なぜ地球以外の惑星に生命が存在しない?原因は「極端な気温差」
太陽系惑星の中で生物が存在しているのは、地球だけだと考えられています。ではなぜ、地球だけなのでしょうか?それはまずハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)と呼ばれる気温が安定している場所に位置しているためです。
では、他の太陽系の惑星はどうなのでしょう?地球のように生物が存在できる環境って、本当にないのでしょうか?惑星の温度に焦点を絞って、考えてみましょう。
■地球は時間や季節で気温が変わる
地球の表面温度は、気温を測定する時間や、季節、そして場所によっても変わってきます。地球は約24時間に1回自転しますが、地球の片側には光が当たらない時間ができるため、昼には気温が上がり、夜には下がります。
また、地球の傾斜軸は、太陽の黄道に対して約23度傾斜しています。そのため北半球と南半球は夏と冬の間、片方が太陽に近づきもう片方は離れるため、季節が真逆になります。
季節の変化がない地域もあり、赤道上では平均気温が他よりも高く、雨季になると気温も少し変化しますが、寒暖の変化がほとんどありません。
これは、赤道に到達する日光の量があまり変化しないからです。
■最高気温と最低気温は163.9度差!
地球表面の平均気温はおおよそ14度ですが、地域によってかなり差があります。