90%が実感!相手の目を「10分間」見つめ続けると幻覚が出現
「気持ちがどう変化したか」を聞きました。
■90%の被験者が幻覚を経験!
「現実とのつながりが失われていった」と答えたのは、ペアで見つめあったグループ。まわりの音が大きくなったり小さくなったりして、時間が長く感じられのだそうです。そして、自分がまわりから隔絶されていくような感覚に陥ったというのです。
また、90%が「歪んだ顔が見えた」といい、その4分の3が「モンスターの顔を見た」と回答。そして半分は相手の顔に自分の顔と似た部分を見つけ、15%は相手が親戚に似ていると感じたそうです。
2010年にも、同じような実験が行われています。対象の50人は、それぞれ10分間鏡のなかの自分を見つめ続けるように指示されました。
こちらの実験でも、やはり早い人では1、2分くらいから自分の顔が歪んで見える、動物の顔に見えるなどの現象が見られたということです。
■感覚と認知が影響し合うから?
カプト氏は、お互いの目を見つめることが、人間の認識に影響を与えていると考えています。視覚を脳で認知するプロセスが繰り返されることで、反響に似たなんらかの効果が生まれるということ。その結果、相手の顔が歪んで見えたり、モンスターが見えてしまったりするのではないかという考えです。