「日本でいちばん心温まるホテル」が7期連続黒字に回復した秘密
「毎日、仕事に行くのがつらい」「自分の仕事に自信が持てない」「仕事にヤル気が湧いてこない」
そんな悩みを抱える方にぜひ一読をおすすめしたいのが、『日本でいちばん心温まるホテルであった奇跡の物語』です。
舞台は、名古屋駅前にあるホテルアソシア名古屋ターミナル。バブル崩壊後、4期連続赤字で倒産寸前だったこのホテルを7期連続黒字にV字回復させ、「日本でいちばん心温まるホテル」と呼ばれるようになるまでのスタッフたちの取り組みが、4つの実話を通して描かれています。
■お客様の幸せのためにまずは従業員を幸せに
会社が経営不振になると、社内のコストカットを行ったり、長年務めてきたスタッフたちをリストラしたりするのが一般的です。
ですが、このホテルを再生するために経営陣がまず最初に行ったのは、お客様の足が遠のき、自信をなくしているスタッフたちの心を回復させることでした。
まずは、暗い雰囲気で、味もいまひとつだった社内食堂をリニューアル。明るいインテリアに変え、最新の大型テレビを設置し、メニューも一新したところ、従業員たちが続々と社内食堂に集まるようになり、ホテル再生のための前向きなアイディアが飛び交うスペースになったそう。