不倫は罪深い行為です。もし及んでしまったのなら、それ相応の代償を払うことになるでしょう。代償の払い方というのも人それぞれ違います。そこで、今まさにその状況にあるという男女に、“絶望的な現在”について語ってもらいました。養育費のため働き詰めに「4年前、私の不倫により妻と離婚をしました。もちろん私が悪いため、慰謝料を払い、子どもの養育費を払うことを約束。弁護士を通してしっかり書類を作って契約を交わしました。その後、社内不倫だったこともあり、会社に居づらくなって退職。転職したはいいものの、そこの給料が低く、養育費を払うために夜も別のところでアルバイトをしなくてはならなくなりました。そんな生活をもう2年以上続けています」タカシ(仮名)/31歳昼も夜も働き詰めの生活。子どもが自立するまで続くのかと思うと、なかなかつらい状況だと言えるでしょう。子どもから「会いたくない」と言われ「以前、家庭があるにもかかわらず、私はある男性を好きになり不倫をしてしまいました。その際、子どもをほかに預けるなどして出かけ、育児が疎かになり、離婚の際に親権が夫側にわたってしまいました。でも、月に1回は会えるという条件だったので、その日を楽しみに生活。そしていざ、約束の日を迎えたときです。なぜか夫しか現れませんでした。“あの子が会いたくないと言っている”と言うのです。そんなはずはないと電話で子どもと話をしましたが、“会いたくない”とハッキリ言われてしまいました。子どもの気持ちが落ち着くまで様子を見ようということですが、いまだに会えていません」マイ(仮名)/29歳子どもが会いたくないと言うのならば、強制はできません。自分の犯した罪がそこまで深かったということを痛感したことでしょう。生活が落ち着いたところで慰謝料請求「私の友人が職場の上司と不倫をして、それが原因で離婚をしました。離婚後は身辺がバタバタしてかなり大変そうでした。ひとり暮らしを始めて2年ほどして、ようやく生活も落ち着いたであろう頃です。友人から連絡があり、“不倫相手の妻から慰謝料を請求された”と報告を受けました。なんでも相手方の怒りが収まらなかったらしく、慰謝料請求が時効を迎える前にそういった手段を取られたそうです。その結果、再び友人の生活が不安定になってしまっています」リョウコ(仮名)/30歳慰謝料の請求には時効があります。そのあいだはいつ請求が来るか分からない状態ということ。気の休まらない時間が続きます。妻からの条件をのむしかない生活「3年前に、つい出来心で女性と関係を持ってしまい、それが妻にバレてしまいました。離婚をしたくなかったので、妻の条件を受け入れる形で許してもらったのですが……その条件というのが、“LINEをいつでも見られる状態にすること”“お小遣い制にすること”でした。今は、家ではスマートフォンはロックをかけず、妻は見放題。お小遣いもギリギリで、どこにも遊びにいけません。正直、何を楽しみにすればいいか分からない状態が続いています」ゲン(仮名)/34歳軽率な行動により、自由を制限される生活となってしまったようです。離婚を選ばないのであれば、妻の許しがあるまで受け入れるほかないのでしょう。“不倫した男女の絶望的な現在”をご紹介しました。どなたも悲惨な現状を迎えているようです。過ちを犯したことは確かですから、しっかり受け入れて再生への道を歩んでいくしかありません。©milatas/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月25日真琴さん(仮名・28歳)は、就職後しばらくして父親を亡くしました。遺品の整理中、スマートフォンに残っていた不倫相手と思わしき女性とのメールのやり取りを見つけてしまったのだそう。いったん封印したものの、2年後にその女性から「渡したいものがある」というメールが届き、直接会うことに…。相手は、サチコさん(仮名)という60代の女性。父親が用意していたという真琴さんへの就職祝いを受け取ったそうですが、その後どうなったのでしょうか。女性と父親の関係「サチコさんから父親との関係について話を聞きました。父親とは仕事関係で知り合い、10年以上の付き合いだったそうです。知り合ったとき、すでにサチコさんは夫を病気で亡くしていました。サチコさんには、私と同じ歳くらいの娘がいるらしく、女性二人での生活は何かと大変だったそう。それで、同じ娘を持つ立場の父にいろいろと相談をしているうちに、親しくなっていったとのことでした。深くは聞きませんでしたが、やはり不倫関係だったのだと思います」「渡すときに取りに来る」と言ったきり…「サチコさんから受け取った、父からの就職祝いのプレゼントを開けてみると、中にはペンのセットが入っていました。父は私の就職をとても喜んでいて、サチコさんに付き合ってもらい、職場で使えるようにと購入してくれたようでした。プレゼントをいったんサチコさんに預け、“娘に渡すときに取りに来る”と言っていたそうですが、結局そのまま亡くなってしまったんです。私は就職と同時に実家を出てひとり暮らしを始めましたが、そのことについて“寂しい”とこぼしていたそう。当時、父はまったくそんな素振りを見せなかったので意外でした。サチコさんは、“やっと渡すことができた”と安心したように言いました。ずっと胸に引っかかっていたようです。こうしたサチコさんの穏やかな人柄に、父も安らぎをおぼえたんだろうなと、なんとなく納得できました」母親からの急な電話「サチコさんと会ってから半年ほど経ったころ、母から急に電話がかかってきました。“あの人、不倫してた”と言うのです。どうやら父親のスマートフォンを見つけ、メールを覗いてしまったようでした。母はかなり怒っていて、“訴える”と声を荒げていました。私はなんとか冷静になるように言い聞かせ、“話を聞くから”と、久しぶりに実家を訪ねることにしました」「不倫相手を訴える」と言う母親に対して…「私は母に、すでに遺品整理の際に父のスマートフォンを見ていたことを伝えました。相手の女性の存在も知っていて、連絡があったことも。そして、実際に会って、父の残したプレゼントを受け取ったと報告しました。母は“あり得ない”と激怒し、“相手の女性を訴える”と言いました。母が怒るのも理解できます。信じていた夫がほかの女性と会っていたなんて、裏切り行為ですから。ただ、父が亡くなったのはもう2年も前。ここで事を荒立てては父も浮かばれないだろうとなだめました。そこで母も大人しくなり、以来、一切この件に関して触れることはなくなりましたね。サチコさんともあれきりです。今は私も結婚し、出産もしました。母は孫をとても可愛がってくれています。父の不貞のことも吹っ切れたようで、相変わらずエネルギッシュに元気でいてくれていることに安心しています」“父親の死後に不倫を知った女性の告白”をご紹介しました。不倫をしたという事実は亡くなってからも消えません。のちにこうして親子関係に不和をもたらしてしまうこともあるでしょう。真琴さんのケースは結果的に丸く収まったようですが、同じ轍を踏まないよう心掛けたいものです。©tomoco_sozai/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月24日自分の身近に不倫をしている人がいるというケースもあるでしょう。それを知ったとき、どうすればいいか戸惑うかもしれません。真琴さん(仮名・28歳)もかつて父親の不倫を知ってしまったらしいのですが、それが少し特殊なケースだったそう。当時の状況を詳しく伺いました。父親が亡くなり、遺品を整理することに「5年前、私が就職してしばらくしたタイミングで父が亡くなりました。父はもともと持病があり、病院通いをしていたこともあって、亡くなっても失意の底に沈むということはありませんでした。葬儀が終わり、実家で母と、父の遺品を整理していたときです。父の使っていたスマートフォンがあったので何気なく電源を入れてみました。すると、充電は残り僅かでしたが、開くことができました」スマホに残された不倫の形跡「パスワードも設定されていなかったので、そのまま中を覗き、なんとなくメールを開いてみました。すると、知らない女性の名前があったんです。頻繁とまではいきませんが、多くやり取りをしているようでした。メールの内容も、さほど感情が込められたものではありませんでしたが、会っているような形跡はあり、もしかしたら男女の関係のあった人なのかな…という印象を受けました。私の母は、ヒステリックで口うるさいタイプ。私も衝突することが多く、正直あまり好きではありませんでした。父に対しても邪険に扱っている姿を見ており、たまに可哀そうに思うことも。なので、父にそういう女性がいたとしても仕方ないのかな……と思ってしまって。事実は定かではありませんでしたが、このことは母に伝えず封印することにしました」2年後に知らない女性からメールが…「父の死から2年経ったころ、私のSNSのアカウントに知らない女性からDMが届きました。丁寧な挨拶が添えられ、“お父様と親しくさせていただいていた”との内容があり、父のメールの相手の女性だと察しました。そこで、“お渡ししたいものがある”と言うのです。なんでも、それは父から預かっていたものだそうで、送付でも直接渡すのでも構わないとのこと。父の死から時間も経過していたし、どんな女性かも気になったので、私は直接会って受け取るほうを選びました」女性から受け取ったもの「ある駅の近くにあるファミリーレストランで待ち合わせをしました。女性は60代で、名前はサチコさん(仮名)。穏やかな雰囲気の小柄な方でした。サチコさんは、父から預かっていたものをどうしても私に渡したいと思っていたそう。どうしたらいいのか分からず、知り合いに相談したところ、SNSを通じてメールを送ってみるのはどうかと言われたのだそうです。“遅くなって申し訳ありません”と言われ、そのものを差し出されました。手に乗るくらいの大きさの、包装されたものでした。それは、父が私のために用意した就職祝いのプレゼントでした。こんな経緯で父からのプレゼントを受け取ることになるとは……と、感慨深い気持ちになりましたね」“父親の死後に不倫を知った女性の告白”をご紹介しました。まさか父親の死後にそんな事実を知ることになるとは思わなかったはず。時間が経過しているからこそ、冷静に受け止められたのかもしれませんね。©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月24日不倫はパートナーを裏切る行為。罪深い行為であり、いつかは相手にもバレて、痛い目を見ることになるでしょう。それが発覚するキッカケは、思いがけない人物からの密告による場合もあります。そこで今回は、“不倫発覚につながった意外な密告者”について、経験のある男女に話を伺いました。親友が呆れ果てた末に「元夫には、親友と呼べる友人Aさんがいました。私も何度も会ったことがあり、親しくしていたんです。ある日、Aさんから電話がかかってきました。内容は、夫の不倫を告げるもの。実は以前から知っていて、何度も止めたそうです。それでも夫は関係を続けたため、呆れ果てたAさんは、私に報告することを決めたそうで、なぜか“申し訳ない”と謝られました。その後、夫を問い詰めて、Aさんに聞いたと伝えるとあっさり不倫を認め、離婚となりました」アイ(仮名)/30歳親友として悪事を見過ごすことができなかったのでしょう。悪いことを悪いと指摘できるのが、親友。友人の行動は間違っていないはずです。隣人からの手紙「ある日、ポストを覗くと手紙が入っていました。何も書いていない封筒に1枚だけ紙が入っていて、パソコンで打ったと思われる短い文章で“〇月〇日に夫が女性を部屋に入れていた”という内容が書かれていました。その日はちょうど私が実家に帰省していたときで、信憑性を感じましたね。そのあと夫のスマートフォンを覗くチャンスがあり、LINEを見て女性とのやり取りを発見。私がいなかった日に、会う約束をしていました。あの手紙が誰から届いたのかはわかっていませんが、おそらくマンションの隣の部屋の人からだったのではないかと思います」アキコ(仮名)/33歳近くで生活していると、隣の部屋の様子も目につきやすいもの。見かけない女性を家に入れる現場を目撃して、見過ごせないと思ったのかもしれません。義母から申し訳なさそうに「数年前のある日、急に義母から、“今から行ってもいい?”と電話がありました。家にやって来て、申し訳なさそうに“息子には他に女性がいるかもしれない”と言われたんです。夫が実家に戻ってきたときに、部屋から電話での会話が聞こえたそう。相手は明らかに女性で、内容も男女の深い関係を匂わすものだったらしく…。“間違っていたらごめんなさい”と言われましたが、なんとなく私にも思い当たる節がありました。その夜、夫を問い詰めました。最初は否定していましたが、“じゃあLINEを見せて”と言うと急に黙り、不倫を事実だと認めました」ユキ(仮名)/29歳夫は実家で気を抜いていたんでしょうか。まさか身内から密告されるとは思ってもいなかったかもしれません。子どもの何気ない会話から「以前、私は不倫をしていました。ある日、実家に預けていた息子を迎えに行くのに、途中まで不倫相手の彼の車で送ってもらったときのこと。彼の車は海外製の少し珍しいタイプのスポーツカーだったのですが、そこから降りるところを、息子が偶然見かけてしまったようなんです。そしてその夜、夫がいるところで、“ママがに乗っていた”と車種を特定して言ってしまったのです。息子はちょうど車にハマっている時期で、車種を認識していたようで…。