夏にエッフェル塔は伸びている?このトリックの意外な真相とは
と言いたいところですが、実は異なります。
1889年に立てられたエッフェル塔より1958年に立てられた東京タワーの方が建築技術的に見て進歩しているわけです。また、使った鉄もエッフェル塔の約半分程度だそうです。
そのため高さの変化も半分弱。3~5センチ程度といわれています。
それでも、夏には少しばかり高さが変わります。夏は東京タワーも、こっそり背伸びをしているのですね。
では、634メートルのスカイツリーは伸びているのでしょうか?
こちらは、さらに最新の技術と鋼鉄材を使っていることもあって、ほとんど変わらないということです。
どうせなら、高さを活かして「夏は20数センチ高くなります。これぞ展望日本一!」と自慢してほしかったのですが、意外と堅物ですね。
それでも鋼鉄材ですから、ちょっとは背伸びしているはずです。
建物が夏になるとこんなふうに背伸びしていたなんて、ちょっと意外ですよね。私たちもエッフェル塔を見習って、ちょっと背伸びをしてがんばってみたいところです。(文/シール坊)