国勢調査は今年で20回目!実は個人情報保護法の対象外だった
と、思ってしまいがちかもしれません。
ですが実は、国勢調査をはじめとする国が行う統計調査は、個人情報保護法の対象外になっているのです。
「国の統計調査によって得られる情報は、統計法によって保護されています。調査員に守秘義務が課せられているのはもちろんのこと、違反した場合には罰則も設けられています。
過去に統計調査に従事していた人にも同様の義務と罰則が規定されています。個人情報保護法が施行されるずっと前から、統計調査は個人情報に細心の注意を払って行われているんですよ」(地方自治体統計担当)
つまり「個人情報保護法」の適用外ではあるけれど、「統計法」という法律によって統計調査の個人情報は守られているということ。
調査員も、ふつうのおじさんおばさんに見えますが、全員が非常勤公務員という身分。情報を洩らした場合は、2年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられます。
個人情報保護法をタテに調査を断ることはできません。
むしろ、統計法13条に「報告を求められた者は、これを拒み、又は虚偽の報告をしてはならない」とあり、調査には必ず報告(つまり回答)しなければならない義務があるのです。■今年の国勢調査に協力しよう!
5年に1度とはいえ、回答するのはなかなか面倒。