その場はごまかしましたが、夫は疑っていたようです。SNSから私の知り合いを探り、その車に乗っている人物を見つけ出して、不倫が暴かれてしまいました」ナオ(仮名)/31歳息子にとっての何気ない発言が、不倫発覚のキッカケとなってしまったんですね。そもそも実家へ子どもを迎えにいくのに、不倫相手に送ってもらったこと自体が間違いだったのでしょう。“不倫発覚につながった意外な密告者”をご紹介しました。世のなか、誰がどこで見ているか分かりません。不倫は思いがけないところから発覚してしまう場合もあります。誰にも見つからないことなど絶対にないと思うべきなのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©ponta1414/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月23日病院に勤めている助産師の沙和さん(仮名・38歳)。結婚当初から子どもを望んでいたものの結局授からず。その影響で夫(哲也さん・仮名・40歳)との関係も冷めていくばかり。そんな時、病院に通院する患者さん(芹花さん・仮名・25歳)の夫(晴人さん・仮名・26歳)に一目惚れしてしまって。沙和さんからのアプローチで、二人はやがて不倫関係に。しかし、ある日突然彼に別れを告げられてしまいます。突然不倫相手に捨てられてしまった沙和さん。夫婦仲は冷めきっていたけれど、夫に不倫がバレていなかったので、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。職場は大混乱…騒ぎを起こしていた意外な人物とは…?「翌朝、職場は大騒ぎになっていました。とある女性(敏子さん・仮名・51歳)が『こちらで娘が出産したら、助産師に夫を略奪されたのよ』と先生に怒鳴り散らしていて。ふと目が合うと『どう責任を取るつもり!』と私に迫り来る女性…それはよく見ると元不倫相手の妻の母だったのです。さらに『娘の出産に立ち会っていたのに、その夫とよく不倫なんてできたわね』と怒り心頭。敏子さんは偶然私たちのデートを目撃した様子で…それをスマホで撮影して、証拠写真を片手に私の職場に乗り込んでいました」沙和さんは急に不倫相手が別れを告げてきたのは、敏子さんに不倫がバレて、家庭に戻るよう説得されたのだと悟ったそう。「敏子さんが職場にやって来たことで、先生や同僚に不倫がバレてしまいました。その場で、先生に『君はもうここに来る資格はない』『患者さんの夫と不倫なんかして…病院の信用問題にかかわる』と叱責されて。職場に居づらくなった私は、そのまま退職することに。でも、理由が理由なので、すぐにこの事実を夫に言い出せずにいました」帰宅するとリビングにある親子が座っていて…驚きのその正体とは…?「ある週末私は一人で買い物へ出かけました。帰宅すると、ある親子がリビングに座っており『君の知り合いだろう』と夫が話しかけてきて。そのタイミングで女性は『沙和さんが夫に「何かあったら個人的に相談にのります」とメモを手渡していたそうで…子育ての悩みを聞いてほしくて家に来ちゃいました』とニヤリ。なんと彼女は息子を連れた芹花さんだったのです。私と晴人さんが不倫していると母に聞かされ、自ら家に乗り込んできた様子。芹花さんは私が彼に手渡したメモを持参しており、それを見た夫が『沙和が相手を誘惑した証拠だな』と冷たく言い放ちました」悪い流れはさらに大きな波となって沙和さんに襲いかかります。「続けて芹花さんは『すぐにでも夫と離婚して、晴人さんと再婚しうちの息子を我が子として育てたいと言っていたそうじゃないですか』とダメ押ししました。ああもう何もかも終わりだ…と思った瞬間、彼女のスマホが鳴り出して。スマホの画面を見ると『ちょうど迎えが来ました』と言って芹花さんは玄関へ。そこに姿を現したのが彼女の母の敏子さん…うちの夫に『これが不倫の証拠写真です』と言ってスマホを見せたのです。その後、怒り狂った夫に離婚を言い渡されました」時を同じくして、沙和さんは体調を崩してしまったのだとか。「不倫がバレたこともあり、最初はストレスからくるものだと思っていました。でも、ひどい吐き気は一向に収まらず病院へ行くことに。診察の結果、私は妊娠していて…元夫とはセックスレスだったので晴人さんの子どもに違いありません。彼と別れている以上、私一人で育てるしかないと決意。夫に慰謝料を請求されているのですが、身重の体で働くことは難しくて。実家を頼ろうにも、元不倫相手の子を妊娠したなんて両親に言えるはずもないので帰ることもできず…。落ち着いたら両親には、哲也さんと離婚したとは伝えるつもりです。貯金を切り崩しアパートに住んでいますが、出産費用は高額なのでお金がどこまでもつか不安でたまりません」不貞を働いたことが原因で何もかも失った沙和さん。相手の家庭を壊すようなことをしたのだから、巡り巡って悪いことばかり起きても当然の報いと言えるのではないでしょうか。一時の感情で、むやみに不倫に走らないようにしましょう。©aijiro/Adobe文・菜花明芽
2024年04月20日結婚しているなら誰かにときめきを感じても、その気持ちを内に秘めるべきなのではないでしょうか。今回は、助産師として勤める病院に通う妊婦の夫に一目惚れしてしまい、自らアプローチした結果不倫関係に陥った38歳既婚女性のエピソードをご紹介します。子どもは授からなかったものの…助産師の仕事に誇りを持っていて沙和さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある既婚男性(晴人さん・仮名・26歳)とW不倫しているそうです。なぜ、沙和さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、夫(哲也さん・仮名・40歳)と二人暮しをしています。結婚当初から子どもがほしかったものの、残念ながら授かることはありませんでした。その影響もあってか、徐々に夫婦仲も冷めきってセックスレスが続くことに。仕事は病院に勤務する助産師をしており、新しい命の誕生を目の当たりにする度、この仕事をしていて良かったと思います」自分の仕事に誇りを持っている沙和さんが、この後不倫に陥るとは思えないのですが…。「ある患者さん(芹花さん・仮名・25歳)が夫を連れて病院にやってきました。彼を一目見て心奪われて…私の好みのタイプそのものだったのです。夫への愛が薄れゆく中、また誰かに恋心を抱く日が来るなんて思ってもみなくて。彼を特別な笑顔で出迎えたり、何かにつけてボディタッチをしたり、徐々に晴人さんと距離を縮めることに。芹花さんがトイレに行っている隙に、連絡先に加えて『何かあったら個人的に相談にのります』と書いたメモをそっと彼に手渡しました」すぐに晴人さんから連絡はなかったものの、それは沙和さんの想定の範囲内だったと言います。「そう簡単に既婚者の彼が私になびくとは思っていませんでした。でも、ある時期がきたら晴人さんから連絡がくるだろうと確信はしていて。芹花さんは予定日の前日に陣痛がきて…出産に夫である晴人さんと芹花さんの母(敏子さん・仮名・51歳)が立ち会うことに。もちろん私も助産師としてその場に居合わせて…無事男の子が誕生。周りは歓喜に包まれて…私自身子どもに恵まれなかったので、芹花さん夫婦を羨ましいと思いながら見ていました」この後、割と早い段階で晴人さんから連絡が入ったのだとか。「私が予想していたタイミングで彼から電話がありました。芹花さんと息子はすでに退院しており、現在は自宅で子育ての真っ最中。初めての育児にてんてこ舞いで、夜泣きもひどく妻がイライラする時期なので、晴人さんに助けを求められると踏んでいたのです。最初はただただ相談にのっていたものの、少しずつ『仕事で疲れているのに晴人さんも大変だね』『いつも頑張っているよね』と彼の気持ちに寄り添うことに。妻より私の方がずっとあなたを理解しているとアピールして…彼の心を掴み、やがて私たちは不倫関係になりました」沙和さんは自身も既婚者だと晴人さんに告げていたそう。彼は心満たされたい一心で、W不倫になっても構わないと考えていたのではないかと話します。「不倫関係にあるのに私たちは堂々とデートしていました。芹花さんは子育て中で自宅にいるし、私の夫も仕事が忙しいし、二人でいるところを誰かに見られる心配がなかったからです。私は見た目に気を遣い彼と会う前に必ず美容院で、メイクとヘアセットをお願いすることに。すると晴人さんは『妻は最近化粧もしていないし髪もボサボサで…それに比べて君はいつ見てもきれいだね』と褒めてくれました」デート終わりに沙和さんの自宅に寄って、二人はカラダを重ねていたのだとか。不倫相手に突然別れを告げられて…彼が発した衝撃的な言葉とは…?「ある日、晴人さんから電話がかかってきました。出るなり『やっぱり息子がかわいいから、俺は家に戻るよ』『これからはいい父親、いい夫になる』と言い出したのです。私は晴人さんに離婚を迫っており、自らも夫と別れ、ゆくゆくは彼と再婚しようと考えていて。彼の息子を実の子として育てるとまで決心していたのに…。頭が真っ白になり私が何も言えないでいると、晴人さんは一方的に電話を切ってしまいました」訳も分からず不倫相手に捨てられてしまった沙和さん。お互い既婚者と承知の上で付き合っていたのだから、望み通りの結果にならなくても仕方ないのではないでしょうか。©kapinon/Adobe文・菜花明芽
2024年04月20日自分の夫が不倫している、そして不倫相手の誕生日を祝おうとしていると知ったら、腹が立ちますよね……。ということで今回は、不倫女の誕生日に復讐した話を紹介します。夫と不倫相手が泊まるホテルを予約し、両親を連れて行った「夫が不倫していると知りショックでした。しかも夫は不倫相手の女の誕生日を祝おうと、なんと私たち夫婦が記念日によく利用する高級ホテルに泊まるようで、怒りで爆発!そこで私は、夫と不倫相手の女が高級ホテルに泊まる同じ日に、ウチの両親とそのホテルに泊まることにしました。夫がどの部屋に泊まるか、どのレストランを予約しているかまで知っていたので、夫たちの部屋の隣を予約し、レストランも夫たちと同じ時間を予約しました。で、不倫相手の女の誕生日当日、夫と不倫相手とホテルで偶然を装い遭遇し、当然ですが2人とも気まずそうな顔をしていましたね(笑)。私たちが隣の部屋にいることを知った夫は泊まるのをあきらめたみたいです。そりゃそうですよね」(30代女性)▽ 奥さんの両親が、いったいどんな気持ちで義理の息子の不倫現場を見ていたのか……気になりますね。
2024年04月17日ヨガインストラクターをしている有紗さん(仮名・31歳)。ジムに勤務していたものの独立を機に出張ヨガに働き方を切り換えて。ある生徒さん(結奈さん・仮名・32歳)の上から目線の態度に腹を立て、仕返しに夫(一哉さん・仮名・42歳)を略奪することを決意。やがて二人は不倫関係に。彼に金銭的援助を受けるも、有紗さんは突然別れを告げられてしまいます。彼を妻から簡単に奪えると思っていた有紗さん。結奈さんに不倫がバレた以上、合わせる顔がないのでレッスンの受け持ちを辞めることに。その一方で、今後はヨガ教室に力を入れることにしたのだとか。元不倫相手からの資金援助が終了…どうにかヨガ教室を勢いづけようとするも…「彼と別れて金銭的援助がなくなっても、どうにか自分のヨガ教室を守ろうと必死でした。新しい生徒さんを募集することでレッスンの数をグッと増やし経営を軌道にのせることに。教室のホームページだけでなく現在いる生徒さんにも協力してもらって、動画サイトでヨガレッスンの生配信をすることを告知。オンラインでもたくさんの人が見学できるよう工夫しました」しかし、当日とんでもない人物がヨガ教室に現れたのです。「その日、教室で見学するかたも数人来ていました。私は張り切ってヨガレッスンの生配信をスタートさせたのですが…。突然、ある女性が立ち上がったかと思うと『うちの夫に出資してもらったヨガ教室は順調?』と言い出して…さらに周りを見渡しながら『私も先生の教え子なんですよ、みなさんも夫を奪われないよう気をつけてくださいね』とニヤリ。なんと元不倫相手の妻である結奈さんが教室に乗り込んでいたのです。忙しかった私は彼女がそばにいることに気づかず…。さらに結奈さんは『これが不倫の証拠です』と探偵に撮らせた写真をスマホでみんなに見せ始めて。私の不倫の事実はその場にいた生徒さんたちだけでなく、生配信を見ていた多くの人にも知れ渡ってしまいました」このトラブルが原因で生徒数は一気に激減して、有紗さんはやむなくヨガ教室を畳むことになったのだとか。真夜中に家のインターホンが鳴って…そこに現れた意外な人物とは…?「私は精神的にショックを受けて家に引きこもりました。職も失った上に、マンションの家賃も払えなくなりそうで、絶体絶命のピンチに立たされることに。そんなある日、深夜に突然うちのインターホンが鳴って…恐る恐る玄関モニターを見ると、そこには元不倫相手の妻の姿が…。正直、結奈さんが家にまで押しかけてくるとは思ってもみませんでした。一哉さんに私の住所を聞き出してやって来たのでしょう。彼女は『あなたに夫は渡さないから』『お金がほしくて不倫に走ったんでしょ、軽い女ね』と大声を出し始めて。私は驚きのあまり立ちすくんでしまいました」結局、有紗さんは玄関から出ることはなかったそうです。「その後顔を合わせることなく、結奈さんは帰っていきました。翌朝、ごみを捨てに外へ出ると『昨夜はうるさかったね』と隣に住む男性に嫌味を言われて…私は『ご迷惑おかけしてすみません』とすぐに謝罪。すると『お金を払ったら、俺とも関係を持ってくれるの?』とニヤニヤしてきて。この言葉を聞いて、昨日彼女が騒いだのも私がマンションに住みにくくするためだったのではと悟ったのです。私は恐怖を覚えマンションを出ることに…帰る実家もなくホテルを転々とする日々。元不倫相手の妻から慰謝料を請求されるも、精神的ダメージから仕事に復帰することはできそうもありません。何もかも失った私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」一方的に腹を立て仕返しに夫を略奪した有紗さん。たとえ不倫相手にすべてを満たされたとしても、人の家庭を壊すようなことをしたのだから、満足いく時間が長続きしなくても仕方ありません。結果的に身を滅ぼすことにならぬよう、しっかり自分の感情をコントロールしたいところです。©SOMKID/Adobe文・菜花明芽
