数々のダメ男と付き合ってきたアパレル店員の貴美子さん(仮名・30歳)。ある日、店内で妻(桃菜さん・仮名・27歳)に「ファッションセンスが悪い」とコケにされる夫(毅さん・仮名・28歳)を見て、同情心から心惹かれてしまって。さりげなく彼のメールアドレスをゲットし自らアプローチ。二人はやがて不倫関係に。しかし、毅さんはお金を要求してくるようになり、それに応じられなくなった貴美子さんはあっさり捨てられてしまいます。彼との予想外の別れに悲しみに暮れる貴美子さん。でも、誰にも不貞がバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。サレ妻が職場に現れて…彼女が暴露した元不倫相手の恐ろしい事実とは…?「しばらく穏やかな日々が続きました。しかし、ある日元不倫相手の妻である桃菜さんが突然店に怒鳴り込んできたのです。私の顔を見るなり『夫の浮気相手に会うのにふさわしい服を選んで』とすごんできて。最近夫がおしゃれになったと違和感を抱いた彼女が、彼のスマホをチェックしたことで私との不倫がバレた様子。恐怖のあまり何も言えないでいると、桃菜さんは違うスタッフ(恵利さん・仮名・34歳)をつかまえて『じゃあ、あなたが服を選んでくれる?』と迫ったのです」貴美子さんは「他の人に迷惑をかけるわけにはいかない」と彼女を止めようとしたそう。「次の瞬間『恵利さんも夫と不倫していたのよね』『このお店のスタッフが二人も夫をたぶらかしていたなんて』と耳を疑うような言葉が聞こえてきて。こともあろうに、彼は私だけでなく恵利さんとも不貞を働いていたのです。私はあまりのことに頭が真っ白に…。その後、店長が『二度と同じことを繰り返さないようにします』と桃菜さんを説得すると、彼女は『次はないからね』と捨て台詞を吐いて帰っていきました」これを機に、貴美子さんは職場に居づらくなったのだとか。「恵利さんは不倫の事実を少しも反省していないようでした。私に『毅さんにいくら貸していたの?』と質問しては『私のほうが多くお金を貸していたから、その分あなたより愛されていたのよ』とマウントを取る始末。結局のところ、彼は誰かれ構わずお金を無心するダメ男だったのです。職場で不倫がバレたことで白い目で見られるようになり、私は退職を余儀なくされました」仕事を辞めて金銭的に苦しくなって、実家を訪れるも…「職を失ったことでお金もなくなり、家賃も払えなくなったのでひとまず実家に帰ることにしました。着くなり母(静子さん・仮名・58歳)が『この前、毅くんがうちに来たのよ…借金があって困っているって』『あなたと結婚して将来義理の息子になるのだからと思って、お母さんがお金を工面しておいたわよ』と話したのです。まさか私の母からもお金を取っていたなんて…彼の用意周到さに呆れ返ってしまって。でも、私が毅さんを母に紹介した手前責任を感じて『彼は既婚者だったの…不倫関係にあったけど、いろいろあって別れた』『借金があるという話は毅さんの嘘だと思う』と正直に胸の内を明かしました」その話を聞いた貴美子さんの母は怒り狂ったと言います。「鬼のような形相をした母に『あなたのせいで老後の資金がだまし取られた』と怒鳴り散らされました。すべて私が悪いのだから仕方ないと思ったのですが…。『もう顔も見たくないから出て行って』と予想外に突き放されてしまって。すぐに『仕事も辞めてお金もないし、私には今住む場所がないからしばらくここに置いて』と懇願するも時すでに遅し。『そんなこと私には関係ない』と母に実家を追い出されてしまったのです。こんな形ですべてを失うなんて…ほんの出来心で不倫に走ったことを悔やんでも悔やみきれません」軽率に不倫に陥った貴美子さん。相手が既婚者だと知りながら手を出したのだから、結果的に制裁されることになってもそれは自業自得ではないでしょうか。「人の不幸の上に幸せは成り立たない」と肝に銘じておきましょう。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年07月06日「恋は盲目」と言うように、相手に夢中になったが故に理性を失ってしまうことはよくありますね。今回は、軽い気持ちで不倫に陥ったものの、彼の本性を見抜くことができず悲しい結末を迎えた30歳女性のエピソードをご紹介します。お店を訪れた恐妻家のお客さまがあまりにも不憫で…貴美子さん(仮名・30歳)は現在とある既婚男性(毅さん・仮名・28歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、貴美子さんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私はアパレル店員として働いています。うちの店はレディースだけでなくメンズも扱っているので、家族やカップルで来るお客さまも多いです。ある日、夫婦で来店された方に話しかけようと近づくと何やら重苦しい空気が漂っていて。男性が服を手に取るなり『あなたには派手過ぎる』『絶対に似合わない』と妻(桃菜さん・仮名・27歳)が必要以上にダメ出しをしていたのです。すかさず『お似合いですよ』と私がフォローするとその人は満面の笑みを浮かべて…いつも否定ばかりされているんだろうなと思うと彼がかわいそうに見えてきました」これがきっかけで貴美子さんは不倫に走ることになったのだとか。「実は今までダメ男ばかりと付き合ってきました。まるで母親のように世話を焼いたり、彼が支払う費用を代わりに負担したり…。そうすることで相手に愛されると勘違いしてしまって…結局彼が私に寄りかかる形になり、交際は長続きしないのです。あの男性を見ていると『私ならもっと心に寄り添えるのに』『ギスギスした夫婦関係から救ってあげたい』という気持ちが湧いてきました」この段階ではお客さまとの接点が少ないのでアプローチのしようがないと思うのですが…。「彼はうちの服が気に入った様子だったので『お店のメールマガジンに登録しませんか?』と声をかけました。セールのお知らせが届くと説明し、メールアドレスをゲットしたのです。そして、その情報を私のスマホにも登録して。その場で『また店にいらしてくださいね』『私が服をコーディネートしますよ』と個人的にメッセージを送信。毅さんからも返信があって…そのうち彼はひとりで店を訪れるようになりました」その後、二人はどのように不倫関係に陥ったのでしょうか。「毅さんはどう考えても妻の尻に敷かれていたので、私は真逆の女性を演じることにしました。とにかく『服のセンスがいい』と彼を褒めちぎったのです。最初こそ謙遜していたものの、毅さんの顔は徐々に自信に満ち溢れるようになって。そのうち彼と頻繁に連絡を取り合うようになり、私から『あなたのことをもっと知りたい』と迫って不倫関係になりました」でも、すぐに雲行きが怪しくなったと言います。「毅さんは会うたびお金を要求してくるようになりました。『いずれ妻と別れて君と再婚するのだから家族も同然でしょ、お金を貸してよ』とおねだりするように。今までの彼氏にも同じことを言われていたので、さほど違和感を覚えず言われるがままお金を渡してしまって…。今振り返ると、ただお金でつながっているだけの関係だったのだと思います」貴美子さんは彼の本心を探るためある行動に出たそう。「事あるごとに『妻と離婚して君と一緒になる』と話すので、その本心を確かめるため彼を実家へ連れて行くことにしました。ただ毅さんは既婚者なので、両親には『独身』と偽って会ってもらうことに。にもかかわらず彼は『必ず貴美子さんを幸せにします』と両親の前で堂々と宣言。それから『毅さんは私との不倫に本気なんだ』と思うようになりました」これ以上お金は渡せないと告げると、彼は別人のようになって…「自分の生活もあるし、貯金も底をつきそうなので『これ以上お金を貸すことはできない』と毅さんに打ち明けました。すると、彼は『じゃあ、もう君に用はないよ』『金の切れ目が縁の切れ目だから』と突き放してきたのです。『私たち愛し合っていたじゃない』と引きとめようとするも『君がアプローチしてきたから、俺はそれに応じただけだよ』と言い残し彼は足早に去っていきました」身勝手に不貞を働いた貴美子さん。元カレと同じ匂いがすると思いながらも相手と不倫関係を続けたのだから、この結果もやむを得ないのではないでしょうか。©lielos/Adobe文・菜花明芽
