恋愛情報『ゲイ当事者だと職場でカミングアウトした僕の、リアルな生活 #10』

2018年5月22日 21:30

ゲイ当事者だと職場でカミングアウトした僕の、リアルな生活 #10

月に1度、みんなの前で話をして良いという習慣がある、僕の会社。僕はそこで、LGBTの広告についてプレゼンテーションをしました。「LGBTを知っていますか?」という質問に対して挙手をしたのは8割程度でしたが、深くは知らないという人がほとんど。「僕自身ゲイですが、世界にはこうしたLGBTに関する広告があります」と、世界のLGBT広告の動向を伝えるとともに、ゲイ当事者であることをカミングアウトしたのです。

10分程度のプレゼンテーションでしたが、資料が欲しいと言ってくれる人や、これまでの発表で一番良かったと言ってくれる人もいました。僕は、雰囲気が変わったなと感じました。カミングアウトしたことで、同僚とより打ち解けて話せるようになり、クリエイティビティも上がったと実感しています。風通しも良くなり、広告にLGBTカップルを入れるなど、今までできなかったことにもチャレンジできるように。


2016年には、LGBTに関する広告を制作して海外の賞を受賞しました。マイノリティが元気だと会社も元気になると考えています。自分らしくいられることが、あらゆる発想の原動力にもなり得るのです。

アウティングされたことは不本意でしたが、結果としてポジティブな方向に進みました。

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