2024年04月08日上から目線の態度を取られると誰でも腹が立つのではないでしょうか。今回は、ある人物からのマウントをきっかけに既婚男性との不倫に走ってしまった31歳女性のエピソードをご紹介します。仕事で独立するも…ある生徒さんの存在が悩みの種に有紗さん(仮名・31歳)は現在とある既婚男性(一哉さん・仮名・42歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、有紗さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は一人っ子で早くに両親を亡くしました。ですので、しっかり働いて一人でも生きていけるようにと考えていて。ヨガインストラクターとしてジムに勤務していたのですが、最近独立して出張ヨガに切り替えることに。ゆくゆくは自分のヨガ教室をひらくことが夢なんです。少しずつ生徒さんが増えてきて…私はやる気にみなぎっていました」こんなにも仕事熱心な有紗さんが不倫に陥るとは到底思えないのですが…。「実はある生徒さん(結奈さん・仮名・32歳)のことで頭を悩ませていました。彼女は、大きな家に住む社長夫人で年齢も近いこともあり、私にとって憧れの存在だったのです。レッスンは真剣に受けてくれるし、ポージングも呼吸もうまいし、ヨガについては何も言うことはないのですが…。帰り際になると『あなたこの仕事で食べていけるの?』『生活が大変ならもっと月謝を払ってもいいわよ』と上から目線で物を言ってきて。最初は笑顔で受け流していたものの、結奈さんの偉そうな態度に内心イライラするようになりました」不満を募らせた有紗さんは、ある人物に目をつけるようになったと言います。「結奈さんは主に夕方ヨガレッスンを行っていました。そのため、彼女の夫である一哉さんが仕事から帰宅し、私と顔を合わせることもしょっちゅうあって。彼とは挨拶を交わす程度だったのですが、マウントばかり取る結奈さんに一泡吹かせたい一心で、夫を略奪することを決意。彼女がトイレに行っている隙に、私は連絡先を書いたメモを一哉さんにそっと手渡したのです」有紗さんの思惑通り、程なくして一哉さんから電話がかかってきたのだとか。「私は一哉さんと頻繁に連絡を取り合うようになり、やがて不倫関係になりました。彼は社長なので羽振りがよく、私にタワーマンションの部屋を用意してくれたり、念願のヨガ教室をひらく資金も出してくれたり…それはもう至れり尽くせりで。妻の結奈さんが週末他の習い事をしているのをいいことに、彼女の外出中に家を訪れ、そのまま夫婦のベッドで彼とカラダを重ねていたのです。その上、勝手に彼女のブランド品を身にまとい『妻より君の方がずっと似合っているよ』と彼に褒められて、私は完全に調子に乗っていました」一哉さん夫婦には子どもがいなかったので、有紗さんは彼を簡単に奪えると思ったそう。突然不倫相手に別れを告げられて…その時彼が手渡してきた封筒の中身とは…?「いつものように週末彼の家に行きました。すると、一哉さんは神妙な面持ちで『妻に君との不倫がバレた』『俺は社会的立場があるから妻とは離婚できない』と言うと『これで不倫はなかったことにしてくれ』と私に分厚い封筒を手渡してきて。中身を確認するとそれは多額の手切れ金だったのです。驚いた私は、思わず受け取りを拒否。そうすると彼は『もう別れるのだからマンションの家賃も払わないし、ヨガ教室へのお金も出さない』『わかったらすぐに帰ってくれ』と冷たく言い放つと、その場を去っていきました」あっけなく彼に捨てられてしまった有紗さん。別れを機に金銭の提供をしてもらえなくなっても、自らの努力で手にした訳ではないのだから、何も文句は言えないのではないでしょうか。©Maksim Kostenko/Adobe文・菜花明芽
2024年04月08日大学時代から恋愛を謳歌していた莉緒さん(仮名・22歳)。念願の小学校教員になるも、教室の雰囲気は悪くなるばかり。そんな時、指導係の敦也先生(仮名・38歳)がとても親身になってくれて。これを機に莉緒さんは彼を一人の男性として意識するようになり、やがて二人は不倫関係に。しかし、突然莉緒さんは敦也先生から別れを告げられてしまいます。いつしか不倫に本気になっていた莉緒さん。他に交際していた男性たちと別れた事実を言い出せぬまま、敦也先生に捨てられてしまって…。職場で彼と顔を合わせるのはつらいけれど、今は仕事に邁進するしかないと思ったのだとか。見知らぬ女性が突然授業参観で不倫を暴露…「数日後、授業参観がありました。初めて保護者と顔を合わせるということもあり、私はとても緊張していて。算数の授業で、子どもたちに『りんごが3つとみかんが2つ…合わせていくつになりますか?』と問いかけることに。すると、ある生徒が『4つです』と答えたので『惜しい!違います、正解は5つです』と説明を始めたのですが…。急に見知らぬ女性が『既婚者と付き合っていたあなたの方がよっぽど間違っているじゃない』と大きな声を出したのです。さらに黒板に私と敦也先生の不倫の証拠写真を張り出して…何事かと思っていると、その女性は『敦也の妻(凛子さん・仮名・37歳)です、公私ともに夫がお世話になりました』と私に言い放ちました」なんと元不倫相手の妻が保護者に混じり授業参観に参加していたのです。「その後はもう修羅場でした。凛子さんは『夫の様子がおかしいと思いスマホにGPS機能をつけた結果、莉緒先生の部屋で二人が密会を重ねていたことがわかりました』『これが証拠写真です』とみんなの前で不倫を暴露。続けて『しかも莉緒先生は他に数人の男性とも付き合っていて…それを知った夫は私の元へ帰って来たんです』と話すと、気が済んだのか彼女はその場を去って行って。その後教室は大騒ぎ…収拾がつかなくなり私は校長先生に呼び出しを食らって強く叱責されたのです。元不倫相手の妻からの思わぬ復讐に私は完全にメンタルをやられてしまいました」莉緒さんは、この出来事を機にしばらく休職することにしたそう。仕事を休み心の回復を図るも…意外な訪問者が現れて…「私を心配した母が少しの間うちに来ることになりました。もちろん、自分の不倫が原因で仕事を休むことになったとは母には内緒にすることに。気分転換にと二人で散歩へ出かけ帰宅すると、ドアの前に誰かが立っていて…顔を見るなり『私のパパを奪わないで』と幼い子が言ったかと思うと、今度は女性が『子どもの受験のためにも夫とは離婚しませんから』と母の前で言ってのけて…。元不倫相手の妻が娘(史果さん・仮名・12歳)を連れて、私へさらなる仕返しをしにやって来たのです。その場の雰囲気で母は私の不倫を察知した様子。『相手の子どもまで巻き込んで…不倫するなんて恥ずかしいと思わないの!』と怒鳴ると、母はそのまま帰ってしまいました」その後、莉緒さんは両親に絶縁されてしまいます。「私は精神的なショックから、職場に復帰することなくそのまま退職しました。すべて自分が悪いのだけれど、元不倫相手の妻の復讐がトラウマとなり教壇に立つことはもうできないと思って。凛子さんから慰謝料を請求されるも、他に何のスキルもないので職探しは難航しています。家賃も払えなくなり、実家も頼れないので友人の家に転がり込んだのですが…。私が不倫していたとわかると『それが理由なら協力することはできない』とその場で友人に追い出される始末。もう踏んだり蹴ったりで…今頃になって不倫に走ったことをとても後悔しています」新生活の大変さから逃れるため不倫に陥った莉緒さん。周りの人から見放されることになっても、相手が既婚者とわかって交際していたのだから「身から出た錆」と言えますね。身勝手に人の家庭を壊そうとすると、それ相応の罰を受けると覚えておきましょう。©NanSan/Adobe文・菜花明芽
2024年03月26日身勝手に不貞を働いて、後々悔やむことになる人は多々いるようです。今回は、親身になってくれた既婚男性と不倫関係に陥ってしまった22歳女性のエピソードをご紹介します。学生時代はプライベートが充実していて…憧れの小学校教員になるも…莉緒さん(仮名・22歳)は現在とある既婚男性(敦也さん・仮名・38歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、莉緒さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「自分で言うのもなんですが、私は昔から男性にモテます。大学在学中も『来るもの拒まず』で数人の男性と交際していて…暇さえあればデートをする日々を送っていました。正直『今が楽しければいい』と考えており、奔放な恋愛をしていたのでプライベートはとても充実していて。そんな私も大学卒業後、念願の小学校教員に…新しい生活に早く慣れようと必死になっていました」やる気にみなぎっていた莉緒さんですが、ひょんなことから既婚男性に関心を寄せるようになります。「いざ教壇に立つと、私はとても緊張しました。一年生の担任を引き受けたのですが、私の動揺が伝わったようで子どもたちはまったく落ち着きがありません。急に席を立ち上がって教室を走り回ったり、隣の子とおしゃべりを始めたり…いくら私が注意しても生徒たちは聞く耳を持たず…。すっかり自信を失っているところに、指導係の敦也先生が声をかけてくれたのです。『子どもたちの前ではもっと堂々と』『一年生はまだ幼いから、わかりやすい言葉選びをすること』と熱心にアドバイスしてくれて。私は頼りになる敦也先生のことを一人の男性として意識するようになりました」しかし、この時点で莉緒さんは他に数人の男性と交際していたのだとか。「敦也先生に興味がわいたものの、本気で好きになったわけではありませんでした。新生活は何かと緊張の連続なので、癒しを得るために新しい恋をするのもいいかなと思ったのです。ですので、他の男性たちと同時進行で敦也先生とも交際しようと考えて…。彼は既婚者だとわかった上で、私から徐々にアプローチを試みました」莉緒さんは、どのように相手に近づいたのでしょうか。「長く生活を共にしていれば、妻(凛子さん・仮名・37歳)に不満の一つや二つあるだろうと考えて『奥さんとうまくいっているんですか…? 』と敦也先生に質問しました。すると『妻は教育ママで娘(史果さん・仮名・12歳)をエリートにしようと躍起になっている』『そのため、帰宅するとすぐ娘の勉強を見ろと言われて…家に帰っても安らぎの時間さえない』と愚痴り始めて。そこで『私が敦也先生を癒してあげたい』と彼の心に寄り添うことで、すぐに私たちは不倫関係になったのです」二人は同じ職場ということもあり、不倫がバレないよう細心の注意を払ったと言います。「私の一人暮らしの部屋は職場から距離があったので、うちで彼と密会を重ねることにしました。敦也先生は周りの目を気にしていつも変装をしてやって来て…。私が手料理を振る舞ったり、二人でテレビを見たり…まるで夫婦のような時間を過ごすことに。彼は『莉緒先生といると心が満たされる』と言ってみるみる表情が明るくなったのです。私も敦也先生とカラダの関係を持つたび、彼への思いが膨らんでいきました」他の男性たちとの交際がバレて…その時彼が放った衝撃的な言葉とは…?「ある日、職場で敦也先生に呼び出されました。彼は『僕の他にも付き合っている男性がいるんだって?』『君は不倫に本気じゃなかったんだね…それなら僕も妻の元へ帰るよ』と言い出して。急な展開に私は頭が真っ白に…敦也先生への強い気持ちから、交際していた他の男性全員に別れを告げていたのですが…。驚きのあまり何も言えないでいると『娘の受験のためとはいえ、妻は僕を必要としてくれているから…君よりずっとマシだよ』と言い残すと、彼はその場を足早に去っていきました」他の男性たちにさよならを告げて、本命を不倫相手一人に絞っていた莉緒さん。この事実を告げることもできず、別れを余儀なくされても相手が既婚者だったのだから、明るい未来は望めなかったのではないでしょうか。©twinsterphoto/Adobe文・菜花明芽