2024年07月06日不倫という関係にも、親密度に差があります。長きにわたる濃密なものもあれば、一度きりという浅いものもあるでしょう。しかし、期間が短いからといって罪が軽いというわけではありません。そこで、“一度の火遊びで見た不倫の地獄”について、経験のある男女に話を伺いました。妻の友人に目撃されて即離婚「ある繁華街に飲みに行った先で、女性と知り合い、その勢いで近くにあったラブホテルへ。終電までに帰れば妻にもバレないだろうと思っていました。すると数日後、妻からスマホの写真を見せられました。なんと、女性と手をつないで歩く僕の姿でした。妻の友人が偶然目撃し、激写したそう。その友人というのは、以前から僕のことをあまりよく思っていない人で、結婚も反対していたようです。妻に、“友だちを信じておけばよかった”と泣かれ、即離婚を言い渡されました」エイタ(仮名)/30歳妻の友人に本性を見抜かれていたんですね。友人は普段からアンテナを張っていたがために、こういう場面に出くわしたのかもしれません。都合よく終わらせることができず…「数年前、ある女性と親しくなりました。僕が結婚していることはちゃんと伝えていましたが、それでも好意を持ってくれたんです。僕も嬉しかったので、今回だけ……というつもりで関係を持ちました。しかし、向こうはそういうつもりではないようで、翌日から“次はいつ会える?”と頻繁に連絡が来るように。都合よく終わらせることができず、妻にも関係がバレてしまい、一時離婚の危機に陥りました」タケト(仮名)/34歳こちらが一度きりのつもりでも、相手も同じ思いとは限りません。むしろ、相手の気持ちが盛り上がってしまうケースもあるようです。不倫相手の子どもを妊娠「私の友人の話です。彼女が結婚して間もないころ、“夫が出張で暇だから”と二人で飲みに行きました。そこで知り合った男性たちと、ワイワイ楽しく飲んでいたんです。その数か月後、友人が“子どもを堕ろした”と。なんでも前回一緒に飲んだ際に知り合った男性と一度関係を持ち、妊娠してしまったそう。“夫にバレずに済んでよかった”とそのときは言っていました。その後、友人は妊活に取り組み始めましたが…一向に妊娠する気配ないようです」マドカ(仮名)/32歳不倫相手との子どもを妊娠した挙句、“バレずに済んでよかった”とまで言ってしまうのは、あまりにも責任感がないと言えます。妻の両親に土下座「妻が旅行に行ったとき、チャンスとばかりに狙っていた女性を誘ってホテルへ行きました。翌朝、目が覚めてスマホを見たら、“体調が悪いから早めに帰る”という妻からのメッセージが。慌てて起きて帰宅したものの、すでに妻は帰宅。“どこに行っていたの?”と問い詰められ、修羅場になり、妻はそのまま実家に帰ってしまいました。そして、僕も追いかけて妻の実家へ。妻はすでに両親に事情を伝えてしまっていて、僕は謝るしかありませんでした。生まれて初めて土下座をしました」タイチ(仮名)/35歳妻は何か悪い予感でもしたんでしょうか。夫婦間にはこうした不思議な感覚が存在するのかもしれません。“たった一度の火遊びで見た不倫の地獄”をご紹介しました。当事者にとっては思い出したくもない体験でしょう。同じ過ちが繰り返されないことを願うばかりです。©west_photo/Adobe Stock ©show999/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月21日忘れられない男性がいる既婚者の美央さん(仮名・30歳)。ひょんなことから彼(晴さん・仮名・30歳)が身近にいるとわかり、SNSを検索し本人を探し当てDMを送信して。その後、二人は再会しやがて不倫関係に。ホテルで逢瀬を重ねるも、ある日美央さんは帰り際に彼の妻(カスミさん・仮名・27歳)と遭遇。浮気相手が晴さんだとバレておらず一時しのぎをしたものの、その事実を知った彼にあっさり捨てられてしまいます。不倫相手に突然フラれて失意のどん底に落ちた美央さん。しかし、夫(一真さん・仮名・34歳)に不貞がバレていなかったこともあり、元の生活へ戻ることにしたのだとか。穏やかな日々を送るも…ある日上司から信じられない報告が…「数か月は何事もなかったかのように穏やかに過ぎました。そんなある日、上司から朝礼で『このたび、カスミさんが産休を取ることになりました』と報告があって。私はこの時すでに晴さんとは別れていたものの『妻への気持ちは冷めている』と聞かされていただけにショックを隠し切れず…。でも、カスミさんが妊娠したのだから、彼の発言は嘘だったということになります。驚きを通り越して、ただただ悲しい気持ちでいっぱいでした」しかし、ここで美央さんにもっと悪い出来事が起こります。「今度はカスミさんが挨拶をする番になりました。すると、写真を取り出して周りに見せながら『実は一時美央さんに夫を略奪されていたんです』と語り出して。さらに『私がこの不倫の証拠写真を撮ったとも知らずに、彼女はその場で浮気の口止めをしてきたんですよ』と言うじゃないですか。ホテルを出てカスミさんに鉢合わせした時、すでに晴さんとの不倫がバレていたのです。今まで彼女が素知らぬふりをしていたなんて…あまりのことに背筋が凍る思いでした」続けて、カスミさんはお腹の子のエコー写真をみんなに見せ始めたそう。「彼女は『最終的に夫は私を選んだのです…その結果今回の妊娠に至って…』と話しました。その場はシーンと静まり返って…カスミさんは私に近づくと『産休の間、仕事頼みますね』と耳元でつぶやいたのです。これを機に職場で白い目で見られるようになり、いたたまれなくなった私は退職を余儀なくされました」夫には不倫がバレていないと思っていたのに…その時彼が取った衝撃的な行動とは…?「夫に『不倫が原因で仕事を辞めた』と言えるはずもないので、職場へ行くふりをして公園で物思いにふける日々を送っていました。ある日、珍しく夫が平日に休みを取ることになって…私はいつも通り時間をつぶし夕方に帰宅したのですが…。なんと部屋が空っぽになっており、私のすべての持ち物が跡形もなく消えていたのです。驚く私を見るなり夫が『君の元不倫相手の妻から手紙をもらったんだよ』と言い出して…思わぬ形で不貞は彼の知るところになっていた様子。『堂々と不倫していたそうじゃないか』『もう顔も見たくないから今すぐ出て行ってくれ!』と夫に怒鳴り散らされることに。私が『もう不倫相手とは別れたの』『お願いだから許して』と話すも、彼は聞く耳を持ちませんでした」その日、仕事を休んだ夫が一日かけて美央さんの荷物を全部実家に送ったのだとか。「私は、とりあえず実家に帰ることにしました。そうすると、母(恵子さん・仮名・57歳)が『近所であなたと晴くんの姿を見たと言う人がたくさんいるのよ』『二人は不倫しているんじゃないかと噂になっている』と困った顔をして。『でも、晴くんはもうすぐ子どもが生まれるんでしょ、あなたと不倫なんかしてるわけないわよね』と話すので、私はもうここで言い逃れできないと思い過去の不貞を認めたのです。そしたら、母は態度を急変させ『なんてことしてくれたの!お母さんの立場がないじゃない』と怒り心頭。私が『一真さんに不倫がバレて家を追い出されて…数日後に私の荷物がこっちに届くの』と必死に語りかけても、母は一切同情してくれず。『あなたとは縁を切るわ…荷物はすべて捨てておくから』と冷たく突き放されて…。先のことなんて何も考えてなかった私は、急に路頭に迷うことになってしまいました」不倫の末に何もかも失った美央さん。不貞を働いたことで、本来大切にすべき家族を裏切ったのだから、この結果も自業自得と言えるのではないでしょうか。「道を外れた恋に走ってはいけない」と覚えておきましょう。©琢也 栂/Adobe文・菜花明芽
