「サレ妻が仕組んだ強烈な罠にハマり職を追われました」38歳社長秘書が迎えた「凄まじい顛末」【後編】
この日を境に真帆さんは、新社長の美鈴さんに冷たく当たられるようになります。
「美鈴さんはあからさまに私を追い詰めてきました。彼女は私たちの不倫の件から、移動をタクシーから運転手(康之さん・仮名・40歳)付きの車に変更して。
私が車の見送りをすれば『あなたの顔なんて見たくない!』と怒鳴られ、帰ってくれば『スケジュール管理がなっていないから疲労困憊になるのよ』と言いがかりをつけられる始末。そんな様子を見た運転手の康之さんが『あんな言い方しなくてもいいのに』と私に同情してくれたのですが…。
周りの部下は普段厳しく接していたこともあって、みんな美鈴さんの味方になっており私は完全に孤立してしまいました」
しかし、生活していかなければならなかったので、真帆さんはそう簡単に仕事を辞めるわけにはいかなかったと言います。
「社内は私と匠さんの不倫の話題で持ちきりでした。結局のところ自分が悪いのだけれど、周りから白い目で見られてやりきれない気持ちでいっぱいに…。
そんな時、運転手の康之さんから『かわいそうで見ていられない』と言われ駐車場で急に抱きつかれて。
本来なら、すぐに彼の腕を振りほどくべきだったのですが、メンタルが弱っていたこともあり誰かに寄りかかりたい気持ちから、私はそのまま身を任せてしまったのです」