2024年03月26日結婚後も美容部員を続けていた優希さん(仮名・31歳)。化粧品の売れ行きが落ち込んだため、美容系インフルエンサーのママ友(絢さん・仮名・27歳)に宣伝をお願いするも、即断られてしまって。それに腹を立てた優希さんは彼女の夫(宗介さん・仮名・33歳)を略奪することを計画。やがて二人は不倫関係に。しかし、優希さんは突然宗介さんにさよならを告げられてしまいます。優希さんはいつの間にか不倫に本気になっていたので、宗介さんと別れることになり相当つらい思いをしたのだとか。でも、夫(忍さん・仮名・34歳)に浮気がバレていなかったので、とりあえず元の生活に戻ることにしたと言います。元不倫相手の妻からの電話…浮気の復讐を予告されて…「数日後、元不倫相手の妻の絢さんから電話がかかってきました。出るなり『あなたの依頼を断ったからといって、夫を略奪するなんて許せない』『二人でずいぶん不倫を楽しんでいたのね』と怒鳴られて。最近太り始めた宗介さんを不審に思った彼女が探偵にすべてを調べさせた様子。私は予想外に不倫がバレたことで頭が真っ白に。絢さんは『最終的に夫は私を選んだのよ』『こちらからもそれ相応の復讐をさせてもらうから…私のSNSをよくチェックしておくことね』と告げると電話を切りました」絢さんからの復讐は想像をはるかに超えるものだったそう。「しばらくすると、インフルエンサーである絢さんのSNSに私と宗介さんの不倫の証拠写真が投稿されました。彼の顔はわからないよう加工されていたのですが、なんと私の顔はそのまま載せられていて。さらに『美容部員のママ友から化粧品の宣伝をお願いされ、それを断ったら腹いせに夫を略奪されました』『私の何がいけなかったのでしょうか…』というコメントが書かれたのです。絢さんの言葉にたくさんの人が同情し、瞬く間にSNSは大炎上。不倫をとがめる発言はもちろん、私の名前や勤め先も特定されることに。街に出ても見知らぬ人からの視線を感じるようになりました」このタイミングで、優希さんは会社の上司から呼び出されたと言います。「上司の話はやはり絢さんの投稿についてでした。彼女は会社名こそ出さなかったものの、私の顔が世間にバレたことで勤務先が特定され、結果的に化粧品会社としてもSNSで炎上してしまって。上司に『君が個人的に宣伝を依頼したことで、会社にネガティブなイメージがついた』と叱責されたのです。私はこれ以上周りに迷惑をかけられないと考え、その場で責任を取って会社を辞めることにしました」夫に不倫がバレて…その時彼が下した大きな決断とは…?「帰宅すると、夫は怒り心頭でした。SNSで炎上したことで私の不倫も夫の知るところになった様子。私が慌てていいわけしようとすると、夫が『お客さまが来た』と言うので、後ろを振り返るとそこには私の両親が立っていたのです。両親はSNSをしないので不倫がバレることはないと秘かに高をくくっていたのですが…。顔を見るなり『忍さんからあなたが不倫していると聞いたわよ』『謝罪の気持ちがあるなら態度で示しなさい』と両親に怒鳴り散らされて。私は夫の目の前で土下座をして許しを請うたものの『君には愛想が尽きた…離婚しよう』と告げられてしまいました」優希さんは、それを受けて両親に絶縁されてしまいます。「私はすぐに家を追い出されました。実家を頼ることもできないので身を寄せるためのホテルを探していたら、夫から電話がかかってきて。『さっき保育園に娘(日和さん・仮名・4歳)を迎えに行ったら、周りの保護者から白い目で見られた』と言うのです。続けて『お前の不倫が原因で日和がいじめられたらどうするつもりだ』と責められて…その結果私は親権を失うことに。夫に慰謝料を払うため職探しをしているのですが…一度SNSで炎上している身なので、どこの化粧品会社へ行っても門前払いを食ってしまいます。今まで地道に積み重ねてきた美容部員としてのキャリアも意味をなさなくなってしまいました。家族も仕事も、住む場所も失って…一時の感情で不倫に走ったことを後悔してもしきれません」ほんの仕返しのつもりで不貞を働いた優希さん。不倫の代償として大切なものを失っても、すべて背負って生きていくしかありません。人生のやり直しはそう簡単にできないと覚えておきましょう。©kei907/Adobe文・菜花明芽
2024年03月12日「意に沿わない結果を受け入れられない」というのはかなり自分勝手ではないでしょうか。今回は、ママ友に頼み事をしたものの、断られたがために不倫に走ってしまった31歳女性のエピソードをご紹介します。美容部員として活躍するも…化粧品の売り上げは落ちるばかり優希さん(仮名・31歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある既婚男性(宗介さん・仮名・33歳)とW不倫しているそうです。なぜ、優希さんは先行き不安な恋愛に走ってしまったのでしょうか。「私は、夫(忍さん・仮名・34歳)と娘(日和さん・仮名・4歳)の三人家族です。結婚後も化粧品会社の美容部員を続けており、この仕事は自分の天職だと思っています。しかし、数年前から外出の機会が減ったことで、化粧品の売れ行きは思わしくなくて…常々何か解決策はないかと悩んでいました」仕事熱心な優希さんは、あるアイデアを思いつきます。「子どもが同じ保育園に通うママ友(絢さん・仮名・27歳)が美容系インフルエンサーをしていることを思い出しました。家族ぐるみで親しくしているので、SNSでうちの化粧品をお勧めしてくれないかと彼女にお願いすることに。すると『自分でいいと思った物しか発信しないから』と断られてしまって…。たしかに絢さんの言うことはごもっともですが、私は『友人なんだから少しくらい協力してくれてもいいじゃない!』と内心腹立たしく思っていました」この出来事をきっかけに、優希さんはママ友に仕返しをしようと企んだのだとか。「数日後、いつものように絢さん家族と一緒に出かけました。私はさりげなく彼女の夫に近づいて『奥さんってとっても美人ですよね、何も不満はないでしょう…?』と話しかけてみたのです。すると彼は『美容にいいことを押しつけられて困っている』と語り出し『白湯は飲むと基礎代謝が上がるからと、毎日水筒に入れて会社に持たされている』『週末には一定期間食事をしないファスティングに付き合わされて、お腹が空いて仕方ない』と愚痴り出して…。私は『それは大変ですね』と宗介さんに共感することで、徐々に彼の心を奪おうとしました」優希さんは、頼み事を断られた腹いせにママ友の夫を略奪しようと考えたのです。「秘かに宗介さんとLINEを交換し、頻繁に不平不満に耳を傾けました。彼が妻の絢さんに不満を抱いていたこともあり、すぐに不倫関係に陥って…。浮気がバレることを恐れ、二人とも『休日出勤』と家族に嘘をついて、週末遠方まで出向き人目を避けることを徹底。彼が妻の健康志向な食事に不満を募らせていたので、逆をついて私たちはメガ盛りのおいしい店を中心に食べ歩くことに。お腹いっぱいになるとそのままホテルへ行きカラダを重ねました」不倫を楽しんでいた優希さんにこの後思いもよらない出来事が起こります。不倫相手に突然別れを告げられて…あまりのことに納得できず…「ある日、彼から突然電話がかかってきました。いつも不倫がバレないようLINEで連絡を取り合っていたので何事かと思ったら、電話に出るなり『君とはもう別れる』の一点張り。私が『急に何を言っているの…?妻の絢さんといても息苦しいだけでしょ』と彼を諭そうとするも『やっぱり妻が一番なんだ』と言われたのです。いつしか不倫に本気になっていた私は、宗介さんの心変わりに気持ちがついていけず…。最後に『不倫はなかったことにしてほしい』と告げられ一方的に電話を切られてしまって…彼を引き止めることもできないまま私は別れを余儀なくされました」思い通りにならないと腹を立て不倫に走った優希さん。相手が既婚者だとわかっていたのだから、急に別れることになってもやむを得ないのではないでしょうか。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年03月12日20代の頃に社内不倫をしていた不倫相手と、再び同じオフィスで働くことになった美咲さん(仮名)。夫には不倫を隠しきっているものの、元不倫相手からしつこく復縁を迫られ、過去の過ちのせいで苦労する日々を送っているそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、過去の不倫のせいで今の生活に不安を抱いている30代女性のエピソードをお届けします。過去の不倫を隠すために、元不倫相手の連絡を無視できない日々美咲さんは、元不倫相手である田中さん(仮名)から復縁を迫られた際に、「今は夫が一緒に住んでいるから無理」と跳ねのけたそう。しかし、その後もオフィスにいるときに田中さんからやたらと視線を感じるようになったり、社内チャットが頻繁に届いたりして、どう対応すればいいか困ってしまっていたとのこと。過去の不倫を絶対に周囲にバラされたくない美咲さんは、田中さんを完全に無視することもできず、付かず離れずの距離感をキープするために苦心していたと語ります。「田中さんを逆上させて、不倫をバラされたら仕事にも家庭にも影響が出るので、それだけは絶対に避けたかったんです。だから、ときには彼の発言に対して、私が思わせぶりな態度をとることもありました。そんなことをしているうちに、ある日彼に自宅の最寄り駅で待ち伏せされてしまって…。さすがにこれはまずいと思いました。私の自宅近くにまで来るほど思い詰めているなら、今きちんと話そうと提案したのですが、田中さんは話を聞いてくれなくて。だから仕方なく『もうあなたと関係を持つことはできない』と、改めてはっきり伝えたんです」すると、田中さんは大声で「あんなに俺のことが好きだって言ってくれていたのに!」と叫び出したとのこと。周りに人がいる場所でいきなり感情的になっている姿を見て、美咲さんはしばらく唖然とした状態に。すると、突然背後から夫が現れ、「どういうことだ?」と声をかけられてしまったのだとか…。夫と元不倫相手が鉢合わせ「その日は雪が降る予報だったので、なんと夫は私を駅まで迎えに来てくれていたんです。まだ夫は駅に到着していないと思っていたんですが、実はもう着いていて、私が見知らぬ男性と会っている様子だったのでこっそり見ていたらしいです。かなりヤバい状況だと思ったので、田中さんを置き去りにする形でその場をいったん離れ、夫婦で家に帰りました。夫から『あいつは誰なんだ?』と聞かれたので、元不倫相手とは言わずに、昔付き合っていた元彼だと説明しました」最初は疑っていた様子の夫も、今までに密会の気配がなかったことや駅での二人の様子から、いったんは美咲さんの潔白を信じてくれたとのこと。しかし、本当に「元彼」でしかないのかを怪しまれる日々が続いているそうです。「田中さんは、夫と鉢合わせてからようやく大人しくなりました。しかし、夫はやっぱり私と田中さんの関係を疑っているみたいです。独身時代に付き合っていた元彼が同じ職場にいるなんて話はしたことがなかったので、腑に落ちないところがあるのでしょう。今は、不倫の過去をとにかく知られないように気をつけていますが、田中さんが暴走すれば職場にバレるのは時間の問題ですし、いつ夫に不倫がバレるか毎日恐ろしくてたまりません」過去のあやまちだと考えていても、家族を裏切った事実が発覚すれば、家族仲に影響が及ぶのは必然と言えます。「絶対にバレない」という自信があったとしても、不倫をするべきではないのは言うまでもありません。©polkadot/Adobe Stock ©ARAMYAN/Adobe Stock文・並木まき
2024年03月10日妊娠を機に学生結婚した紫乃さん(仮名・37歳)。夫(柊さん・仮名・41歳)が何かにつけて「世間知らず」と自分を見下した言い方をするのでいつもけんかが絶えなくて…。娘(藍さん・仮名・17歳)の家庭教師(悠斗さん・仮名・21歳)と交際することで青春を取り戻したいと考えるように。紫乃さんのアプローチの末、二人は不倫関係になるも「彼女(玲那さん・仮名・20歳)と授かり婚をすることになった」と突然彼に別れを告げられてしまいます。不倫相手から急に別れを告げられぼう然自失になった紫乃さん。しかし、ほんの少しでも恋愛を楽しめたことをプラスにとらえ、元の生活へ戻ろうとしたのだとか。娘の家庭教師に前任の先生が決まるも…「数日後、家庭教師派遣会社から悠斗さんが辞めるという連絡がありました。そんな訳で、娘のリクエストで前任の先生に来てもらうことになって…彼女は久々だからと、わざわざ挨拶をしにうちに顔を出してくれたのです。玲那さんは以前と違ってお腹が少しふっくらしていて『今妊娠中なので、後任の先生が決まるまでの少しの間お世話になります』とニッコリ。娘が『先生結婚するの…?ママも学生結婚だったんだよ』と言うと、彼女は『お腹の子の父親は悠斗先生なの、あなたのママと不倫していたけれど、最終的に私を選んでくれたのよ』と態度を急変させました」玲那さんの思いがけない話にその場はシーンと静まり返ったそう。「まさか元不倫相手の彼女が玲那さんだったなんて思いもよりませんでした。浮気の事実を知った娘は『私とそれ程歳の変わらない悠斗先生とママが不倫していたなんて…信じられない』と言うと泣きながら家を出て行ってしまって。私は玲那さんが帰る姿をただぼう然と見ていたのですが…そこに珍しく早く帰宅した夫が鉢合わせしたのです。慌てふためいていると私の目の前に今度は悠斗さんが現れて…どうやらあらかじめ玲那さんが彼に迎えを頼んでいた様子。予想外に私は崖っぷちに立たされることになりました」元不倫相手が自ら不倫を暴露…その時夫が発した驚きの言葉とは…?「玲那さんが夫に『彼氏から話があるそうです』と言い出しました。何事かと思ったら、悠斗さんが『僕は娘さんの家庭教師をしていたのですが、奥さんに手を出してしまいました…本当に申し訳ありません』と自ら夫に不倫を暴露したのです。さらに『僕は彼女と結婚することになったので、紫乃さんとは別れました』と語ると『ずっとモヤモヤしていたからあなたに謝罪できてよかったです』と言ってのけて。その後、玲那さんと悠斗さんは何事もなかったかのように二人で帰っていきました」不倫がバレた紫乃さんはあまりのことに血の気が引いたと言います。「とにかく夫は怒り心頭でした。『不倫していたのは本当か?』と聞かれ…私が頷くと『お前が誘惑したんだろう』『彼は反省し謝罪もしてくれた…若気の至りで仕方がない』と話し始めたのです。つまり、悠斗さんはとがめないけれど、私のことは許さないということ。夫から離婚を切り出されたタイミングで、私のスマホが鳴りました」電話をかけてきたのは紫乃さんの両親だったそう。「なんと娘が実家に逃げ込んだと言うのです。両親が『藍からお前が不倫していたと聞かされたけれど…どういうことなの?』と問いただしてきたので、とっさに私は『不倫なんてするわけないじゃない』と嘘をついてしまって。隣でそれを聞いていた夫が私のスマホを奪うと、電話越しに『紫乃は藍の家庭教師と浮気していたんですよ』と両親に不倫を暴露。案の定、私は両親に絶縁されてしまいました」その結果、紫乃さんは家を追われ、親権も失ってしまったのだとか。「実家も頼れず身を寄せる場所もないので、ホテルを転々とする日々を送っています。離婚が決まり、夫に慰謝料を払うため仕事を探しているのですが、この歳で社会人経験がまったくないため職探しは難航するばかり…。何もかも失った私はこれからどうやって生活していけばいいのでしょうか」自分のしたことが巡り巡って返ってきた紫乃さん。一生守ると誓った家庭を一時の感情で捨ててしまったのだから、悲しい結果になってもすべて受け入れるしかありません。大切な家族を裏切った上で成り立つ幸せは、そう長く続かないと覚えておきましょう。©健二 中村/Adobe文・菜花明芽