2024年06月17日「世間は広いようで狭い」と言うように、実は思わぬ人とつながっていたというのはそう珍しい話ではありません。今回は、ずっと忘れられなかった男性が今も近くにいるとわかるやいなや、相手を探し出した末にW不倫に陥った30歳人妻のエピソードをご紹介します。お見合い結婚するも…初めての彼氏をいつまでも忘れられず…美央さん(仮名・30歳)は現在結婚しているにもかかわらず、とある既婚男性(晴さん・仮名・30歳)とW不倫しているそうです。なぜ、美央さんは禁断の恋に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「夫(一真さん・仮名・34歳)とはお見合い結婚で、二人の間に子どもはいません。ですので、私も長年仕事を続けており、お互い多忙が故に今となっては夫婦すれ違い気味になっています。実は私にはずっと忘れられない男性がいて…高校生の時お付き合いしていた初めての彼氏なんですけど。晴さんとは幼なじみでずっと仲が良かったのですが、いつしか恋心を抱くようになり交際へ発展。でも、別々の大学に進学したことをきっかけに自然消滅してしまったのです。夫を嫌っているわけではないものの、未だに彼を一番に思っていることは確かだと思います」そんなある日、美央さんは衝撃的な事実を知ることになったそう。「親しい同僚(カスミさん・仮名・27歳)の隣の席で仕事をしています。彼女は連休明けに『この間、夫婦で旅行をしてきたの』と言ってスマホの写真を見せてくれたのですが…。なんとそこには、私の思い人である晴さんの姿があったのです。まさか彼が私と同じ職場の女性と結婚していたなんて…本当に『世間は広いようで狭い』とただただ驚愕。写真から二人の仲睦まじい様子がうかがえたものの、晴さんがそばにいるとわかった私は彼への気持ちが再燃してしまって。帰宅すると、すぐに本名で登録するSNSを検索…その結果晴さんのアカウントを探し当てることに成功しました」美央さんはその場で彼にDMを送ったと言います。「とりあえず『久しぶりに会わない…?』と軽く誘ってみました。私は晴さんを思い続けていたけれど、彼も同じ気持ちとはかぎらないので様子を見ることにしたのです。すると、晴さんから『久々だね!二人で飲みに行こうよ』と返信があって…翌日の仕事終わりに居酒屋で再会することに。数十年経っても、彼はあまり変わっておらず…。昔話に花が咲くと、なんと晴さんも私と別れたことを後悔していたと発覚。感情が高ぶったこともあり、彼とそのままホテルへ行きカラダを重ねました」そのまま二人は不倫関係に陥ったのだとか。「私も晴さんも子どもがいなかったので、もし離婚することになっても簡単に事が進むと考えるようになりました。彼も『妻への気持ちは冷めている』と語っていたので、私も不倫することに罪悪感を抱かなくなって。週末に『休日出勤』と家族に嘘をついて二人でデートへ。ただ不貞がバレぬよう帽子やサングラスで変装することに。付き合っていた頃と同じように、地元のカフェへ行ったり、一緒に買い物をしたり…。ひとしきり楽しい時間を過した後に、ホテルへ行ってはカラダの関係を持ちました」美央さんは不倫が周りに知れぬよう対策を徹底していたそう。「ホテルには二人で入るものの、誰が見ているかわからないので帰る時は一人ずつ外へ出ていました。晴さんが帰宅したのを見計らってホテルを出ると、突然誰かが目の前に現れて…なんとそれは彼の妻のカスミさんだったのです。思わぬところを見られて私は顔面蒼白に。そうすると、彼女が『こんなところで何をしているの?もしかして浮気?』と話しかけてきて…この発言から私の不倫相手が晴さんとは気づいていないと判断。すかさず『このことは秘密にして』と言うと『しょうがないわね、うまくやりなさいよ』とカスミさんが納得した様子を見せたので、その場をどうにか切り抜けました」サレ妻に会ったと報告…その時彼が放った驚きの言葉とは…?「次のデートの時に『もう少しであなたとの不倫が妻のカスミさんにバレるところだった』と彼に報告しました。そしたら、晴さんは急におびえ出して『俺たちの関係が知れるのも時間の問題だ』『今すぐ別れよう』と私に言い放ったのです。『お互い離婚して二人で家庭を築きましょう』と提案するも『俺にとって今回の不倫はほんの火遊びだよ』と痛烈な言葉を浴びせられることに…彼が私に本気でなかったことが露呈して。こっちがどんなに引きとめても、彼は振り向きもせず足早に去っていきました」忘れられない男性と再び恋に落ちた美央さん。しかし、自分ばかりが本気になって肝心の相手の本音を見抜けなかったようです。©terovesalainen/Adobe文・菜花明芽
2024年06月17日職場での不倫というのはたまに耳にする話です。毎日のように顔を合わせるだけに、特別な感情を抱きやすいからかもしれません。一般的には上司と部下などがそういう関係に陥りやすいと聞きますが、なかにはちょっと変わったケースもあるよう。今回は、衝撃的な“職場不倫シチュエーション”について男女に話を聞いてみました。歯科助手と院長「以前、私が飲みに行ったときに出会った男性がいました。40代半ばで、歯科クリニックの院長。そのころ私は職探しをしていて、“うちで働きなよ”と声をかけられたのです。そのときはラッキーぐらいに考えていました。歯科助手として働き始め、しばらくして食事に誘われました。院長は既婚者だったんですが、やがてホテルに行くような関係に。1年ぐらいで別の仕事を見つけて辞めて関係も終わりましたが、次に入ってきた女性も私と同じようなタイプだったので手を出している可能性はありますね」カホ(仮名)/27歳男性にとって好みのタイプだったから採用したのかもしれません。院長という立場を利用しているのでしょう…。校長先生と教頭先生「私は教員をしているのですが、以前勤めていた学校で、校長先生と教頭先生が不倫関係にあるという噂がありました。校長は50代男性、教頭は50代女性。あくまで噂でしたが、友だちと食事をした帰りに、別の店から出てくる二人を見てしまったんです。寄り添いながら微笑む二人はまさにカップル。あれは間違いなく不倫だったと確信しています」ヨウコ(仮名)/31歳職場での信頼関係がエスカレートして不倫に進展してしまったのでしょうか。生徒たちに影響が出ないことを願うばかりです。清掃アルバイトと受付女性「僕が20代前半のころ、清掃アルバイトをしていました。ある会社のビルに頻繁に出入りしていたんですが、休憩中に自販機で飲みものを買っていたら、受付の女性に声をかけられました。30代のキレイな女性で、次第に親しくなり、連絡先を交換。一緒に食事に行く機会があり、既婚者でしたがそのあとホテルに行ってしまいました。バイトを辞めて次第に会わなくなり、最後は自然消滅でした」ユタカ(仮名)/28歳受付をしていると、きっといろんな人と顔を合わせるのでしょう。そこで好みのタイプの男性に声をかけたのかもしれませんね。議員と秘書「数年前に、ある議員の選挙活動を手伝いました。選挙カーに乗って移動する際、議員さんと秘書の女性が一緒だったのですが、やけに親しげで違和感をおぼえました。ある日、ワンボックスカーの後部座席で私がウトウトしてしまったとき、薄っすらと目を開けたところ、二人が手をつないでいるのが見えました。見てはいけないものを見てしまった気分になり、すぐに目を閉じました。おそらく二人は不倫していたと思います。ちなみにその議員さんは落選していました」ミエ(仮名)/32歳熱い思いを共有したことで燃え上がってしまったんでしょうか。しかし、そんな簡単に欲に負ける人に政治を任せられるとは思えません。“衝撃的な職場不倫パターン”をご紹介しました。最初は相手に何も感じなくても、顔を合わせるうちに関係が変化していくこともあります。一線を越えることがないよう、気を引き締めるべきところは締めなくてはいけません。©buritora/Adobe Stock ©Seventyfour/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月11日結婚後も仕事一筋だった翠さん(仮名・33歳)。どうにも要領の悪い部下(航平さん・仮名・23歳)を上司として心配していたものの、次第に一人の男性として意識するようになって。航平さんからの告白で二人は不倫関係に。中途採用で入社してきた小春さん(仮名・33歳)に不倫の事実を知られるも、きちんと口止め。しかし、突然彼に「他の女性とデートする」と言われ、翠さんはあっさり捨てられてしまいます。不倫相手に別れを告げられ悲しみに暮れる翠さん。でも、夫(新さん・仮名・35歳)に不倫がバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活へ戻ることにしたのだとか。元不倫相手と同僚が急接近…思いもよらない実情とは…?「職場で航平さんと会っても、私は素知らぬ顔をしていました。そんなある日、偶然彼が小春さんと腕を組んで親しげに歩いているのを目撃して。目が合うと、彼女は『私たちお付き合いすることになったんです』と報告し『あなたから航平さんを奪うような形になってすみません』と勝ち誇った顔を見せたのです。私は『もう別れたのだから、航平さんが誰と付き合おうと関係ない』と言い返すので精一杯。けれども、内心『付き合う男性まで私のまねをするなんて…』とはらわたが煮えくり返る思いでした」翠さんは過去の不貞を反省し、これからは家庭を大事にしようと考えたそう。「夫との関係を修復するため二人でデートに出かけました。でも、彼はずっとスマホばかり見ていて…とても仲が深まるとまではいかない雰囲気。