世界中のお金は「上位のお金持ち10%」が88%保有している?
調査を行ったクレディ・スイスのCEOであるティージャン・ティアム氏は、世界経済を語る上で、この「中流階級」は無視できない存在だと語っています。
「中流階級」が保有するお金は、全部で390兆ドル(約4,680兆円)にもなると推測されています。
ここに分類されている人々は、活発に消費活動を行うと考えられており、これからの経済を担う、主要なマーケットになると考えられています。
■1億2,000万円以上持つのは世界の0.7%
全人口の71%は財産が1万ドル(約120万円)以下で、21%が1万ドルから10万ドル(約120万円から1,200万円)、7.4%が10万ドルから100万ドル(約1,200万円から1億2,000万円)、そして0.7%は100ドル以上(約1億2,000万円以上)。
調査では、貧富の差は2015年半ばまでの約12カ月で急激に広がったとされています。
貧困根絶を目指す組織、オックスファムUKの代表であるマーク・ゴールドリング氏は、この大きすぎる貧富の格差に警鐘を鳴らしています。彼は各国が真剣に格差問題に取り組まなければならないと語っています。
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貯金が120万円から1,200万円ほどの人は日本では珍しくないかと思いますが、世界では上位21%に分類されるようです。