2024年02月28日不倫のきっかけはどこに潜んでいるかわかりません。今回は、夫への不満を募らせた末に、とある独身男性と不倫関係に陥った37歳人妻のエピソードをご紹介します。学生結婚するも…自分を見下す夫に不満を抱く日々紫乃さん(仮名・37歳)は既婚者であるにもかかわらず、現在とある独身男性(悠斗さん・仮名・21歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、紫乃さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は夫(柊さん・仮名・41歳)と娘(藍さん・仮名・17歳)の三人家族です。大学生の時に、当時付き合っていた夫の子を妊娠して…そのまま学生結婚することに。社会に出て働きたい気持ちもあったけれど、何より愛する人との間に子どもを授かったことが嬉しくて。でも、家庭を守ると強く決意した私に、夫は事あるごとに『お前は世間知らずだから』と馬鹿にしたような言い方をするので、常にけんかが絶えません。早く結婚したがために多くの犠牲を払ったのに…いつしかそんな夫の態度に不満を抱くようになりました」夢半ばで大学を辞めた紫乃さんは、自然と娘の教育に力を入れるようになったのだとか。「私と違って、娘にはきちんと大学を卒業してほしいと考えました。そのため、かなり早い段階から娘に家庭教師をつけていたのです。子どもと相性が合う先生を探すのも大変で…今は大学生の悠斗さんに勉強を見てもらっています。マンツーマンということもあり、娘の成績は右肩上がり。夫は仕事が忙しく帰りも遅いので、先生と食卓を囲みまるで家族のように過ごすことも…。私はいつしか『悠斗さんみたいな人と結婚すればよかった』と思うようになりました」そんな紫乃さんに大きな転機が訪れます。「その日、珍しく娘の帰りが遅くなっていました。すでに先生がうちに来ていたので、しばし二人でお茶をすることに。私は『早くに結婚したから勉強や恋愛で充実した日々を送る大学生が羨ましい』と語り『青春を取り戻すためにも、私を先生の彼女にしてくれない?』と冗談っぽく彼に笑ってみせたのです。すると悠斗さんは『僕は構いませんけど…』と言うじゃないですか。叶わぬ恋だと思っていたので、予想外の展開に私は驚きを隠しきれませんでした」二人が不倫関係に陥るまでそう時間はかからなかったと言います。「初めてのデートでショッピングモールへ行きました。悠斗さんが服を見たいというので、彼に似合うものを二人で探していたのですが…。店員さんが『こちらの服もお似合いですよ』と悠斗さんに話しかけると『お母さまもそう思うでしょ』と私に同意を求めてきて…。なんと私たちはカップルではなく親子に間違われたのです。かなり歳の差があるので仕方ないと思いつつも、すっかり恋人気分でいた私は意気消沈。その後、悠斗さんに誘われても一緒に出かけることにためらいを感じるようになりました」しかし、二人の関係はここで終わるどころか逆に深まっていったのだとか。「そんな私を見兼ねた彼からキャンプへ誘われました。自然の中なら人目も気にしなくていいし、二人きりで楽しい時間が過ごせると提案してくれたのです。彼にはテントを張ってもらって、私は事前に買った食材で調理を担当。カレーを振る舞うと『こんなにおいしい料理は久しぶり…実家の母より料理上手ですね』と言うので『たしかに私は年上だけどあなたの彼女なんだから、母親扱いしないでね』と笑い合って。自宅のキッチンならもっと手の込んだ料理を食べさせてあげられるのに…と切なく思うことも。私たちは毎回テントでカラダを重ねて…悠斗さんともっと一緒にいたかったけれど、家族に『友人と会う』と嘘をついて出てきていたので、夕方にはいつも家に帰っていました」不倫を謳歌していた紫乃さんに思いがけない出来事が起こります。突然不倫相手から別れを告げられて…彼が発した衝撃的な理由とは…?「ある日、悠斗さんから突然電話がかかってきました。出るなり『彼女(玲那さん・仮名・20歳)が妊娠したから結婚することになった』と言うので、私は『彼女がいるなんて聞いていない!』と大激怒。すると悠斗さんは『僕が本気で不倫していると思っていたんですか?』『あなたの恋愛ゲームに付き合っただけですよ』と冷たく言い放ったのです。さらに『もう顔を合わせたくない』という理由で娘の家庭教師を辞めると告げると、彼は一方的に電話を切ってしまって…。私はあまりのことに頭が真っ白になり、悠斗さんを引き止めることもできませんでした」不倫相手に捨てられてしまった紫乃さん。彼から恋人の存在を聞かされていなかったとしても、自分も家族に嘘をついていたのだから、この結果も当然の報いと言えるでしょう。©琢也 栂/Adobe文・菜花明芽
2024年02月28日夫(慶さん・仮名・34歳)に日頃から不満を抱いていた瑠衣さん(仮名・32歳)。息子(蒼さん・仮名・5歳)が体調を崩しては、小児科へ連れて行く日々を送っていました。子どもが病弱だと悩んでいた時に、担当医(郁人さん・仮名・38歳)が優しく励ましてくれて。それを機に、瑠衣さんは郁人さんに猛アプローチ…二人はやがて不倫関係に。しかし、郁人さんがシングルマザーのママ友(柚希さん・仮名・29歳)とも交際していることが発覚。彼は開き直るばかりで、瑠衣さんは仕方なく身を引くことにしました。瑠衣さんは元不倫相手の郁人さんの裏切りに相当ショックを受けたそう。離婚するつもりはなかったものの、彼に誰より愛されていると信じて疑わなかったからだと言います。でも、夫に不倫がバレていなかったので、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。元不倫相手の婚約者から浮気の事実を責められて…「数日後、ママ友の柚希さんから呼び出されました。何事かと思ったら『あなた、郁人さんと浮気していたでしょ!』と怒鳴られて…なんと彼との不倫がすでにバレていたのです。どうやら彼女は先日の電話を盗み聞きしていた様子。すると『私、郁人さんの子を妊娠したから、彼と再婚することになったの』『彼のことはもう諦めて…お腹の子の幸せまで奪う気じゃないでしょうね』とすごまれて。私はただ『郁人さんとはもう終わっている』と答えることしかできませんでした」このタイミングで瑠衣さんは急に体調が悪くなったそう。「不倫相手との別れがつらかったので、最初は精神的なものだと思っていました。でも、ひどい吐き気が続いて…まさかと思い妊娠検査薬を使うと、なんと私自身も妊娠していることがわかったのです。不倫するようになってから夫とカラダの関係はなかったので、確実に郁人さんの子ども…あまりのことに私は頭が真っ白になってしまって。彼と別れた以上、どうにか実の子として出産しなければ…と考えました」夫に妊娠をごまかして報告…その時彼が放った思いもよらぬ言葉とは…?「私は、ひとまず夫に『二人目ができた』と告げました。辻褄が合わないけれど、子どもを授かった喜びでなんとか言いくるめようとしたのです。すると夫は『俺の子じゃないだろう…不倫していたくせによくそんなことが言えるな』と声を荒らげて。よくよく話を聞くと、息子が夫に『ATMって何?ママがパパのことをいつもそう呼んでいるよ』としゃべったのだとか。それで、夫は息子のポケットにボイスレコーダーを仕込んで、私の不倫の証拠を集めたのだと語りました」その場で夫に録音した音声を流され、瑠衣さんはぐうの音も出なかったそう。「夫の怒りはとどまることを知りませんでした。『俺が家族のために働いていたのに、ATM呼ばわりするなんて許せない』『君とは離婚する…これからは高収入な不倫相手に養ってもらえばいいだろう』と怒鳴り散らしたのです。次の瞬間『俺が話したことはすべて本当だったでしょう』と夫が言ったので、後ろを振り返るとそこには私の両親が…。どうやら夫から私の不倫の事実を聞かされ『そんなわけがない』と娘をかばいに来た様子。両親は『瑠衣には失望した…もう顔も見たくない』と言い残し、足早に去っていきました」その後、瑠衣さんは夫に家を追い出されてしまったのだとか。「住む場所もなく、かと言って実家にも戻れないので、ホテルを転々とする日々を送っています。私が不倫していたこともあり、息子の親権も失って…子どもに会いたくても今は会うことすら叶いません。夫に慰謝料を払うため働かなければならないけれど、身重なカラダで職を探すのはとても難しいです。先日、産婦人科を訪れた際に元不倫相手の郁人さんと婚約者の柚希さんに出くわして…彼女に『旦那さんと仲直りしたの?二人目ができてよかったね』と言われて。彼は私が自分の子を妊娠したと悟ったはずなのに、冷たい視線を向けるばかり…今頃になって、自ら不倫に走ったことをただただ後悔しています」不倫に溺れてしまった瑠衣さん。結局のところ、あんなに熱を上げていた不倫相手でさえも手を差し伸べてくれることはなかったようです。一時の感情ですべてを失うことがあると覚えておきましょう。©ryanking999/Adobe文・菜花明芽
2024年02月17日ほんの出来心で不貞を働いてしまう人は少なくありません。今回は、我が子を担当する小児科医とひょんなことから不倫に陥った32歳人妻のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも…ワンオペ育児に追われる日々瑠衣さん(仮名・32歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある独身男性(郁人さん・仮名・38歳)と不倫関係にあると言います。なぜ瑠衣さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は、夫(慶さん・仮名・34歳)と息子(蒼さん・仮名・5歳)の三人家族です。夫は仕事が忙しくいつも帰りが遅いため、結果的にワンオペ育児を強いられています。加えて、息子はカラダが弱く年中病院へ通う日々を送っていて。一人で頭を悩ませることが多く、子育てに無関心な夫に不満を募らせていました」そんな瑠衣さんに大きな転機が訪れます。「その日も、息子が熱を出したので小児科へ連れて行きました。あまりにもつらくて、主治医の先生の顔を見るなり『私が至らないから息子が病気ばかりして…』とその場で泣いてしまったのです。すると、先生は『子どもは体調を崩しやすいものです』『僕はお母さんの頑張りをずっと見てきましたよ』と励ましてくれて。こんなに優しい言葉をかけてもらったのは初めてだったので、彼の思いやりに大感激。私は一瞬で郁人さんに心奪われました」恋心に火がついた瑠衣さんはいけないと思いつつも、郁人さんにアプローチを試みたそう。「以前とは打って変わって息子の通院が楽しみになりました。診察室で看護師さんが席を外す隙を狙って『あなたみたいな人と結婚したかった』『恋人になって私を支えてほしい』と先生の耳元でささやくことに。最初は冗談だと受け流されたものの、徐々に彼も私の本心に気がついたようで…ある日連絡先を書いたメモをそっと手渡してくれたのです。郁人さんと個人的にやり取りするようになり、やがて私たちは不倫関係になりました」二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。「私は不倫がバレることを恐れ、彼と会う時は『子どもの病院へ行く』と夫に嘘をついていました。郁人さんが子ども好きということもあり、いつも息子を連れて密会していたんです。三人で顔見知りのいない遠方まで出向いては、彼は子どもが楽しめるよう遊園地や動物園に連れて行ってくれて。周りから見れば、私たちは理想の家族そのものに映ったはず。夫が出張の際は、そのまま彼の自宅に泊まってカラダの関係を持ちました」不倫にのめり込んでいた瑠衣さんですが、夫と離婚するつもりはさらさらなかったのだとか。「たしかに郁人さんのことは好きだったけれど、今が楽しければいいと思っていました。何より私には子どもがいるし、小児科医の彼にも社会的立場があるからです。彼といる時『夫はあなたよりずっと稼ぎが少ないのにいつも忙しくしている』『それを不満に思っているけれど、私にとって夫はATMだから必要不可欠な存在なのよ』といつも愚痴っていて。夫の悪口を不倫相手に言うことで、思いきりストレスを発散していました」しかし、ここで思いもよらない出来事が起こります。「ある日、シングルマザーのママ友(柚希さん・仮名・29歳)から相談を持ちかけられました。なんと、彼女から『小児科医の郁人さんって知っているでしょ?』『実は彼とずいぶん前から付き合っていて…そろそろゴールインしたいと思っているの』と聞かされたのです。どうやら逆プロポーズの相談だった様子。私は『うちの息子も先生にお世話になっているよ』と話すので精一杯で…彼の裏切りを知りかなりショックを受けました」とりあえず瑠衣さんは素知らぬ顔でその場を乗り切ったそう。不倫相手に二股疑惑が浮上して…その時彼が放った信じられない言葉とは…?「私は真相を確かめるため思い切って郁人さんに電話することにしました。柚希さんから相談を受けたと告げ『付き合っていたのは私だけじゃないの…?』と詰め寄ると、彼は『僕は来るもの拒まずだから…君のこともそれ程好きじゃないよ』と言い放ったのです。さらに『柚希さんと僕は独身同士…不倫関係じゃないのだから、なんらやましいところはないよ』と正論を振りかざして…。彼の発言がもっともだと思った私は、ただ黙って身を引くしかありませんでした」身勝手に不倫に走った瑠衣さん。相手が本気じゃなかったとしても、自分も家族を欺いていたのだから文句ひとつ言えないのではないでしょうか。©kapinon/Adobe文・菜花明芽
