株式会社NTTデータ経営研究所、パイプライン等を用いた水素利活用の実現可能性調査について東京都と協定を締結
水素社会の実現に向けては水素の需要創出とそれに見合う水素供給量を確保する必要がありますが、コストなどの課題から社会実装が進んでいませんでした。
NTTグループでは輸送に係るコストを最小化するため、とう道※・管路などのインフラを活用した水素利活用について検討しており、今回の東京都の検討事業注1に採択されたことを受け東京都空港臨海部における水素社会の実現をめざしていきます。
図1. バリューチェーンのイメージ
【概要】
■事業の目的
空港臨海部におけるパイプライン輸送などによる大規模な水素供給・利用に向けた体制構築に関する検討を主導的に進めることを目的とします。
■事業の概要
「つくる」「はこぶ」「つかう」それぞれの個別検討と「バリューチェーン全体」における事業性やロードマップに関する検討を行います。
・水素製造に関する調査・試算
・需要調査
・水素利用設備の技術開発動向の調査
・CO2削減量の試算
・パイプラインの敷設・運用コストの調査等
・とう道・管路・NTT通信ビルの調査等
・事業性シミュレーション、ロードマップの作成等
(注1)公募の詳細につきましては、以下の東京都産業労働局ホームページをご参照ください。