ショック!私達の歯は気付かないうちに少しずつ無くなっている?
弥生時代の人がのんびりしていたというと、そうではありません。調理されていない固いものを自分のアゴで噛む必要があったため、そんなにも時間がかかっていたのです!
しかし、現在は基本的にすべて調理済みのものを食べるので、こんなにも差が出ています。これなら、確かに昔のような大きいアゴと沢山の歯は要らないのかもしれません。
ちなみにこの進化は、現在も続いている真っ最中です。
日本小児歯科学会が2011年に発表した調査でも「歯の数がもともと少ない児童は現在1割程度」と発表され話題に呼びました。つまり1割の子どもは、すでに28本以下になっていて進化済みなのですね。
やがて22本にまで減ると予想されていますが、上下11本ということです。
随分スカスカな感じがしますが、それは口の大きさに合わせたものなので、みんな小口ということ。
よく宇宙人のイメージイラストを見ると口が小さいですが、それもホントなのかもしれませんね。
歯はリアルタイムの人類進化を感じられる数少ない器官だった、というお話しでした。(文/シール坊)