しびれを切らした私は夫がトイレに立った隙に、いけないと思いつつ彼のスマホを盗み見ることに。すると、そこには『小春さん』という名前が表示されていたのです。私はあまりのことに頭が真っ白に…戻って来た夫を問い詰めると『彼女は英会話スクールに通っている教え子だよ、君の同僚なんだってね』『正直、君といるより小春さんといる方が安らぐんだ』と言われて。夫は『俺と離婚してくれ』と告げると、その日のうちに家を出て行ってしまいました」友人だと思っていたのに…話し合いの場で彼女が放った驚きの言葉とは…?「元不倫相手と夫を略奪された私は、小春さんと話し合いの場を設けることにしました。『なぜ、私から大切な人を次々に横取りしたの?』と責めると『理由がわからないの?』『私に見覚えない?中学生の時あなたにいじめられていたのよ』とすごまれて。たしかに当時、私は自分のことを誰より可愛いと思っており、同級生を見下す態度を取っていて…ここにきてうっすら小春さんの記憶もよみがえってきました」彼女の衝撃的な正体に翠さんは驚きを隠しきれなかったと言います。「さらに小春さんは『偶然会社から出てくるあなたを見つけて、復讐するために入社した』『何もかもまねされて不愉快だったでしょ、当時と違って私もあなたと同じレベルになったと証明したかったのよ』と言い放ったのです。ただただ黙っていると『だから、あなたが大切にしている人を奪って仕返ししたというわけ』『航平さんもあなたの夫も、簡単に私になびいたけれど、こっちは愛情がまったくないから』とニヤリ。やり切れなくなった私は、すぐにその場を立ち去りました」自分の身につらい出来事が降りかかったものの、翠さんは仕事をするため会社に足を運んだのだとか。「職場に着くと、周りから白い目で見られていることに気がつきました。みんなが口々に『部下を心配するふりをして、本当は相手を誘惑していたんでしょ』『上司としてあり得ない』と言っていて…どうやら私と航平さんの不倫を小春さんが社内メールで暴露した様子。私は『不倫していたのは事実だけれど、もう過去の話なのよ』『彼も夫も小春さんに奪われたんだから』と説明したのですが…。彼女はこれ見よがしに『ひどい!すべて私のせいにするなんて』と涙ぐんで…それを見た社内の人間は小春さんの味方をしたのです。これが原因で会社に居づらくなり、私は退職することに。過去のこととはいえ、不倫していたり、同級生をいじめていたり…その結果すべてを失うことになっても、自業自得だと思い受け入れて生きていくしかありません」自身の過去に足元をすくわれた翠さん。しかし、日頃の行いが悪かったのだから、その分嫌な思いをしても文句ひとつ言えないのではないでしょうか。人の道を外れることがないよう日々の心がけを大切にしましょう。©yamasan/Adobe文・菜花明芽
2024年06月05日「因果応報」と言うように、悪い行いをすると巡り巡って自分に返ってくるとよく聞きますね。今回は、とある独身男性と不倫していたものの、自らの過去に振り回されて何もかも失った33歳既婚女性のエピソードをご紹介します。一生懸命働いて役職に就くも、とある部下のことが気になって…翠さん(仮名・33歳)は既婚者にもかかわらず、現在とある独身男性(航平さん・仮名・23歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、翠さんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「夫(新さん・仮名・35歳)と二人暮しで、私たちの間に子どもはいません。ですので、結婚前から同じ仕事を続けており、そのおかげで今ではたくさんの部下を抱えています。だんだん夫との関係が冷めていったことも、私が仕事に邁進した理由のひとつかもしれませんね。入社してしばらく経つものの、仕事の要領が悪い部下がいて…資料作りにかなり手間取ったり、会議で意見を求められても何も言えなかったり…。最初こそ上司としてフォローしていたのですが、とにかく心配で放っておけなくて。私はいつしか彼を一人の男性として見るようになったのです」翠さんはどうやって不倫に陥ったのでしょうか。「ずっと片思いでも構わないと思っていたのですが、ある時航平さんに呼び出されて。てっきり仕事の話だと思っていたら『翠さんのことが好きです』『あなたが既婚者だと承知の上でお付き合いしたい』と告白されたのです。もともと私も彼に好意を抱いていたので交際をOKすることに。それから、私たちは仕事帰りにホテルへ行ってはカラダを重ねる関係になりました」順調に逢瀬を重ねていた翠さん。このタイミングで心許せる女性と巡り会ったのだとか。「ある女性(小春さん・仮名・33歳)が中途採用で入社してきました。小春さんはやけに私になれなれしくて『どこの美容室へ通っているんですか?』と質問してきては、そこを訪れて私と同じ髪型にしてくるのです。それだけでなく、私の持っているバッグも同じように彼女にまねされることに。最初は小春さんの行動に嫌悪感を抱いていたものの、男性の多い職場なので、徐々に友人ができたような気持ちになって。次第に『うちの夫は英会話スクールの講師をしている』『どうにも夫婦仲が悪い』と彼女にプライベートの話までするようになりました」時を同じくして、翠さんは不倫相手に社内で呼び出されたそう。「彼はとても興奮している様子でした。私の顔を見るなり『僕のことが好きなら、今すぐ旦那さんと離婚してください』と迫って来て。慌てて『そんなこと無理よ』『もし離婚したとしても、私たち同じ職場なんだから、周りに社内不倫が原因だとすぐにバレてしまう』と航平さんをなだめることに。でも、彼は『それなら僕が会社を辞めます』の一点張り。その後どうにか航平さんを説得して、私はその場をやり過ごしたのです」次の瞬間、翠さんは後ろに小春さんが立っていることに気がついたと言います。「彼女は『翠さんって既婚者ですよね…もしかして部下の航平さんと不倫しているんですか?』と直球な質問をしてきて。すべてのやり取りを小春さんに聞かれていたこともあり、私は彼との不貞の事実を認めたのです。ただし『みんなには黙っていてね』と言って、しっかり小春さんに口止めすることも忘れませんでした」不倫相手からの突然の決意表明…その時彼が放った恐ろしい言葉とは…?「仕事帰りにホテルへ向かう道すがら『話がある』と彼に呼び止められました。すると航平さんが『翠さんは僕との不倫に本気じゃないよね』と睨みつけてきたので、すかさず『あなたのことは好きだけど、離婚するのはお互いリスクが高すぎると思っているのよ』と諭したのですが…。『これ以上、不倫を続ける意味がないので別れてください』『僕は運命の人を探します』と突っぱねられて。続けて彼は『これから他の女性とデートなんです』と私に言い放つとあっという間にその場を去っていきました」不倫相手を何とか引き止めたかった翠さん。しかし、そもそも夫と離婚する気などないのだから、彼に遊びだと思われても仕方なかったのではないでしょうか。©ah/Adobe文・菜花明芽
2024年06月05日莉乃さん(仮名・32歳)は妊娠後、家事代行サービスを依頼。30代の女性・吉岡さん(仮名)が担当になりました。しかし、里帰り出産から戻ると、担当が変わっていたそう。夫の浩平さん(仮名)に尋ねると、急に辞めてしまったとのこと。不審に思い事務所に確認したところ、担当が変わっただけだと聞かされます。莉乃さんは、二人のあいだに何かあったのではないかと疑ったそうですが…。その後、状況はどうなったのでしょうか。再び家事代行を依頼「出産を終えて実家から戻り、浩平と吉岡さんの関係を疑いはしましたが、その後は特に怪しい気配はありませんでした。日々育児に追われる状況でもあり、その件は次第に頭から薄れ、考えなくなっていきました。会社への育休は半年間。私は育休期間中に、もう1度実家に戻ることにしました。そこで、しばらくやめていた家事代行を再び依頼することにしました」冷蔵庫に入っていた料理は…「実家には1か月ほどいるつもりでした。ですが、役所などへの申請の用事があり、親に子どもを任せ、いったん自宅に戻ってきました。家のなかは、家事代行を依頼しているだけあって綺麗な状態。冷蔵庫を開けると、料理の入った容器が収められていました。その料理の出来映えに、どこか見覚えがありました。ひとつ摘まんで食べてみると、味にも覚えが。吉岡さんが作ったものではないかと思い、事務所に電話してみると、やはり担当は吉岡さんとなっていました。