金メダリストの親が明かす「親と子どもの絆をつくる」4つの約束
それにも関わらず、実際には「つぶれていく子どもをみると、親が足を引っ張るケースが少なくない」と勝晃さんは指摘します。
どういうことでしょうか。
親なら、誰しも子どもはかわいいもの。しかし、「子どもを大切にするあまり、結果的に子どもを縛ってしまう親御さんは多いのでは?」と勝晃さんは続けます。
自分たちの子ども以外にも何百人も生徒を抱えたクラブを運営する忙しさから、白井家ではやむを得ず、子どもたちをほったらかしにしてしまっていたそうです。
ところがその結果、白井家の男の子たちは、自分たちでルールを作って遊ぶようになったそう。
さらに勝晃さんは、多くの子どもたちを見てきて、特に男の子は、「与えられたルールのなかでなにかやってもあまり伸びない」ことがわかってきたというのです。
「男の子には自分立ちで決めたがる本能のようなものが備わっていて、人からいわれてやっていると、どこか心が前向きになれないのでしょうね」と勝晃さんは分析します。
■親と子どもの絆をつくる4つの約束
のびのび遊ばせて育てる反面、白井家では、健三くんが6歳になったときにできた4つの約束の存在があります。
一、嘘はつかない
一、約束は守る
一、姑息なことはしない
一、物を大切にする
どれも、人として生きる上で大切なことばかりです。