地球温暖化に影響 異常発生するカリブ海の海藻サルガッサムから「生分解性プラスチック」を作ることに成功 「脱炭素」の実現へ
石油を一切使っていないため、廃棄しても二酸化炭素の排出がなく、分解されて100%土に還ります。
■コストカットも実現し、「脱炭素」へ
GSアライアンスではこれまでも、セルロースナノファイバーや木、土などを成分とした生分解性プラスチックの開発を行い、カトラリーやネイルチップなど「土に還るバイオプラスチック」の商品化を行ってきました。しかし、石油を使ったプラスチックに比べ、生分解性プラスチックはコスト面が課題でしたが、今回のサルガッサムを使った生分解性プラスチックは廃物物(海藻)を使用しているため、以前よりも、安価に作ることを可能としました。
今後は、海外、日本国内からの投資家、協業企業などと協力し、米国、カリブ海地域、南米での事業展開を進めながら、「脱プラスチック」「脱炭素」「海洋環境改善」を進めてまいります。
【開発者の想い】
兵庫県川西市にあるGSアライアンスは、プラスチックごみ問題を今後絶対に避けては通れない社会課題とし、自然に還る生分解性プラスチックの開発・研究を続けてきました。日常の中から少しずつプラスチックの利用を減らしていけたら、という想いで製品を日々、生み出しています。
母体は、昭和13年創業の色材メーカー(冨士色素株式会社)