おそらく、夫の浩平が事務所に連絡して、吉岡さんを指名したのでしょう」夫と家事代行業の女性の関係「私は、浩平には伝えず、家事代行サービスを依頼している日に自宅に戻ってみました。すると、やはり吉岡さんの姿がありました。吉岡さんは掃除の最中でしたが、私を見て手を止め、驚いた表情を浮かべました。私はそこで、浩平との関係について尋ねました。吉岡さんはしばらく気まずそうにしていましたが、“黙っていてすみません”と謝り、関係について話し始めました。まず、今回仕事を依頼し、指名をしたのは浩平とのこと。そして驚いたことに、浩平とは家事代行の仕事を依頼する以前から、すでに知り合いだったというのです」夫は不倫の事実を認め…「吉岡さんと夫が知り合ったのは、私の妊娠が分かる少し前。そのときは連絡先だけを交換していたそうです。家事代行会社に勤めていると伝えていたこともあり、会社を通して仕事を依頼されたとのことでした。仕事は仕事と割り切って取り組んでいたものの、私が出産のため実家に戻ったタイミングで、不倫関係になってしまったそう。罪悪感から、会社に担当の変更を申し出たが、再び指名を受けたことで、またしても関係を持ってしまったと。吉岡さんの口から語られた大まかな経緯は、そんな感じでした。仕事から帰ってきた浩平に事実を確認すると、おおむね認めました。それから私は実家に戻ったまま。子どもは実家で育てるつもりです。浩平は何度か謝罪に訪れましたが、許すつもりはありません」“里帰り出産中に夫に不倫された妻の告白”をご紹介しました。夫の裏切りは、かなり前から始まっていたようです。妻の妊娠出産期間を狙った、卑劣な裏切り行為。しかるべき対応をとるべきでしょう。©maru54/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月02日結婚して妊娠・出産をすると、生活にも変化が出てきます。それが夫婦関係に大きな影響を及ぼす場合もあるでしょう。莉乃さん(仮名・32歳)も、妊娠後に夫婦関係に不穏な空気が漂う経験をしたと言います。当時の状況を詳しく伺いました。妊娠後に家事代行サービスを依頼「夫の浩平(仮名)とは、仕事関係で知り合い、結婚。2年ほど経ったころ、妊娠をしました。私は仕事にやりがいを感じていて、子どもを産んでも続けたいと思っていました。浩平もそのへんは理解してくれていて、妊娠中も私には協力的。妊娠後期に入り、カラダに負担をかけないようにと、“家事代行サービスを頼もう”と言ってくれたんです。優しいなと思い、感謝しました。そこで、業者に連絡をして、実際に家事代行を依頼することになりました」家事代行の女性と初めて顔を合わせ…「家事代行サービスから、ある女性が我が家の担当に。最初のうちは顔を合わせる機会はなく、吉岡さん(仮名)という30代の人だという情報しかありませんでした。初めは掃除しか依頼していませんでしたが、手抜かりなくしっかりやってくれる人だったので、もうひとつ、料理の作り置きのサービスも依頼してみました。冷蔵庫に5~6品、容器に入れて保存しておいてくれるのですが、どれもおいしかったです。浩平もずいぶんと味を気に入っているようでした。予定日まで1か月半ほどとなり、私は産休に。そこで初めて吉岡さんと対面したのですが、穏やかで可愛らしい印象を受けました。年齢が近いこともあって、話も合い、信頼できる人だなと感じました」里帰り出産を終えて自宅に戻ると…「出産は実家のほうでする予定だったので、予定日の1か月前あたりから里帰りをしました。里帰り期間中も、家事代行は継続。吉岡さんはしっかり仕事をしてくれる人だったので、家のことを心配する必要がなく、ストレスなく出産に臨むことができました。そして、産後1か月ほどして自宅に戻りました。その日はちょうど家事代行を頼んでいた日なので、吉岡さんにも挨拶できると思っていたんですが…。やって来たのが、吉岡さんではない別の女性だったのです。事情を尋ねると、つい先週から急遽交代することになったそう。詳しい事情は分からないとのことでした。浩平が仕事から戻ってきたところで、状況を聞いてみることにしました」担当が変わった本当の理由「浩平に吉岡さんのことを尋ねると、“辞めたみたいだよ。理由までは知らないけど”とのこと。あっさりとした対応に、私はなんとなく違和感をおぼえました。浩平は、吉岡さんの料理を気に入っていたし、もう少し残念に思わないものかと。何かトラブルでもあったのかなと思いました。気になったので、翌日、私は家事代行サービスの事務所に電話をしてみました。すると、吉岡さんは辞めたわけではありませんでした。本人からの希望で担当を変わったそう。その件に関しては、浩平にも伝えていると説明されました。浩平はなぜそのことを隠したのか…。私が実家に戻っているあいだ、おそらく浩平と吉岡さんが顔を合わせる機会はあったはずです。そのとき、二人のあいだに何かあったのではないか…。私のなかに不信感が芽生えた瞬間でした」“里帰り出産中に夫婦の信頼関係が崩れた理由”をご紹介しました。家事などで母体に負担をかけてしまうのは良くありません。しかし、それを軽減させようとする配慮が、逆に不穏な空気の漂う事態を招くこともあるようです。©koumaru/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月02日不倫にはリスクやトラブルがつきもの。不倫相手との関係がもつれ、ドロ沼化してしまうケースも決して珍しくありません。中には「不倫相手と穏便に別れられない」という問題に直面する人もいるようです。今回は不倫経験者の男性に聞いた「不倫相手からされた恐ろしい言動」を紹介します。「別れたら不倫をバラす」と脅された「バーで出会った女性と勢いでカラダの関係を持ってしまい、そこから3か月くらい不倫をしていました。でもやっぱり妻に申し訳ない気持ちがあって、罪悪感に耐えられず、不倫相手の女性に『別れたい』と告げたんです。ところが『別れたら会社にも家族にも不倫をバラす』と脅迫されて…。たった3か月の関係だったのにかなり厄介なことになってしまい、精神的にかなり追い詰められました…」(大地/34歳)どんなに短い期間だとしても不倫は不倫。別れてしまえばなかったことにできる…と思ったら大間違いです。家族や会社に不倫がバレてしまうと、大きな信用を失うことになるでしょう。たった数か月の過ちと引き換えに、本当に大切なものを手放すことのないようにしたいものです。どうしても別れてくれない「2年ほど付き合った不倫相手がいたんですが、だんだん彼女が重くなってきて、会うたびに『いつ奥さんと離婚するの!?』と迫ってくるようになりました。そろそろ潮時だと思い、別れを告げたんですが、別れを聞き入れてくれないんです。『奥さんと離婚して私と結婚するって約束したんだから、約束を守ってよ』の一点張りで、どうしても別れてくれなくて…。あまり刺激すると何をしでかすかわからないと思い、下手なこともできず、別れるまで半年以上かかりました」(元太/35歳)不倫は禁断の恋ゆえに、のめり込みやすいという特性があります。自分は割り切っているとしても、不倫相手が本気になってしまい、別れようとしたら相手が受け入れてくれない…ということもありえるでしょう。その気もないのに不倫相手に「いつか離婚するつもりだ」と告げて関係を繋ぎ止めようとする既婚男性が多いですが、かなり悪質な行為です。女性側も、決してその言葉を鵜呑みにしてはいけません。弁護士沙汰のトラブルに発展「妻と別居していた時期があって、年下の女性と数年不倫をしていました。ところが妻とやり直すことになり、彼女とは別れることにしたんです。不倫相手の女性に伝えたところ『20代の貴重な時間をあなたのせいで無駄にした。どうしても許せないからSNSで拡散してやる』と脅されて、弁護士沙汰の大問題に発展。結局妻にも全てを打ち明けるハメに…。不倫は2度としないと心に誓いました…」(瑠衣/32歳)費やした時間が多ければ多いほど、人は執着するもの。そのため別れようとした不倫相手から、恨みを買ってしまうケースもあります。トラブルが大きくなると、妻にもバレてしまうことになりかねないでしょう。不倫経験者の男性に聞いた「不倫相手からされた恐ろしい言動」を紹介しました。他にも不倫相手から金銭を要求されたケースなど、さまざまなトラブルが起こりうるのが不倫の恐ろしさ。軽い気持ちで妻以外の女性に手を出したり、一時の誘惑に負けて行為をしてしまったり…と、不倫を始める時点では深いことを考えていないパターンがほとんど。しかし後になって、自分が犯した罪の大きさを思い知ることになるでしょう。やはり不倫はやめておくことをオススメします。©buritora/Adobe文・小泉幸
