
建ぺい率は用途地域ごとに値の範囲が決まっており、細かい数字は地域自治体が決めています。
インターネットで市区町村名と「用途地域」で検索をかけてみると、マップで正確な数字を見ることができますので、ぜひ一度確認してみて下さい。
■ 容積率とは?
「容積率」は、(延床面積)÷(敷地面積)×100で求められる割合です。延床面積は、各階の床面積をすべて合計した数値のことをいいます。
ABC / PIXTA(ピクスタ)
都市計画で決められている指定容積率か、前面道路の幅員に基づく基準容積率か、いずれかの厳しい方を採用して決まります。
厳しいところでは指定容積率50%のところもあるので、その場合は計算上2階建てはほぼ厳しくなります。