死亡リスクが34%も増える!恐るべき「トランス脂肪酸」の実態
しかし、トランス脂肪酸は1日の摂取量を1%未満に抑えたほうがよさそうです。
なぜならトランス脂肪酸を摂取した場合の全体の死亡率は34%、心臓病での死亡率は28%、心臓病になる率は21%も高くなったというのです。これは無視できない数字です。
この研究はカナダで行われ、41の飽和脂肪酸に関する論文と30万人のデータ、そして20のトランス脂肪酸に関する論文と20万人のデータを分析して行われました。
これらの研究では、それぞれの脂肪以外の要因も関係していた可能性があることがわかりました。
■トランス脂肪酸を避けるには?
食事からとる脂質の量が多くなると、トランス脂肪酸を摂取する割合も増えるといわれています。よって、バランスよく、いろいろなものを食べるようにすることで、トランス脂肪酸の摂取量を減らすことができます。
トランス脂肪酸だけに注目して摂取量を減らそうとするよりも、食塩や脂質全体を摂りすぎないように気をつけることで、より健康な食生活を送ることができるのです。
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やはり食事で大切なのはバランス。ひとつのものを悪者にしないで、全体のバランスを考えて食事を考えたほうがよさそうです。