2024年05月30日結婚式場でウエディングプランナーをしている奈保さん(仮名・30歳)。長年付き合っていた彼氏(広之さん・仮名・30歳)と別れたこともあり、お客さまの結婚式をサポートすることがつらくなってしまって。憂さ晴らしに担当する家族の夫(実さん・仮名・27歳)を誘惑し、やがて二人は不倫関係に。順調に逢瀬を重ねていたものの、突然彼に「結婚式も近いからもう不倫は終わりにしよう」と別れを告げられてしまいます。予想外の展開に気持ちが追いつかない奈保さん。実さんの決意は固そうなので、仕方なく素知らぬ顔で結婚式の担当を続けることにしたのだとか。いつも通りの打ち合わせのはずが…サレ妻の復讐が始まって…「数日後の打ち合わせの際に、妻のユリさん(仮名・26歳)から披露宴会場の見学がしたいとの話がありました。夫婦の子どもの頃からの写真を当日スクリーンに映し出したいとのこと。その準備をしていると、とある同僚がやって来て『あなたは引っ込んでいて』と冷たくあしらわれて。何事かと思ったら、次の瞬間私と実さんがカラダを重ねている動画がスクリーンに映し出されたのです。気がつくと披露宴会場には上司や同僚が集まっていて…私はあられもない姿をたくさんの人に見られてしまいました」どうやらユリさんが私たちの不倫を暴露した上で、職場のみんなに披露宴会場を訪れるよう声をかけた様子。「彼女は『夫が急に素っ気なくなったので、浮気を疑って家にカメラを設置したところ奈保さんと不倫していることがわかりました』と大きな声で語り出したのです。続けて『幸せをサポートするはずのスタッフが夫を略奪するなんて、この結婚式場は一体どうなっているの?』と怒鳴り散らして…ただ彼女の言うことはごもっともなので周りは何も言い返せず。それでも、ユリさんの怒りが収まることはありませんでした」サレ妻が職場で不倫を暴露…怒り心頭の彼女がとった驚きの言動とは…?「さらにユリさんは幼い娘(心さん・仮名・1歳)をこれみよがしに私の前に突き出してきました。『あなた、この子から明るい将来さえも奪う気…?』と訴えかけてきて…この時初めて自分が不貞を働いたことで、危うく子どもから父親を取り上げるところだったのだと気がついたのです。私が罪悪感でいっぱいになっていると、その場にいた実さんが『奈保さんに言われるがまま不倫に走ってしまって申し訳ない』『とにかくしつこかったんだよ』と妻に謝罪。たしかに自分から誘惑したけれど、執拗にアピールする間もなく彼は簡単に私になびいたのに。土壇場での実さんの嘘にショックを受けて…自分だけ妻のユリさんに許される彼の姿をただただ見ているしかありませんでした」もう言い逃れできないと思った奈保さんは、すぐに不倫の事実を認めたそうです。「気まぐれで彼にちょっかいを出した私が悪いと思いました。上司に『お客さまの幸せを壊すなんて、結婚式場で働くウエディングプランナーとしてあるまじき行為だ』『君がもうここにいることは許されない』と叱責されて。さらに同僚たちにも『よく平気で不倫相手の家族を担当できたわね』とののしられたのです。すべて自業自得なのですが、この出来事を機に私は退職を余儀なくされました」奈保さんはさほど貯金もなく、急に仕事を辞めたので路頭に迷うことになったと言います。「私はただ幸せな結婚を夢見ていただけでした。今振り返ると、元カレの広之さんとの別れがあまりにつらくて、憂さ晴らしに近くにいた実さんを誘惑…それほど彼のことが好きだったわけではなかったのだと思います。でも、その結果何の罪もない彼の家族を傷つけてしまって。ユリさんに慰謝料を請求され窮地に立たされていますが、私は不倫に陥った責任を負わなければなりません。その後、風の噂で実さん家族は無事に結婚式と披露宴を行ったと耳にして…私の働いた悪行は消えないけれど、彼の家族関係が修復できたのなら、それがせめてもの救いです」不倫が原因で何もかも失った奈保さん。どんなに失恋がつらかったとしても、八つ当たりで誰かの大切な人を奪うことは許されるはずもありません。今回のように、ただ感情の赴くままに行動すると後になって悔やむことになるでしょう。©Haru Works/Adobe文・菜花明芽
2024年05月25日「隣の芝生は青い」と言うように、他の人が持っているものが良く見えてしまうことは多々ありますね。今回は、結婚式目前の男性に手を出した30歳ウエディングプランナーのエピソードをご紹介します。お客さまの一大イベントをサポートしつつ、自分の結婚が近いのも予感していて…奈保さん(仮名・30歳)は現在とある既婚男性(実さん・仮名・27歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、奈保さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は結婚式場でウエディングプランナーとして働いています。たくさんのかたの人生の一大イベントをお手伝いしたいと思い就職。私も7年間お付き合いしている彼氏(広之さん・仮名・30歳)がおり、もうすぐゴールインできるだろうと考えていて。お客さまだけでなく、自分自身も幸せな家庭を築く未来はそう遠くないと信じていました」結婚を視野に入れる奈保さんが、この後不倫に走るとは思えないのですが…。「私自身、予想だにしない展開が待ち受けていました。ある日彼に『もう二人とも30歳になったし、そろそろ結婚でもしたいね』と話しかけてみたのですが…。広之さんは『なんだよ急に…そんな重い話聞きたくない』と怪訝そうな顔をして。今まで二人の間で結婚話が出たことはなかったものの、長くお付き合いしていたので彼にもその気があると思っていたのですが、よくよく話を聞いてみると、なんと広之さんには結婚願望がなかったのです。これがきっかけで溝が生じて、私たちは別れることになりました」彼氏と別れた身で、結婚式を控えるカップルを目の当たりにするのは仕事とはいえ相当つらかったそうです。「笑顔で働いていたけれど、心の中では泣いていました。そのタイミングで、子ども(心さん・仮名・1歳)のいる夫婦が結婚式と披露宴を行いたいとやって来て。何でも奥さま(ユリさん・仮名・26歳)がウエディングドレスを着るのが昔からの夢だったそう。入籍や出産でバタバタしており、結婚式場を訪れるのが今になったのだとか。絵に描いたような幸せな家族を目の前にして、私はより一層気持ちがモヤモヤするようになりました」結婚の夢破れた奈保さんは、憂さ晴らしに夫の実さんにちょっかいを出すことにしたと言います。「今振り返ると、この時はまだ元カレの広之さんに未練があったものの、ほんの出来心から実さんを誘惑しようとしたのだと思います。打ち合わせを何度もする中で、妻のユリさんがトイレに行ったり、娘をあやしたりして席を外すことが多いのに気がついて。その隙に私は実さんの隣の席に座り距離を縮めて、ボディタッチすると彼は顔を赤くしたのです。これは脈ありだと思った私は『実さんのことを好きになりました』『電話番号を教えてもらってもいいですか?』と言って連絡先を秘かに交換しました」彼とどんな風に仲を深めていったのでしょうか。「結婚式前の男性とウエディングプランナーが親密な関係になるなんてシャレにならないのはよくわかっていました。なので、妻のユリさんにバレぬよう最初は職場の昼休みに電話をかけ合って…私から『妻よりあなたを満足させる自信がある…私と関係を持たない?』と口説き落とし、やがて不倫関係に。週末、ユリさんは娘を連れて公園へ行くので、その間に私が彼の家を訪れベッドでカラダを重ねて…。それが終わると私はすぐに帰宅。周りに不倫が知れぬよう気を遣っていました」急に不倫相手が駆け寄って来て…その時彼が放った衝撃の言葉とは…?「その日も、実さん家族の打ち合わせがありました。順調に話も進み帰り際に私がみんなを見送っていると、急に彼が『言い忘れたことがあった!』と私に駆け寄って来て。妻のユリさんの前でこっそり私に愛の言葉でもささやくのかなと思ったら、耳元で『結婚式も近いし、もう不倫関係は終わりにしよう』とつぶやいたのです。あまりのことに頭が真っ白になっていると、実さんは何事もなかったかのように笑顔で手を振って帰宅の途に。その後、彼に電話するもつながらず…着信拒否にされた様子。こうして私はいとも簡単に不倫相手に捨てられてしまいました」気まぐれに不倫に走ってしまった 奈保さん。それほど彼に本気でもないのに、相手の家庭を壊すようなことをしたのだから、一瞬で別れることになっても身から出た錆と言えますね。