そんな日が続き11月になると気象庁から雨季開けが宣言され、乾季に入りタイ観光のベストシーズンがやってくる。
確かに観光には乾季がベストとは言われるが、雨季も捨てたもんじゃないと思う。都市部では冠水や洪水といった迷惑さがクローズアップされがちだが、雨が降ると木々や田畑の緑が鮮やかになる。確かに「Rainy Season」ではあるのだが、雨季のアジアは「Green Season」でもある。雨季の晴れ間の青空は大気中のチリもなく、緑豊かな豊潤なアジアの自然を見られる絶好のチャンスでもある。
雨が降った朝は涼しく過ごしやすい
大粒の雨が容赦なく叩きつける
雨が降ると道路は水浸し。冠水も雨季の風物詩だ。
雨の降った後の夕方。夕日がキレイに見られることも
(text & photo : 中島貴義)
熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」
その他の記事を読む>