マティアス・ゲルネ&マリア・ジョアン・ピリス「冬の旅」、11月2日(土)サントリーホールにて開催!
詩的で繊細なピリスのピアノと響きあい、唯一無二の「冬の旅」をお聴きいただけます。
このコンサートは日本でたった1回だけ、サントリーホールのみでの公演となります。
聴き逃せない歴史的な共演にご期待ください。
マティアス・ゲルネ
マリア・ジョアン・ピリス
≪マリア・ジョアン・ピリスとマティアス・ゲルネの「冬の旅」に寄せて≫
2018年にピリスが引退宣言をして姿を隠した時、ピリスの音楽を愛する者は悲しい思いをした。その後、前言を撤回しピリスは帰って来てくれた。しかし、1944年生まれのピリスにとって、ピアニストとしての残された時間がそう多くないことは、彼女も我々も知っているはずだ。そのピリスが、マティアス・ゲルネと共にサントリーホールで何とシューベルトの「冬の旅」を演奏してくれるとういう。筆者のようなピリスのオールド・ファンは1969年のピリスの初来日が、ヴァイオリニストの塩川悠子の共演者としてであったのを覚えている。そのピアノが余りに素敵であったことが日本のDENONでの「モーツァルトのピアノ・ソナタ全集」の録音につながり、そのディスクがADFディスク大賞を受賞したことによってピリスは国際的な評価を獲得したのだ。