研究でルービックキューブを元に戻す「神の数字」が特定される!
を数学的に必死に解いていたなんて、想像するとちょっと面白いですよね。
そもそも最初は、1981年に「神の数字は52以下」ということがアメリカの数学者ダグラス(父はノーベル物理学賞受賞者)によって証明されていました。
■神の数字はどんどん52以下になっていた!
その後の進展ですが、1995年に数学者のマイケル・レイドが「29以下」と証明し、2005年に数学者のシュテラドゥが「28以下」と証明しました。
そして2007年にはノースイースタン大学のジーン・コッパーマンが「26以下」と証明し、2008年にはスタンフォード大学のトマス・ロキッキが「22以下」と証明しました。
どんどん縮まっていき、ついに2010年にアメリカ・ドイツの共同研究グループにより最終的な解明に至ったのです!
なぜ最終的かというと、ルービックキューブの動きのすべてのパターン(4,325京2,003兆2,744億8,985万6,000通り)を解析して得た結果だから。
そして得た神の数字が、20だったのです!どんな状態のルービックキューブも20手あれば、元の6面揃った状態になることを解明できたのです。
解明チームの一人である、ケント州立大学のモーリー・デビッドソン助教授は「7歳の誕生日にルービックキューブを買ってもらい、その時から謎を解明する!」