くらし情報『2100年には112億人に!これから直面する人口増加の問題点』

2100年には112億人に!これから直面する人口増加の問題点

しかし兼業農家の増加を考えても、技術の進歩と効率化によって昔よりもより少ない手間で農業は可能。

仕事の面から地域性を考慮してみても、都市部の人口が増えることは必至です。都市部人口の推移としては、1930年は世界の30%、現在は55%ですが、2050年までに3分の2になるとコーエン氏は発言しています。

ちなみに、世界の人口のおよそ半分は、50万~300万人が居住する小都市に住んでいます。そして残りの人々は、100万人から1,000万以上の大都市に居住しています。

後者はほとんどが新興国や途上国、具体的には中国やインド、ナイジェリアなどの都市です。

自然に人口増加した都市部とはまた異なり、ニューヨークや中国の珠江デルタのように都市スプロール現象が見られた場所もあります。都市や地方は、人口が増加するほどに地理的にも拡大していく傾向があるのです。


■人口密度の高い地域は住みづらい?

高い人口密度の地域でも人は生きられます。国連人口局長のジョン・ウィルモス氏も発言していますが、マンハッタンのような人口密度の高い地域でも快適に暮らすことは可能なのです。高物価でもそれに比例する高収入、高学歴な教育を受けるだけの経済力があれば生活でき、暮らしの質は高くなるでしょう。

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