2024年02月17日既婚男性と恋に落ちた女性が、不倫相手を妻から略奪するケースは珍しくありません。しかし、果たして不倫からの略奪愛は本当に幸せになれるのでしょうか?今回は不倫を経て略奪に成功したという女性たちに話を聞きました。略奪したものの「こんなはずじゃなかった」と後悔しているエピソードを紹介します。前妻や子どもと一緒にお泊まり旅行「会社の先輩と3年間不倫をした末、彼が離婚して私と再婚。3年も待たされたのでようやく幸せになれると信じていました。でも前妻との間に子どもがいるので、子どもに会うため、月に一度は前妻の家に行くんです。仕方ないと言い聞かせて我慢していましたが、ついに先日、前妻と子どもと一緒に、泊まりで旅行に行きたいと言いだして。さすがに嫌でモヤモヤしています。この先私との間に子どもができたとしても、前妻との関係は変わらないのかな?とか、先のことまでいろいろ考えてしまい、気分が重いです」(瑞樹/30歳)子どもがいる男性と不倫していた場合は、前妻と離婚さえすればそれで終了…というわけにはいかないかもしれません。離婚しても子どもであることには変わりませんし、その母親の存在を無視することはできないでしょう。自ら妻子のいる男性を好きになって不倫に手を出したのですから、それなりの覚悟は必要です。「一度浮気した男は繰り返す」と脅されて…「不倫相手が最近、妻と離婚したんです。私との再婚を考えてくれているようですが、周りの友人が『一度不倫や浮気をした男は何度でも繰り返すから、気をつけたほうがいいよ』と脅してくるんです。彼は私よりも15歳年上で、前妻も彼と同い年でした。私に飽きたら、もっと若い女性に心移りするのかな?と不安になってきて。少しでも怪しい行動があると疑ってしまい、心が休まりません…」(悠美/26歳)一度浮気した男性が、必ずまた同じ過ちを繰り返すとは一概には言えないでしょう。しかし妻を捨てた過去があるのは事実。同じことが起こらないとは言い切れません。いずれにせよ、相手のことを信じられずに不安を抱えて過ごすのは決して幸せではないでしょう。不倫相手が離婚した途端、豹変して…「既婚者の彼を本気で好きになって、彼が妻と離婚してくれるのをずっと待っていました。でも離婚した途端、彼がモラハラ男に豹変…。不倫をしていたときは、手に入らないものをどうしても手に入れたくて必死だったので、彼の本性が見えていなかったと思います。あるいは、モラハラのターゲットが前妻から私に移っただけなのかもしれません…」(レナ/30歳)不倫中の女性は、不倫相手を手に入れることがゴールになってしまいがち。そのため現実が見えていなかったり、相手の本性に気づけない場合があります。取り返しのつかない選択をしてしまうこともあるかもしれません。「不倫相手を略奪したものの、こんなはずじゃなかった…と後悔したエピソード」を紹介しました。妻から不倫相手を略奪して幸せを手に入れようとしても、一筋縄ではいかないこともあるようです。因果応報という言葉の通り、誰かを不幸にしたぶん、その報いは受けなくてはならないのかもしれませんね。©kei907/Adobe文・小泉幸
2024年02月10日憧れの客室乗務員になった綾香さん(仮名・34歳)。結婚願望はあるものの現在恋人はおらず。ある日、ピンチを救ってくれた既婚男性(弘さん・仮名・54歳)に思いを寄せるようになり、やがて二人は不倫関係に。人知れず密会を重ねていましたが、気晴らしに弘さんに料亭に連れて行ってもらった際、帰りに突然別れを告げられてしまいます。綾香さんは不倫相手の弘さんとずっと一緒にいられると思っていただけにその悲しみは相当身に堪えたと言います。それでも気を取り直し、翌日仕事のため帰りの飛行機に乗り込んだそうです。急な別れにショックを受けつつも、どうにか仕事をこなすことに…「今日の飛行機に弘さんも乗る予定でした。でも、彼は乗る便をずらす可能性が高いと考え、顔を合わせることはないと私は少し安心した気持ちでいたのです。機内で飲み物を配っていると、急にとある男性のお客さまから手をギュッと握られて…。驚いた私とそのお客さまとがしばし見つめ合う形に。あまりのことに困惑していると『何をしているんですか!』と元不倫相手と出会った時のように他のお客さまから声がかかりました」綾香さんは「助かった」と思ったのもつかの間、衝撃的な言葉を聞かされることに。「そのお客さまはひどく怒った顔をしていました。すると、次の瞬間『父のことも同じようにたぶらかしたんでしょ?』と信じられない言葉を放ったのです。よく見ると、その女性は昨夜弘さんが料亭でぶつかった相手…その発言から元不倫相手の娘(凪さん・仮名・27歳)だと判明。あの時彼がスマホを見て真っ青になったのも、その場で彼女から電話がかかってきたからだと悟りました」なんと綾香さんは偶然凪さんと同じ便に乗り合わせていたのです。「続けて彼女は『この人、乗客と不倫していたんですよ』と大きな声で叫び出しました。すぐに『お客さま、落ち着いてください』となだめたものの、周りから白い目で見られることに。その後、無事に飛行機が空港に到着し、私はほっと胸をなでおろしたのですが、ここで恐れていたことが起こってしまいます。パイロットや客室乗務員が集まる着陸後のミーティングで、先ほどの機内での騒ぎが話題にあがったのです。上司から真相を求められ『お客さまと不倫関係にあったのは事実です』と白状。もちろん激しい叱責を受けて…職場での信頼関係が壊れたと感じた私は、仕事を休み家に引きこもるようになりました」落ちこむ綾香さんを心配した両親が部屋に駆け付けてくれたと言います。元不倫相手の妻が怒鳴り込んできて…その時彼女が投げかけた驚きの言葉とは…?「両親が到着したタイミングでインターフォンが鳴りました。ドアを開けるとそこには見知らぬ女性が立っており『弘の妻の直美(仮名・51歳)です』と名乗ったのです。どうやら娘から不倫の事実を知らされ、私の住所を夫から聞き出した様子。彼女は両親を見るなり『お宅の娘さんが夫を略奪しようとしたのよ!どういう教育してきたの?』とののしると、私に『妻子持ちと知って夫と交際していたなんて、ただの不倫じゃなくてパパ活だったんじゃないの?』と疑惑の目を向けてきて。すかさず『違います!私はお金に困っていません』と答えると『じゃあ、慰謝料をたっぷり払ってもらうわよ』と直美さんはほくそ笑んで。最後に『夫とは離婚しないから』と言い残すと彼女は足早に去っていきました」両親は綾香さんが不倫していたとは知らなかったので、その場はシーンと静まり返ったそう。「案の定、両親に『人の家庭を壊そうとしたなんて…もう娘でも何でもない』と叱られ、一方的に絶縁されてしまいました。この出来事でさらに意気消沈した私は、仕事に復帰することなくそのまま退職。元不倫相手の妻から慰謝料を請求されたので、支払いのため働かなければならないけれど、今は次の職を探す気力もありません。不倫をした結果、周りからの信頼と大切な仕事、そしてかけがえのない家族も失ってしまって…私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」ほんの出来心で不倫に走ってしまった綾香さんですが、その代償はあまりにも大きかったのではないでしょうか。職場での不倫に溺れないためにも、気を緩めることなくしっかり働きたいところです。©kei907 /Adobe文・菜花明芽
2024年02月09日ふと誰かの思いやりに触れ、心ときめくのはそう珍しいことではありませんね。今回は、窮地を救ってくれた既婚男性とひょんなことから不倫関係に陥ってしまった34歳客室乗務員のエピソードをご紹介します。憧れの客室乗務員になり多忙な日々を送るも…綾香さん(仮名・34歳)は現在とある既婚男性(弘さん・仮名・54歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ綾香さんは自ら不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、子どもの頃の夢を叶えて客室乗務員になりました。仕事はとてもハードだけれど、男性にはモテるし、合コンに参加する機会も多くて…想像以上に充実した日々を送っています。そもそも結婚に焦りを感じていないので、いずれ気の合う男性と出会えたらゴールインしたいなと思っていました」不倫とは無縁な生活を送る綾香さんに思いがけない出会いが訪れます。「その日の業務は超多忙でした。とあるお客さまにコールボタンで呼び出されたのですが、他の仕事で手が離せずすぐに駆け付けることができなくて。急いで向かったものの『いつまで待たせるの!』とお客さまはすごい剣幕で怒っていて…私はクレームの途中で口を挟むべきではないと思ってただただ黙っていたのですが…。そんな私を見るに見兼ねた男性のお客さまが『もうそれくらいにしておいたらどうですか』と声をかけてくれたのです。彼のおかげでどうにかその場が収まったのでとても助かりました」綾香さんは先ほどのお礼を言いにその男性の元へ足を運んだのだとか。「私が感謝の気持ちを伝えると、相手は目くばせしながら名刺を手渡してきました。その瞬間胸が高鳴って…彼の優しさに触れ、心奪われていたことにようやく気づいたのです。少しでも相手のことを知りたい気持ちから、その日のうちに弘さんに電話したのですが、早々に妻子持ちであることが発覚。でも、彼を諦めることができなくて…駄目でもともととアプローチを試みることに。すると向こうも気があったようで、割と早い段階で不倫関係になりました」一体、二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。「弘さんは商社マンということもあり、主に国内出張をしていました。私も、国内線を担当していたので自然と顔を合わせる機会が多くて…同じ飛行機に乗りこむことも。機内でお客さまをお出迎えする時に彼とアイコンタクトを取って、周りに気づかれないよう不倫関係を楽しんでいたのです。私がそのまま現地に泊る日は、彼の宿泊先まで出向き逢瀬を重ねていました」二人は不倫がバレることを恐れ、いつも宿にとどまっていたと言います。でも、たまには息抜きをしたいということで弘さんの案内で料亭に向かったそう。突如不倫相手の顔が真っ青に…その後彼が放った信じられない言葉とは…?「彼は『美人を連れていると気分がいい』と上機嫌でした。私も二人きりの外出にドキドキ…おいしい料理をいただきながら『このままずっと一緒にいようね』と愛を確かめ合ったのですが…。お会計を済ませ玄関に向かおうとした弘さんが、偶然入って来た夫婦とすれ違った際に女性と肩がぶつかってしまって…彼は『すみません』と謝ったものの相手の顔を見るなり顔面蒼白に。さらに自分のスマホが鳴り出すと、おたおたし始めたのです。様子がおかしいので『どうしたの…?』と聞くと『俺はこのまま帰宅するよ』『やっぱり家族を裏切るようなことはできない』と態度を急変させて。必死に引きとめたものの弘さんの意志は固く、私は突然別れを余儀なくされました」訳もわからず捨てられてしまった綾香さん。相手が既婚者だと知りながら交際していたのだから、不本意な別れ方をすることになっても仕方ないのではないでしょうか。©Yakobchuk Olena/Adobe文・菜花明芽
