くらし情報『「え?血便…!?」痔と思い込んで放置は危険!大腸がんの可能性も【医師監修】』

2023年8月17日 10:10

「え?血便…!?」痔と思い込んで放置は危険!大腸がんの可能性も【医師監修】

(里村先生)。

血便から考えられる病気とは

トイレの便座に座る女性


血便が出たら、どんな病気が考えられるのでしょうか。

「多くは痔かポリープなのですが、主に以下のような病気が考えられます。

  • 痔→鮮血便。肛門から少量~多量に出血。
  • 直腸ポリープ、直腸がん→鮮血便。肛門から少量出血。
  • 結腸がん、感染性大腸炎、虚血性腸炎→暗赤色便。
    大腸から少量~多量に出血
注意すべきなのは、痔の出血と直腸からの出血が同じ鮮血便で、間違えやすいということです」(里村先生)

痔と大腸がんの見分け方は?
「痔は肛門の周囲に痛みがあるのが特徴です。また、いぼ痔の場合は排便時に飛び出してきます。大腸がんは、ステージⅠの早期までは自覚症状がほとんどありません。痛みがないのに血便が出るときは、大腸がんとは特定できませんが何らかの腸疾患の可能性があります」(里村先生)。

血便が出たらどうする?

受診のイメージ


肛門科か消化器内科を必ず受診を
血便が出たらどうすれば良いのでしょうか。

「肛門に痛みがある場合は痔の可能性が高いですが、自己判断せず、肛門科または消化器科のある内科を受診しましょう。

万が一、大腸がんと診断されたとしても、大腸がんは早期に治療すれば『治りやすいがん』の一つです。

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