くらし情報『五島列島が抱える「未利用魚」を幼なじみの友人と協力して商品化 大阪から移住してきた釣り人がドッグフードで島おこし』

五島列島が抱える「未利用魚」を幼なじみの友人と協力して商品化 大阪から移住してきた釣り人がドッグフードで島おこし

【地元の魚を活用しペットフードへ】
長崎県五島列島でも未利用魚の廃棄問題は漁師さんたちの悩みの一つです。五島列島最大の島、福江島で遊漁船の船長をしている藤田 優雅さんは近海で釣れる魚アイゴが大量に破棄されているのを目の当たりにして捨てられる魚を何とかしたいと思いました。アイゴに関しては昨年1箇所の定置網だけで、2t前後の廃棄処分が出ています。アイゴは「鯛にも勝るうま味」と言われるくらい地域によっては高級魚とされながらも毒のあるトゲのせいで厄介者とされていました。なんとか活用できないかと2020年9月開発を始めました。

人間の食用にするには、品質を維持するために素早い処理が必要になります。ペット向けならば処理時間をこれほど気にせずに済むため、魚をペットフードにする事業に乗り出しました。当初は材料の確保、加工工程での人員の確保が出来なく困った時もありましたが地元の方々に協力していただき、開発から6ヶ月後の2021年2月、ペット用のジャーキーが完成しました。
魚は肉と比べて消化がよく、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は犬の皮膚や毛などの組織を作る上で非常に重要な栄養素が多く、発売開始後は販売サイトでの口コミ評価が高く、Instagramなどで拡散されて人気になり、2022年2月のナゴヤドームのイベントでは1日で250個完売しました。

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