親にコントロールされて育つと60~64歳ぐらいに不幸になる?
13歳から15歳までの調査対象者については3,699人の完全なデータが集まりましたが、60歳から64歳になるころには2,000人ほどに減っていったとか。
調査対象者たちは、アンケートで「親が自分を理解してくれているか」「親がどんな行動をとるか」などを問われました。これは、両親が子どもを心理的にコントロールしようとしているか否かを調査するためです。
■絶対NGな「親のコントロール」はこんな行為
それでは、どんな行為が「コントロール」にあたるのでしょうか。まずは、子ども自身の決断ややり方を妨げることが挙げられます。また、子どものプライバシーを侵害することもある種の「コントロール」です。
そして、子どもを自立的に育てるよりも、自分を頼るように仕向ける、依存させようと仕向ける行為もこれにあたります。親として振舞うとき、ついついやってしまいそうな行為ばかりです。
■子どもが安定した精神で育つには親が重要!
スタッフォード博士は、「この調査は親を責めるためのものではない」としながらも、子どもが社会を生き抜く基盤をつくることができるのは親であるとしています。その上で、博士は過度に「コントロール」