2024年02月09日日頃の頑張りが認められ社長秘書になった真帆さん(仮名・38歳)。同時期に先代の娘婿として社長に就任した匠さん(仮名・35歳)が重圧に押しつぶされそうになる姿を見て「彼をそばで支えたい」という気持ちになって…。親身になって近づき、やがて二人は密会を重ねる仲に。しかし予想外の形で彼の妻(美鈴さん・仮名・34歳)に不倫がバレたことがきっかけとなり、真帆さんは匠さんにあっさり捨てられてしまいます。真帆さんは、匠さんと一緒にいると居心地が良かったのでこのまま不倫関係が長く続くことを願っていたと言います。そのため突然の別れが相当胸に応えたそう。社長である匠さんと顔を合わせるのは憂鬱だったものの、気を取り直して会社に行くことにしたのだとか。元不倫相手とサレ妻の立場が交代…窮地に追い込まれることに「翌日、会社は大騒ぎになっていました。なんと社長が匠さんから妻の美鈴さんに代わっていたのです。以前、美鈴さんは父である先代の右腕として働いていたこともあり、同族企業なので彼女の鶴のひと声で社長が交代した様子。彼女はグッと私に顔を近づけると『夫を略奪しようとしたあなたを許さない』『これからたっぷり復讐させてもらうから』と言ってきて…そこからが本当の地獄の始まりでした」この日を境に真帆さんは、新社長の美鈴さんに冷たく当たられるようになります。「美鈴さんはあからさまに私を追い詰めてきました。彼女は私たちの不倫の件から、移動をタクシーから運転手(康之さん・仮名・40歳)付きの車に変更して。私が車の見送りをすれば『あなたの顔なんて見たくない!』と怒鳴られ、帰ってくれば『スケジュール管理がなっていないから疲労困憊になるのよ』と言いがかりをつけられる始末。そんな様子を見た運転手の康之さんが『あんな言い方しなくてもいいのに』と私に同情してくれたのですが…。周りの部下は普段厳しく接していたこともあって、みんな美鈴さんの味方になっており私は完全に孤立してしまいました」しかし、生活していかなければならなかったので、真帆さんはそう簡単に仕事を辞めるわけにはいかなかったと言います。「社内は私と匠さんの不倫の話題で持ちきりでした。結局のところ自分が悪いのだけれど、周りから白い目で見られてやりきれない気持ちでいっぱいに…。そんな時、運転手の康之さんから『かわいそうで見ていられない』と言われ駐車場で急に抱きつかれて。本来なら、すぐに彼の腕を振りほどくべきだったのですが、メンタルが弱っていたこともあり誰かに寄りかかりたい気持ちから、私はそのまま身を任せてしまったのです」数日後、真帆さんは美鈴さんに社長室に呼び出されたそう。サレ妻からさらなる不倫を疑われ…必死に否定するも…「何事かと思いドアを開けると、そこには康之さんも同席していました。美鈴さんから『あなた、私の運転手とも不倫しているの?』『証拠もちゃんとあるのよ』と写真を見せられて。そこには私を抱きしめる康之さんの姿が写っており『抱き合ったのは一度きりで、カラダの関係は一切ありません』『康之さんが既婚者だと知らなかった』とはっきり否定したのですが…。康之さんは『真帆さんに誘惑されました』と素知らぬ顔で言い放ったのです。美鈴さんは、驚く私を見てほくそ笑んでいて…この状況から、康之さんとの不倫疑惑は彼女が仕組んだものだと悟りました」その後、康之さんと抱き合う真帆さんの写真が社内メールで出回ってしまいます。「私は社内で二人の男性と不倫関係にあったと噂されるようになりました。康之さんとは何もなかったのに、どんなに言い訳しても写真を見た周りの人たちは私の言葉を信じてくれなくて。さすがに職場に居づらくなった私は、退職を余儀なくされることに。精魂尽き果てたので、しばらく実家の両親を頼ることにしたのです。でも、美鈴さんが先回りして実家に不倫の証拠を送りつけていて、両親に『不倫ばかりして恥ずかしいと思わないのか!』と怒鳴られ敷居をまたがせてもらえませんでした」このタイミングで真帆さんは美鈴さんから慰謝料を請求されたのだとか。「不倫の代償として慰謝料を払うことになりました。今回のことでもう秘書の仕事はこりごり…次の職もこのご時世そう簡単に見つかりそうもありません。もうすぐ貯金も底をつき家賃が払えなくなる可能性も…。いつも男性に頼って生きてきたので、ピンチを一人で乗り越えるすべを知らなくて…私はこれからどうやって生きていけばいいのでしょうか」不倫したことで何もかも失った真帆さん。人の家庭を壊そうとしたのだから、つけが回ってきても何も文句は言えません。越えてはいけない一線があると自ら戒めておきましょう。©Kanazawa photo base/Adobe文・菜花明芽
2024年01月18日「困っている人がいたら放っておけない」と思うのはごく自然な感情ではないでしょうか。今回は、ある男性を守りたいという気持ちから不倫に陥ってしまった38歳社長秘書のエピソードをご紹介します。奔放な恋愛ばかり経験するも…精神的に追い詰められた彼が気になって真帆さん(仮名・38歳)は現在とある既婚男性(匠さん・仮名・35歳)と不倫関係にあると言います。なぜ、真帆さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「自分で言うのもなんですが、私は昔から男性にモテます。寂しがり屋な性格ということもあり、いつも男性がそばにいなきゃダメな恋愛体質なんです。ですので、相手が既婚者でも、彼女持ちでもお構いなしで…好きになった人はすべて自分のものにしてきました。さほど結婚願望もないので、気ままに独身生活を送っていると言った感じでしょうか」これまで思いのままに恋愛をしてきた真帆さん。しかし、社内不倫は今回が初めてだったのだとか。「小さい同族企業で秘書として働いています。地道に努力を重ねたかいがあり、最近社長秘書に抜擢されて…同じタイミングで社長に就任したのが、先代の娘と結婚し婿として会社を継ぐことになった匠さんでした。そばで見ていると彼は相当なプレッシャーを日々感じている様子。心配になった私は『無理は禁物ですよ』『何かあったらいつでも相談にのります』と頻繁に彼に声をかけていたのです。その結果二人で会話する機会が増えていって、匠さんが妻と不仲であると知ることに。徐々に私の中で『匠さんを支えられるのは私しかいない』という気持ちが芽生え始めました」母性本能をくすぐられた真帆さんは、匠さんに猛アプローチ。間もなく二人は不倫関係に陥ったそう。「私たちは不倫がバレることをとても恐れていました。社長と秘書という間柄なので、事実が知れるとすべてを失うとわかっていたからです。秘書である私が匠さんのスケジュールを調整して『取引先に出向く』と予定しながらもホテルで密会をしたり、『出張』と言いながらも後から私が合流する形で一緒に旅行したりして周りの目を欺くことに。毎日のように顔を合わせるため、基本的に私から連絡は一切しないことになっていて。匠さんは主にタクシー移動をしていることもあって、私のスマホの番号をカムフラージュのためタクシー会社の名前で登録。不倫関係が周りに気づかれないよう対策を徹底していました」でも、予期せぬ形で匠さんの妻(美鈴さん・仮名・34歳)に不倫がバレてしまいます。「ある夜、寂しさが募って私は匠さんのスマホに電話をかけてしまいました。すると妻の美鈴さんが出て『夫がタクシーに忘れ物でもしましたか?』と言うじゃないですか。彼のスマホに私の番号が『タクシー』と登録してあったからです。続けて『どうしてタクシー会社の方が夫の電話番号を知っているんですか?』と疑問を投げかけられて。まさかの展開に驚いた私は何も言わずそのまま電話を切りました」この時匠さんはそばにおらず、タクシー会社から急ぎの電話がかかってきたと思った妻がスマホに出たのだとか。自分のせいで妻に不倫がバレてしまって…その時彼が放った驚愕の言葉とは…?「まずいことになったと思っていたら、翌日彼に呼び出されました。匠さんは『昨日の電話が原因で妻に不倫がバレた』と語ると『もう君とは別れる』と冷たく言い放ったのです。すかさず私が『妻とうまくいっていないんでしょ?』と問いただすと『たしかにそうだけど、俺は世間体があるから離婚することはできない』と言われて。匠さんが『私のことよりも周りの目を気にしている』と知り…ここでようやく彼に遊ばれたのだと気がつきました」不倫相手にいとも簡単に捨てられてしまった真帆さん。突然別れを告げられても、身勝手に不倫に走ったのだからすべて受け入れるしかありません。©taka/Adobe文・菜花明芽
2024年01月18日夫(克敏さん・仮名・40歳)に不満を感じながらも、仕事と育児に追われる日々を送っていた紀子さん(仮名・38歳)。ある日、上司に仕事の成功と引き換えにカラダの関係を迫られてしまって。そんなピンチを救ってくれた後輩(佑さん・仮名・28歳)に思いを寄せるようになり、二人はやがて不倫関係に。しかし、あることがきっかけで佑さんに上司との不倫を疑われ、紀子さんはあっさり捨てられてしまいます。突然別れを告げられて悲しみに暮れる紀子さん。しかし、誰にも不倫がバレていなかったので元の生活に戻ることにしたのだとか。予想外の形で元不倫相手から復讐されて…「次の日、私は気を取り直して職場へ向かいました。すると上司から『佑さんが君からセクハラを受けたと訴えている』と告げられて。もちろん身に覚えがないので『そんなことしていません』と主張し、とりあえずその場を納めたのですが…。周りから白い目で見られて『二人は仲がいいと思っていたのに』『紀子さんが佑さんに迫っていたのでは?』と噂される始末。すべては私と上司が不倫していると勘違いした佑さんからの仕返しだったのです」その後、紀子さんのセクハラ騒動は、何の証拠もないので大事に至ることなく収束したそう。「まさか佑さんに復讐されるとは思ってもみませんでした。セクハラの事実はないものの、悪い噂に尾ひれがついてしまって…私は職場に居づらくなり退職を余儀なくされることに。元不倫相手の佑さんと顔を合わせるのもつらかったので、もう潮時だと思ったのです」急な決断だったので、仕事を辞めたことを家族にまだ伝えていなかったと言います。「私が退職の話をしようとしたところ、夫も『家族会議を開きたい』と言い出しました。すると娘(朱莉さん・仮名・13歳)の目の前で、突然私と佑さんの不倫の証拠写真をテーブルに並べ始めたのです。以前に増して、週末外出するようになった私を不審に思った夫がスマホを盗み見した様子。そこで動かぬ証拠を押さえるため探偵を雇ったのだとか。完全に不倫はバレていないと思っていたので、私はあまりのことに絶句してしまいました」娘は激しく泣きじゃくり、紀子さんの不倫を責め立てたそう。娘の前で夫に不倫を暴露されて…その時彼が発した驚きの言葉とは…?「すべて私が悪いので娘に何も言い返すことができませんでした。すると夫がたたみかけるように『朱莉が誕生日にもらったネックレス…それはママが不倫相手と選んだものなんだ』と暴露。事実を知った娘は『こんなものいらない』とネックレスを私に投げつけて、部屋を出て行ってしまったのです」予想だにしなかった展開にただぼう然とする紀子さん。なぜ、夫は娘の前でわざわざ母親の不倫を暴露したのでしょうか。「たしかに夫婦で話し合ってもよかったと思います。これまで育児に参加してこなかった夫は、強い絆で結ばれている私と娘を引き離そうと考え不倫を暴露したのだとか。すぐに夫は『これでお前の味方は誰一人いなくなった』とほくそ笑んだのです。『それにしても娘にはあまりにも酷だった』と話すと『全部お前が悪いんだろう』と夫に怒鳴られました。彼の言っていることは間違っておらず、私に言い返す権利などありません」紀子さんはその場で夫に家を追い出されてしまいます。「行く当てもないので、私はとりあえず実家に帰ることにしました。しかし、そこに娘が逃げ込んでおり、不倫の事実を知った両親に『孫を泣かせるなんて許せない』『家庭を大事にしなかった紀子が悪い』と言われ敷居をまたがせてもらえず…。住む場所もなく、退職したばかりで現在職もありません。その後夫とは離婚が成立し、最終的に慰謝料を請求されることに。不倫した結果何もかも失ってしまったけれど、これも全部自業自得だと思います」自ら不倫に走ったことで家族を傷つけてしまった紀子さん。今になっていくら後悔しても以前のような生活に戻ることなどできません。悪いことをしたら巡り巡って自分に返ってくると肝に銘じておきましょう。©MAXSHOT_PL/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日誰かの優しさに触れて嫌な気がする人はいないのではないでしょうか。今回は、上司から自分をかばってくれた年下男性と不倫関係に陥った38歳女性のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも何も言えず…仕事と育児に追われる日々紀子さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(佑さん・仮名・28歳)と現在不倫関係にあると言います。なぜ紀子さんは先行き不安な恋に走ってしまったのでしょうか。「うちは夫(克敏さん・仮名・40歳)と娘(朱莉さん・仮名・13歳)の三人家族です。夫は亭主関白の上嫉妬深くて、一緒にいても安らぎを感じることができません。しかも、子育てに協力的でないので私はずっとワンオペ育児を強いられてきました。それでも、おとなしい性格ということもあり、夫に不満を抱いていても文句ひとつ言えず…。ですので、この現状を仕方なく受け入れて生活するしかなかったのです」ここまで話を聞いても、浮気の気配すら感じないのですが…。「私は長年企画部で働いています。自分のアイデアが商品化されることにとてもやりがいを感じていました。しかしある日突然『君の企画を通す代わりに俺とカラダの関係を持たないか?』と上司に言い寄られて。最近私の考えた案はことごとく不採用になっていて…ちょうど自信を失っていたところだったのです。『そんなこと言われても困ります』と誘いを断るも、結局上司にしつこくされることに。それを見兼ねた後輩の佑さんが『あなた既婚者でしょう!なんてことを言うんですか!』