刺されるかと思いました… 上司との密会が妻にバレた女性の「社内不倫の末路」【後編】
会話を続けるうちに角谷さんの声のトーンがどんどん低くなっていき、私は出張だと嘘をついたことがバレたんだなと思いました。
どうやら、出張の回数が多いと感じた妻が会社に問い合わせ、嘘が発覚したようです。すると突然、“妻が話したいと言っている”と言って、角谷さんが私にスマホを渡してきました」
不倫相手の妻から呼び出され…
「激しく罵られるかと思って構えていたものの、妻は意外と冷静な口調でした。淡々と何かを言われたのですが、私はかなり動揺していたので何も頭に入ってこず、ただ“はい”と返事を繰り返すことしかできませんでしたね。
最後に“一度、二人で会って話をしましょう”と言われ、私は我に返って指定された場所と時間をメモしました。その日の記憶はおぼろげで、どうやって角谷さんと別れてどうやって帰ったのか、ハッキリと覚えていません。
そして週末、角谷さんの妻と会う約束をした日がやってきました。彼があれほど恐れている妻です。
もしかしたら刺されるかもしれない……なんて恐怖心を抱きつつも、意を決して指定されたカフェに向かいました」
束縛妻から提示された条件
「角谷さんの妻は強そうなイメージを持っていましたが、実際に対峙すると、小柄で一見おとなしそうな女性でした。