くらし情報『外国人は川柳が作れない?意外と難しい日本語の「5・7・5」』

外国人は川柳が作れない?意外と難しい日本語の「5・7・5」

えーと、では「小さいひらがなは数えません」と説明してはどうでしょう。

「すると、『びっくりした』を5文字のマスで書かれますね」

そうか!あれ?音の数え方って思ったより難しいですね。

「そうなんです。日本人はなにも考えずに『音』を数えることができますが、外国人にとってこれは非常に難しいことなんです」

■「音を数える」概念がない!

「そもそも音を数えるという概念がない人がほとんどです。たとえば英語の『credit card』という言葉は子音と母音がセットになっておらず、はっきり発音しない音がありますよね。音ひとつひとつをはっきりと分けて発音しているわけではないので、音を数えようなんてそもそも思わないのです」

いわれてみれば、『get up』も日本人には『ゲラッ』にしか聞こえませんよね。何音かは数えにくいです。

では外国人に指導する場合はどのように教えるのですか?

「手を叩きながら発音する練習をします。
『キャ・ッ・シュ・カ・ー・ド』など、ただ聞くだけではわかりにくい音の感覚がつかみやすくなります」
日本語の音は『しゃ』『きゅ』などの拗音は2文字で1音、『っ』という促音と『ー』と伸ばす長音はそれぞれ1文字で1音というルールになっているそうですが、手を叩きながら発音することで、体にこのルールをしみ込ませることができるのだそうです。

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