と上司に釘を刺してくれました」その日を境に、上司は紀子さんに何も言ってこなくなったそう。「私は、身を挺して守ってくれた佑さんに思いを寄せるようになりました。『自分は既婚者だから…』と気持ちを押さえようとするも、それを止めることができなくて。でも、積極的なタイプではないので、最初は彼と休憩時間に談笑するだけで精一杯。その内容は夫の愚痴から始まり、近頃は悩みを相談する仲に。ある日『「娘の誕生日プレゼントを買いに行こう」と夫を誘ったけれど断られてしまった』と話すと、佑さんが『俺で良かったら一緒に行きますよ』と言ってくれたのです。思いがけない展開に私は心が躍りました」紀子さんは「ただ二人きりで会うだけだから何も問題はない」と考えていたのだとか。「彼は『今どきの中学生は大人っぽいものを好むようですよ』と言って、プレゼントにアクセサリーを勧めてくれて。『これなんてどう?』『もっとシンプルなデザインがいいのでは?』と二人で話し合って、娘に似合うネックレスを購入。その後、プレゼント選びに付き合ってくれたお礼に彼に食事をご馳走して…気がつくとあっという間に日が暮れていました」佑さんと楽しい時間を共にしたことで、紀子さんは家に帰るのが忍びなくなったと言います。「次の瞬間、私の気持ちを察したかのように彼がギュッと手を握ってきました。『もっと紀子さんと一緒にいたい』『これから二人きりになれる場所へ行きましょう』と誘われたのです。私は佑さんに好意があったので、言われるがままカラダの関係を持ってしまって…。『二人で会うのは一度きり』と決めていたのに、気づいたら毎週末彼と密会を重ねるようになっていました」そんなある日、紀子さんは再び上司に呼び出されます。「私はまた上司に誘われたらどうしようと思い悩んでいました。すると『次の企画は君に任せるよ』と言って、上司は私の肩をポンっと叩いたのです。地道な努力が認められ喜んだのもつかの間…私を心配して後を追ってきた佑さんがこの現場を見ていて。それが思わぬ出来事を引き起こすことになりました」上司との不倫を疑われて…その時彼が放った衝撃的な言葉とは…?「翌日、いつも通り彼とデートする予定でした。しかし、佑さんは鬼のような形相で現れて…私が『何かあった?』と聞くと『よくもそんなしらじらしいことが言えるな!』と怒鳴ったのです。さらに『昨日上司と廊下で見つめ合っていたじゃないか』『俺に隠れて二人は付き合っていたんだろう』とすごい剣幕で怒り出して。上司とは仕事の話をしていただけで、カラダの関係はないと説明しても、彼は聞く耳を持たず。『上司と好きなだけ不倫関係を続ければいいだろう』『俺たちもう終わりにしよう…君とは別れる』と捨て台詞を吐くと彼は足早にその場を去っていきました」本来の不倫相手である佑さんに「上司と不倫している」と誤解されたまま、突然別れを告げられた紀子さん。夫に不満があったとはいえ、自ら不倫に走ったのだから悲しい結果になっても仕方ないのではないでしょうか。©Imaging L/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日ナギサさんは高校時代から付き合っていたタクミさんと長い月日を経て結婚。しかし挙式直後、新居の寝室で不倫の証拠を発見。浮気中の2人を寝室に閉じ込めたナギサさん。出てきたのはなんと50代後半くらいの女性……夫は「これくらいの女性が一番好き」と熟女好きをカミングアウト。さらに、結婚した理由は、ナギサさんの母親目的だったと衝撃の告白。怒ったナギサさんは夫を家から追い出しました。 夫の不倫を父親に報告すると「時には目を瞑るのも妻の役目」「男を見る目がない」などと責められてしまい、さらに落ち込んでしまいます。 一方、自宅から追い出した夫は、今もなおマッチングアプリをお楽しみ中。ナギサさんは、夫がアプリを使えないようにするため、仲間の協力のもと夫を退会させることに成功! しかし、さすがに夫もこの異変に気付いたようで、ついに連絡が……! 無神経な夫にイラッ! 「勝手にメッセージ消したり、アプリ使えなくさせたり、めちゃくちゃだよ」とメッセージしてきた夫に「また浮気をしようとしていたことを認めるようなものだけど?」と返信。夫は何も言い返すことができずにいました。 そんな夫に「直接話し合いをしましょう。私たちの今後や離婚について」と送ると、まさかの返答が! 「え? 俺らやり直すんじゃないの? 俺はまだ好きだけど?」 ナギサさんはすぐに夫に電話をかけ「タラタラと浮気する男と誰がやり直せるか!」と強い口調で言い返しました。 電話を切ったあと少し冷静になると、20代半ばでバツがつくのは抵抗がある……次に新しい出会いがあるとは限らない……夫はまだ好きだと言ってくれる……ナギサさんはこれからどうしたらいいのかわからなくなってしまいました。 不倫がバレて家を追い出されたあと、反省することもなくマッチングアプリを使い続けていた夫。そんな無神経な人とやり直せるはずがありませんよね。どこまで自分本位な考えなのでしょうか。離婚することには不安があるナギサさんですが、ここまで大きく傷ついた信頼関係を修復するのは至難の業。覚悟を決めて離婚する方がナギサさんのためかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
2024年01月08日不倫を繰り返す夫への仕返しとして、自分も不倫を始めた紗季さん(仮名)。しかし紗季さんの不倫中に、夫も新たに不倫をしていた事実が発覚。問い詰めたところ、夫はすでに紗季さんの不倫を知っており、「お前も不倫しているんだろう?」と開き直ったのです。その後、夫婦関係は思いもしなかった方向へと進んでいったそう…。心理カウンセラーの並木まきが、30代女性の不倫による転落劇をお届けします。夫から突然「離婚」の申し出「夫と私は、このままお互いに不倫を公認する関係になっていくのかな、と思っていました。しかし夫はいきなり、『もうこうなったら離婚しようよ』と、まるで週末にどこかに出かけようというような軽い口振りで提案をしてきたんです。まさか夫から“離婚”という言葉が出るとは思っていなかったので、この時点でかなり動揺しました」自分も不倫をしている立場なので、夫の新しい不倫を追求することができない紗季さんは、夫の言い分をまずは聞いたとのこと。夫は「もともと夫婦としてしっくりこないから、俺は浮気を繰り返した」、「君が不倫をするほど好きな人ができたなら、俺ではなくその人と幸せになってほしい」と言ってきて、強い離婚の意思を示したそうです。「最初は冗談かと思っていましたが、話を聞いているうちに夫は本気で離婚をしたいのだと感じました。だけど私の不倫は、夫への腹いせから始まったもので本気ではなかったので、夫に離婚をされたら困るのは私です。ここまで事態が悪化して初めて、私は自分がとんでもないことをしてしまったのだと気づきました」結婚してからパートや派遣社員で短期の仕事しかしてこなかった紗季さんは、離婚をしても自立をするだけの経済力がなく、夫と離婚をすれば生活への不安が強かったとのこと。しかし夫は、紗季さんの言葉にはまったく耳を傾けることなく「夫婦双方が不倫しているんだから、もうとっくに家庭崩壊だ」「頼むから離婚してくれ」の一点張りだったとか…。“腹いせの不倫”という理屈は通用しなかった「夫に対して『私の不倫は、あなたへの腹いせで本気ではない』と何度伝えても、夫の離婚意思が変わることはありませんでした。今思えば、夫は本当に家庭にうんざりしていて、息抜きのために不倫を繰り返していたのかもしれません。私が不倫をしていたことで、やっと離婚できる口実ができたとでも思ったのかというくらい、離婚と言い出してからの展開は早かったのです…」最後まで紗季さんは離婚に抵抗したそうですが、夫の提案した離婚条件をのむ形で協議離婚が成立。慰謝料はなく、婚姻期間に応じた財産分与のみでした。「財産分与のお金で、なんとか新生活の準備はできましたが、結婚してからずっとキャリアを中断していた私は、就職も思うようにいかず今もアルバイトをしています。あのとき、自分が腹いせで不倫をしていなければこんなことにはなっていなかったはずだし、夫だって再び不倫をすることはなかったかもしれません。夫婦関係を完全に壊す引き金を引いたのは、私なんだと思うと悔しくて仕方ありません。人づてに聞いた話では、夫も再婚はしていなくて、家事ができないので独り身で大変そうと聞いてはいます。私が不倫さえしなければ、夫婦の再構築だってできたかもしれない…と後悔しています」不倫のきっかけが“腹いせ”だったとしても、不倫は許されることではありません。夫婦としてこれまで築き上げてきたものを一瞬にして破壊してしまうほど、不倫には強い破壊力があるのです。©健二 中村/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日主人公の金子ゆいさんは社会人2年目で、営業一課に勤務。同じ課でゆいさんの上司である中村課長は、別部署の女性社員・花園裕子と不倫関係にありました。この日も営業一課の飲み会なのに、別の課の裕子も参加していてーー。 不倫女が私の男アピールを炸裂! 別部署なのに飲み会へ参加する裕子は、不倫関係を隠しているつもりですが中村課長の飲み物を作るなど、“中村課長は私の男”アピールが止まりません。 このときのゆいさんは、まさかふたりに不倫のアリバイ工作に利用されるなんて思っていなかったのです……。 上司と女性社員の不倫を知っても、自分には関係ないとスルーしていたゆいさん。自分に害がなければ、基本的に不倫している人たちに関わりたくないですよね。皆さんは社内不倫を知ってしまったら、どう対処しますか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ぽん子
2023年12月29日ようこさんと夫のタク男は、兄妹の子どもを持つ4人家族です。結婚6年目のある日、ようこさんは友人からの目撃情報で、タク男に不倫しているのか問い詰めると、タク男はあっさり不倫を認め、さらにヘラヘラしながら離婚届も提出済だと衝撃的な告白をしてきたのです。離婚しても慰謝料すら払わず、家族を続けたいと言うタク男。ようこさんは子どものために離婚を断固として拒否します。 タク男は再び不倫相手と話すと言いましたが、後日、話し合いの場になんと不倫相手との子どもを連れて現れました。 ようこさんは子どもを盾に保身に走るタク男を見て、あまりのひどい行動に自宅を飛び出します。 実母に否定され続けて育った過去があるため帰る実家もなく、しばらく妹・たえの家に身を寄せました。その後、携帯電話を取りに家へ帰ると、ある異変が……! 自宅に一旦帰ってみると…衝撃的な結末 ようこさんが携帯を取りに一時帰宅すると、指輪や着物がすべて無くなっていました。実はタク男は両親から継いだ事業で設備投資に失敗し、倒産にまで追いやっていたのです。 ようこさんに「仕事は順調だよ」と言っていたタク男の話は嘘で、ようこさんの持ち物を勝手に売ってお金に換えたよう。 取り立てがようこさんの元にも来るようになり、マンションは差し押さえ……。ようこさんは長男の健と逃げ、まだ小さい妹の美紀は義父母が預かることに。不倫騒動をきっかけに、家族は離散することになってしまったのでした。不倫の件だけでなく、仕事のことも嘘をついていたタク男。しかもやはり最後は責任をとらず、自分だけ逃げだしたようです。家も失い、離れ離れで暮らさざるを得なくなったようこさんや子どもたちが不憫でなりません。 実家に頼れないようこさんにとっては、タク男の両親が協力的なだけよかったのでしょうか……。とはいえ幼い子どもたちにとっては、ようこさんと兄妹が揃って暮らすのがベストなはず。タク男には頼れなくても、一刻も早く家族3人が一緒に暮らせるのを願うばかりですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター 岡田ももえ
2023年12月24日主人公のヒヨリさんは、夫・ユウマと娘・メイの3人家族。幸せな生活を送っていた矢先に、夫の不倫が発覚しました。しかも不倫相手はまさかの娘が通う幼稚園の先生・ハナだったのです。一度は離婚も考えましたが、ヒヨリさんは再構築を決意。ところが、ある女性からのメールで事態は一転。その女性・アイカは、「ユウマとの子どもを妊娠しているから早く離婚してほしい」と言い出して……?「妊娠している証拠を見せてほしい」というヒヨリさんに、陽性になった妊娠検査薬の写真を見せるアイカ。捏造ではないことを知ったヒヨリさんは……。 ユウマは妊娠のこと知ってるの!? 妊娠したことはユウマにも報告済みというアイカ。2人で話していても埒が明かないと思ったヒヨリさんは、ユウマをこの場に呼び出します。 そしてユウマ本人の口から語られたのは、最低すぎる事実だったのです……。信じられないユウマの言動に呆れるヒヨリさんでしたが、アイカもまた赤ちゃんを「ユウマをつなぎとめるための道具」と捉えている様子。 そんな2人のやりとりを聞きながら、ヒヨリさんは「夫婦ってなんだろう。家族ってなんだろう」と考え込んでしまうのでした。 夫の不倫がわかって再構築しようとしていた矢先、また不倫が発覚して……。一度はユウマを許して前向きに頑張っていたヒヨリさんにとって、受け止めたくない現実だったはず。 子どもがいると離婚に二の足を踏んでしまうこともありますよね。ですが、ママが悲しんでいる姿を子どもは見たくないはず。母子ともに笑顔で暮らせるよう、最良の選択をしたいですね。 作画:Sumi著者:ライター ひより
2023年12月23日