くらし情報『今世紀末「平均寿命は150歳」になる?そのカギを握る物質とは』

今世紀末「平均寿命は150歳」になる?そのカギを握る物質とは

レスベラトールが多く含まれている飲みものである赤ワインをグラス1杯飲んでも、ほんの数ミリグラムしか摂取できません。ちなみに薬での必要摂取量は数百ミリグラム。食べもので十分に摂ることはできないのです。

レスベラトロールによる治療は、健康に生きられる時間を伸ばし、寿命末期の苦しみを減らすことが目標です。老化や病気を完全になくすわけではないのです。最後は多くの人が、心臓病などの成人病で亡くなるでしょう。

また、2050年以降に生まれた子どもたちは、80歳を超えても健康に過ごすことができ、100歳まで生きられることになります。そして今世紀末には、人々は150歳まで生きられるようになるそうです。


30歳のときに薬を飲みはじめて老化と病気を予防すれば、薬と再生医療のおかげで、寿命が伸びる可能性は高くなります。

■寿命を伸ばす薬が認可される日は?

薬で老化を防ぎ寿命を伸ばせるかどうかの研究は、始まったばかりです。少なくとも他にあと3つほど老化に関係する分子があるといわれています。老化が病気と見なされ、治験ができるどうかについて、FDAとの議論が続けられています。

最近は60歳、70歳の高齢者にも、まだ元気で仕事をしている人が増えてきました。

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