2022年11月25日 13:30
嵐電に奄美大島・龍郷町(たつごうちょう)PR電車が登場
(龍郷町公式ホームページより引用)
「龍郷柄」は奄美の植物アダンの葉でつくったガジモシヤ(風車)を図案化した細かい連続模様で、娘を嫁がせる時に持たせたと言われています。秋名の伝統柄「秋名バラ」の「バラ」は琉球語でザルを意味し、全体に黒っぽいザルの格子柄に赤や青の十文字が交差した模様で、全体的に落ち着いた雰囲気ですが、近づくとアクセントの十字が、味わい深い華やかさをかもし出します。
龍郷町嘉渡の夕暮れ
座席シートで使用する「龍郷柄」(左)と「秋名バラ」(右)
■西郷菊次郎(1861~1928)
西郷隆盛の子として奄美大島龍郷で生まれ、政治家・外交官として活躍しました。初代京都市長・内貴甚三郎の後任として1904年から1911年まで京都市長を務め、「第二琵琶湖疏水開削」「上水道整備」「道路拡築と市電敷設」を「京都市三大事業」と呼び、「京都百年の計」として推進しました。
■京福電気鉄道嵐山線(嵐電)
西郷菊次郎市長の在任最後期の1910年、嵐山(らんざん)電車軌道(株)が四条大宮~嵐山間に開業させた電気鉄道で現在の嵐山本線。その後同社は、琵琶湖疏水蹴上水力発電所から電力供給を受けていた電力会社・京都電燈(株)