くらし情報『取り除くだけで寿命が「60%延びる」遺伝子が新たに発見される』

取り除くだけで寿命が「60%延びる」遺伝子が新たに発見される

取り除くだけで寿命が「60%延びる」遺伝子が新たに発見される


今日、寿命に関する研究が熱心に行われていますが、10年にわたる綿密な研究を経て、アメリカの科学者たちはある大発見をしました。

それは、老化に関係のある遺伝子が取り除かれると、細胞の寿命は著しく延びるというもの。今回は、そんな老化防止を期待できる新たな遺伝子に迫ります。

■寿命が60%も延びる「LOS1」遺伝子

細胞の研究をしている研究機関ザ・バック・インスティテュート・フォー エイジ・リサーチとワシントン大学の共同研究によって明らかにされたのは、ある遺伝子を取り除くだけで寿命が60%も延びるという新事実。

内容をまとめた論文は、10月に、セル・メタボリズムという学術雑誌で発表されました。調査は顕微鏡を用いて進められ、回虫も含む、約4,700の酵母細胞から特定の遺伝子を1つずつ取り除いていき、その結果もたらされる細胞への影響を分析していきました。

親細胞が分裂を停止する前にどれだけの子細胞が生成されるかが成功の指標となり、238種類の細胞が寿命の延長に関係していることが判明。

そのなかでも注目されたのが、寿命を60%延ばす「LOS1」という遺伝子です。
論文ではこの研究結果がヒトにも適応できることが強調されています。

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