40歳を超えると女性より男性の方が記憶力低下してしまうと判明
とクリフォード医師は述べています。
ちなみに、女性の中には閉経のため50歳までにエストロゲンがなくなってしまう人もいますが、だからといってすぐに影響がなくなるわけではありません。
毎月、生理痛で不快な思いをしている女性達も多いわけですが、エストロゲンの役割を知ると少しは憂鬱な気分にも目を瞑れそうですね。
一方、神経学者のチャールズ・デカルリ博士は「エストロゲンだけでなく、プロゲステロン、黄体形成ホルモン、血液量も関係している。そもそも男性は女性と同レベルの記憶水準を達成することはできず、それは男女の脳がそれぞれ異なった方法で発達するからである。
さらに人類学的にみて、女性は本来の進化に止まらず必要な情報を察知し記憶するために脳機能を自ずと発達させてきたが、男性はそういった側面を持ち得ていないという結果にもつながる」と述べています。
女性と男性では脳の結合や連携が異なることは既にわかっています。例えば、男性は1つのことにしか集中できないのに対し、女性は幅広く物事を認識し周囲のあらゆる変化に敏感ですよね。
他にも、女性は血管疾患に対するリスクが少ないことが挙げられます。
クリフォード医師は「高血圧、糖尿病、喫煙など、昔から男性は女性よりもかなり高いリスク要因を持っていて、血管に害を与えるものは同時に脳にも害を与える」