震災から4年…今も被災地では飼い主と離れたペットが放置状態?
いったい、どんな思いで人間を待っているのでしょうか……。
さらにペットたちは、ボランティアによって避妊、去勢手術が行われるもすべての手術完了には至らず、2代目3代目と繁殖しているパターンも。まさに悲劇の連鎖です。
■被災地のペットは私達の想像以上に過酷な状況下
そして被災地のペットたちは、犬と猫で微妙に生活が異なります。
犬たちはボランティアによってハウスが設置され、自由がきく長さを保てるリードにつけ替えられ、繋ぎ止めておけない猫たちは住み慣れた地で給餌ボランティアの訪問を待ち続けています。
ただ冬場は雪に閉ざされるため、除雪をしてもすぐ雪は積もり、飲み水も凍る始末。犬や猫たちは、寒さに震えながらも冷たい氷を舐めて飢えをしのがなければならないのです。
夏場も、毛皮のある犬や猫には過酷です。
そこで池田さんたちは、暑さをしのげるようにハウスに屋根を取りつけたりしているそう。四季を問わずボランティア活動は続いているのです。
被災地にとり残されたペットたちは、愛情を受けながらともに生活してきた過去があるだけに人間への不信感も薄く、ボランティアの訪問に体全体を使って喜びの表現を示すのだとか。