60歳以降はどう過ごす?日本とアメリカ「老後の過ごし方」比較
医療費は75歳になると一割負担で、税金も収入に対してかかるため、年金で暮らしていたなら所得税を払う必要はありません。必然的に、住民税や国民健康保険の額も少なくなります。
ならば、誰がその医療費を負担しているのかという疑問がわきますが、それは若年層が負担しているのです。
日本では、資産は老人に偏っていると考えられていますが、政策として若い人から徴収して老人にばらまく、というスタンスなのです。
若い人にとっては厳しいですが、老人にとってはありがたい話ですね。
■アメリカでも多い年金暮らしする人たち
アメリカも、60歳を超えたら年金暮らしの人が多いのです。そして老齢年金だけでなく、遺族年金や障害年金があるのも日本と同様です。
ただしアメリカは格差が激しく、平均的な生活モデルを出すのはなかなか困難です。
また、平均の枠に収まるのを嫌う国民性でもあります。
ですが試算として、最後の年収の11倍という数字があげられています。定年前に700万円なら7,700万円。大変な額ですね。
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日本とアメリカを行き来する人のなかには、「老後はやはり日本で」と考えている人も少なくないようです。理由は、医療レベルの高さと、費用の安さ。もしも選択肢があるのなら、老後は日本で暮らす方がいいのではないでしょうか。
(文/渡邉ハム太郎)