2022年11月17日 20:30
アラフィフ人妻と不倫関係に…22歳男性が辿る「取返しのつかない哀れな末路」
2702号室のチャイムを鳴らしてドアが開くや否や、白くて大きなプードルが飛びついてくる。
「あらあら、ごめんなさいね。ダメでしょ、ジェリーちゃん」
ふわふわの白スリッパに、膝丈のかわいらしいエプロンを身につけた香織さんが謝る。
「い、いえ。大丈夫です。ウォーターサーバーはこちらですね。ちょっと見させてもらいます」
ウォーターサーバーの部品を取り外し、修理開始。修理のあいだ、なぜか香織さんは舐めまわすようにこちらを見てくる。
「どうかしましたか?」
「ううん、お兄さんって、最近学園モノのドラマに出てるあの俳優さんに似てるなぁって。えーっと、Tくん」
「いやいや、そんな、芸能人に似てるだなんて」
「本当よ。すごくかっこいい。このあと何もないなら、誘いたくなっちゃうくらい」
「いやあ」
「よかったら、ここに連絡して。もちろん、その時間のぶんのお手当ては渡すから」
そう言って香織さんは部屋を出ていった。これって、いわゆるママ活か?連絡したら、一体どうなるんだ。お茶するだけか。それともホテルに行く感じ?手当てって、いくらなんだ。
ペット用カメラのレンズがグルンと動いて、蓮を写す。