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月25日歯科衛生士として働くミキさん(仮名・35歳)。ある時、患者である既婚男性に告白された結果、不倫に足を踏み入れることに。その後も、歯科医院の患者をターゲットに不貞を働く日々。現在の不倫相手(謙さん・仮名・32歳)と逢瀬を重ねていたものの、突然彼の妻(歩さん・仮名・32歳)と娘(風花さん・仮名・7歳)が歯科医院にやって来て。浮気がバレたと悟った彼にミキさんはあっさり捨てられてしまいます。突然の別れに悲しみに暮れるミキさん。しかし、これ以上謙さんを追いかけても仕方がないので、とりあえず元の生活へ戻ることにしたのだとか。サレ妻に不倫の事実を知られるも、まったく動じることがなくて…「翌日、彼の妻に仕事帰りを待ち伏せされました。歩さんは『最近、夫の様子がおかしいと思い探偵をつけたら、あなたと不倫していることがわかった』と証拠写真を突きつけてきて。でも、すでに不倫がバレているだろうと予想していた私はさほど驚かず。素知らぬ顔で『声をかけたら、謙さんは私になびいたのよ』『それだけ、あなたに魅力がないってことじゃないの?』と食ってかかったのです。すると、怒り心頭した彼女は『絶対に一泡吹かせてやるから!』と言ってその場を去っていきました」その日を境に、ミキさんの周りで困った現象が起きるようになったと言います。「健診票を持って来る子どもの母親が同じようなことを私に話しかけてくるようになりました。みんなが口をそろえて『あなたが歩さんの夫の元不倫相手?』『どんな顔をしているか見に来たのよ』と言うじゃないですか。どうやら歩さんが夫の不倫をママ友に言いふらした様子。いつも受付で母親たちに話しかけられていたので、その声が診察室にいる先生(岳・仮名・47歳)の耳にいつ入るかとヒヤヒヤしました」数日後の昼休みにミキさんは先生とその妻(真里さん・仮名・45歳)に突然呼び出されたそう。歯科医院の先生夫婦に呼び出されて…そこで知らされた衝撃の事実とは…?「急いで二人の元へ向かうと、真里さんが『友人の歩さんから聞いたけれど、あなた彼女の夫に手を出したんですって?』と怒鳴りつけてきて…まさか先生の奥さんと歩さんが知り合いだとは思ってもみませんでした。慌てた私は『そんなことありません!彼につきまとわれて困っていたんです』ととっさに嘘をついてしまって。すると彼女に『私の義弟である蒼太さん(仮名・39歳)とも不倫関係にあったとわかっているのよ』と責められて…たしかに以前患者だった彼と不貞を働いていたのも事実。真里さんが言うには、妹(桃子さん・仮名・40歳)が夫との関係が急速に悪くなったと訴えたので、先生夫婦も加わって話し合いの場が設けられると、蒼太さんは私との不倫を白状したのだとか。ただただぼう然としていると『あなたうちの歯科医院で何をしているの?』『ここは不倫相手を探す場所じゃないのよ』と真里さんに怒鳴られました」いくつもの不倫がバレてしまったので、さすがにミキさんはもう言い逃れできないと思ったのだとか。「続けて先生が『新しく歯科衛生士を募集することにしよう』『君の代わりはいくらでもいる』と私に言い放ったのです。今までのやり取りはもちろん近くにいた同僚たちにも聞かれていて…職場に居場所もなくなり、はっきり『もう必要としない』と言われたこともあり、この時私には退職する道しか残されていませんでした」ミキさんは過去の不倫を思い出してしまうので、歯科衛生士の仕事は今後しないことにしたと言います。「元不倫相手の妻の歩さんから慰謝料を請求されるも、このご時世なかなか新しい仕事が見つかりません。昔から『友情より愛情』と考えて恋人とばかり遊んでいたので、いざと言う時に頼れる友人はおらず、おまけに実家の両親にも自分が不倫していたなんて言えるはずもないので、こんな状況になっても一人でどうにかするしかないのです。今までたくさんの不貞を働いてきたので、元不倫相手の妻たちからいつ復讐されるかと思うと怖くていても立ってもいられません」軽い気持ちで不倫を繰り返してきたミキさん。今回のようにしばらく不貞がバレなかったとしても、いつ大きなしっぺ返しが待ち受けているかわかりませんね。くれぐれも「人の不幸の上に幸せは成り立たない」とわきまえておきましょう。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月19日何がきっかけで人の道を踏み外すかわかりませんね。今回は、既婚男性と不倫を繰り返した結果すべてを失った35歳歯科衛生士のエピソードをご紹介します。職場で孤立するも、とある患者に告白されて…ミキさん(仮名・35歳)は現在とある既婚男性(謙さん・仮名・32歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、ミキさんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は歯科衛生士として働いています。昔から『友情より愛情』と考えており、友人より好きな人を何より優先してきたので、女性ばかりの世界でうまくやっていけるか心配でした。どうにか仕事はこなしているものの、やはり同僚と反りが合わずいつも一人ぼっち。人知れず寂しさを感じていた頃、仕事帰りにとある患者から告白されて…相手は既婚者だったけれど、さほど気にならなかったので交際することに。この出来事を機に私は数々の不倫に溺れていきました」では、今回の不倫が初めてというわけではないのですね。「はい、今まで何人もの男性と不倫をしていました。最初の不倫が終わると、今度は歯科医院の患者をターゲットにするように。受付で診察券と一緒に電話番号を書いたメモを手渡しリアクションがあった相手と不倫関係になるのです。彼が歯科医院を訪れる際はお互い他人のふりをして、周りにバレるスリルを楽しんで。ですので、相手の通院が終わると私から別れを告げるということを繰り返してきました」現在の不倫相手である謙さんとの出会いも同じパターンだったのでしょうか。「そうですね、彼も歯科医院の患者の一人です。謙さんは『妻とはもう終わっている』『離婚話を進めているところだ』と口癖のように話していて。初めて不倫相手が別れを匂わせてきたので、私はいつしか謙さんが離婚したら、彼と再婚したいと考えるようになりました」一度も不倫がバレたことがないミキさん。相手とどのように密会を重ねていたのでしょうか。「不倫が周りに知れぬよう毎週末自宅に彼を招いていました。外でデートなんかしたら、誰が見ているかわかりませんからね。私は料理が苦手なので、昼食は毎回デリバリーを注文…それを謙さんとおいしくいただき、その後ベッドでカラダを重ねることに。そして、そのまま相手を泊まらせることなく、夕食に間に合うよう家に帰らせていたのです。少しでも怪しいと思われないよう対策は徹底していました」そんなある日、意外な人物が歯科医院にやって来たと言います。「今は、学校の歯科検診の結果である健診票を持って子どもたちが多く来院する時期です。その日、診察が終わるととある子ども(風花さん・仮名・7歳)が『パパもここに通院しているんだよ』と話しかけてきて。すると、その母親(歩さん・仮名・32歳)が私にぐっと顔を近づけて『いつも夫がお世話になっています』と睨みつけてきたのです。よくよく考えてみると謙さんと同じ名字…この親子は不倫相手の娘と妻でした」サレ妻が不倫に気づいた様子…それを知った彼の驚きの発言とは…?「私は、週末家を訪れた彼に『あなたの家族が歯科医院に来た』と話しました。謙さんは妻の意味深な発言に『俺たちの不倫がバレたんだ』と顔面蒼白に。すかさず私が『離婚話が出ているんでしょ』と言うと『それは君を喜ばせるための嘘だよ』と信じられない言葉を発したのです。なんと彼の家庭は円満そのもの。必死に引きとめようとしたものの、謙さんは家庭が壊れることを恐れあっという間に帰宅してしまって…結局、私は簡単に不倫相手に捨てられてしまいました」一方的にフラれてしまったミキさん。彼も本気だと信じていただけに、突然の別れは彼女にとって予想外の出来事だったのではないでしょうか。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月19日既婚の男性を好きになり、関係を持てばそれは不倫です。さらに自分も既婚者である場合はダブル不倫となります。唯奈さん(仮名・30歳)もかつてダブル不倫の関係に堕ちましたが、さらにそこから悲劇的な事態に見舞われたそう…。いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。一緒に飲んだ男性グループのひとりと連絡先を交換「結婚して3年が経ったころ、友人たちに誘われて数名で飲みに行きました。居酒屋にいた男性グループに声をかけられ、一緒に飲むことになったんです。そのなかにいた、大橋さん(仮名)という方と席が隣になりました。男性たちは学生時代の部活の仲間らしく、賑やかな集まり。大橋さんもテンションが高めで、気さくな印象を受けました。一応、連絡先だけは交換。すると翌日にLINEが来て、“また飲みに行きましょう”とのお誘いがありました。大橋さんに悪い印象はなく、タイミングが合えば…といった感じで返信しました」絶妙なタイミングでのお誘い「そんなある日、友人との約束がリスケになり、時間が空いたタイミングで大橋さんからお誘いが。もともと出かけるつもりで準備していたので、誘いを受けました。大橋さんはとても喜んでくれて、私も気分が上がりましたね。話していて楽しいし、呼吸が合うような印象がありました。そして、流れのままにホテルに行き、関係を持ってしまったんです。ただ、お互い既婚者。家庭を壊すつもりはありません。なので、関係は続きましたが、“会えるときに会おう”というような余裕を持った付き合いとなりました。でもしばらくして、大橋さんから突然LINEで、“今から向かう!”と来たのでビックリしました」不倫相手の誤送信「大橋さんと約束をしているわけでもなく、何かあったのかと心配しましたが、すぐに“送り先を間違えた”とLINEが届きました。待ち合わせをしている妻に送るつもりだったようです。私もホッとしましたが、逆でなくてよかったと思いました。もし私に送るLINEを妻に送っていたのなら、大変なことになりますから。LINEの誤送信により不倫が発覚するというのはよく聞くケースです。なのでそこは、“気を付けてね”と注意を促しました」ホテルで衝撃の事実が発覚「しばらくして、再び大橋さんと会いました。ホテルに行き、彼がシャワーを浴びにバスルームに入ったとき、まだスマホが開いた状態だったので、手に取ってなかを見てしまったんですね。妻とどんなやり取りをしているのか気になってLINEを覗くと、履歴の欄に知らない女性の名が。興味はそっちに移りました。“次はいつ会える?”といった会話が目に入りました。明らかに妻ではなく、すでに男女の関係にあるような気配。遡ると、先日の“今から向かう”のメッセージも彼女に送ったものと分かりました。LINEのアイコンを拡大してみると、ウェディングドレスを着ている女性とタキシード姿の男性が写っているのが確認できました。どうやら彼女は既婚者。ということは、私も含めてトリプル不倫という関係です。私は知らない間に、複雑な状況に巻き込まれていたことに気づきました」不倫相手の男性は多くの女性と関係を持つタイプだったようです。やはり、既婚者同士の都合のいい関係が続くことはないのでしょう。©Monet/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月15日幸せな結婚生活を送っていた理紗さん(仮名・32歳)。隣に引っ越してきた家族の妻(佳帆さん・仮名・28歳)と子どもが同じ歳ということもあり、すぐに親しくなったものの、彼女と性格が合わないことで次第に苛立ちを覚えるようになって。その腹いせに佳帆さんの夫(颯斗さん・仮名・28歳)を誘惑し、やがて不倫関係に。しかし、理紗さんは程なくして彼から別れを告げられてしまいます。急な別れにショックを受けた理紗さん。夫(将生さん・仮名・35歳)に不倫がバレていなかったこともあり、何事もなかったかのように元の生活に戻ることにしたのだとか。サレ妻に不倫がバレるも、大きな態度で応戦して…「翌朝、夫を会社に送り出すと佳帆さんが自宅に乗り込んできました。颯斗さんの浮気を疑って、家のいたるところにカメラを仕掛けたら私との不倫の様子が映っていたと言うのです。彼女は『夫に手を出すなんてひどい!私を見下すのもいい加減にして』と怒鳴り散らしてきて。その態度が気に入らなかった私は『横取りされるあなたも悪いのよ』と反撃。すると、佳帆さんは『夫と不倫したことを絶対に後悔させてやる』と言い残して去っていきました」この時理紗さんは、颯斗さんが別れを告げてきたのは妻に不倫がバレたからだと悟ったそう。「こんな状況になっても、不倫などしていないと周りに嘘をつき通す自信がありました。今まで佳帆さんが私の言いなりだったこともあり、彼女が何か主張しても言い負かすのは簡単だと考えていたからです。どうせ不倫はバレないと高をくくった私はさっそく彼女に仕返しをすることに。他のママ友たちに『佳帆さんが私に立てついてきたのよ!だから明日から彼女を無視することにしましょう』とLINEで指示を送りました」突然家に訪問者が…彼女たちの驚きの告白とは…?「早朝、インターホンが鳴ったかと思うと佳帆さんをはじめとするママ友たちがうちの玄関に姿を現しました。私が出るなり『理紗さんじゃなくて、旦那さんに用がある』と言うじゃないですか。訳がわからないでいると夫が玄関に顔を出して。すると、佳帆さんが『お宅の奥さんにうちの夫を略奪されたんです』と証拠の動画をスマホで夫に見せたかと思ったら『それに私は理紗さんに相当いじめられていて…奥さんかなり性格悪いですよね』と言い放ったのです。さらに他のママ友が『子どものお迎えを押しつけられた』『一番に挨拶することを強いられた』と私の悪事を夫に告げ口し始めました」悪い流れはここで留まることはありませんでした。「続けて『私たちの夫に会うとボディタッチしたり、やたらと褒めちぎったり平気でするんですよ…誰の夫がいつ奪われてもおかしくなかった』とママ友たちは大嘘をついたのです。日頃から周りに意地悪をしていたので、みんな佳帆さんの味方になり、夫にさらなる疑念を抱かせるような仕返しをしてきて。どんなに言い訳しても夫は私の言葉に耳を傾けることはありませんでした」夫は玄関のドアを閉めると理紗さんを睨みつけたのだとか。「彼は『俺が働いている間に君は何をしていたんだ!』と大激怒。『人を見下すような態度まで取って…娘の陽菜(仮名・5歳)にも悪影響を及ぼしかねない』と離婚を突きつけられて…その場で夫に追い出されることに。住む場所がないので友人を頼ろうにも、今回の件で全員に裏切られたので行く当てもありません。実家の両親にも『自分の不倫が原因で離婚することになった』とは言えず…。ただホテルを転々とする日々。挙句の果てに娘の親権も失って…夫に慰謝料を請求されるもブランクがあるので職探しは難航しています。一体これからどう生きていけばいいのでしょうか」ボスママとなり周りを従えていた理紗さん。見下していたママたちに思わぬ形で足元をすくわれても、すべて自分が悪いのだから、その制裁を受け入れるしかありません。安易に不倫に走ると大きなしっぺ返しを食らうと覚えておきましょう。©琢也 栂/Adobe文・菜花明芽
2024年05月12日対等な人間関係こそ良好と言えるのではないでしょうか。今回は、自分より下に見ていたママ友の夫と不倫関係になったものの、思わぬことですべてを失った32歳人妻のエピソードをご紹介します。幸せな結婚生活を送るも…あるママ友に苛立つようになって理紗さん(仮名・32歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある既婚男性(颯斗さん・仮名・28歳)とW不倫しているそうです。なぜ、理紗さんは自ら不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、夫(将生さん・仮名・35歳)と娘(陽菜さん・仮名・5歳)の三人家族です。自分で言うのもなんですが、昔から成績も良くて、男性にもよくモテました。ですので、その長所を生かし客室乗務員をしていて…結婚を機に仕事を辞めることに。さらに夢だったマイホームも購入して。絵に描いたような幸せな結婚生活を送っていました」何もかも順調な理紗さんが、この後不倫に走るとは到底思えないのですが…。「しばらくして隣に新しい家族が引っ越してきました。娘と同じ年の男の子(類さん・仮名・5歳)がいたこともあり、すぐに奥さん(佳帆さん・仮名・28歳)と親しくなって。子育ての悩みを色々な人と共有したくて、私は早々にママ友グループを作ることに…子どもの頃から、リーダーとなって人をまとめることが好きなんです。佳帆さんにも参加してもらったのですが、彼女はとてもおとなしい性格なので、本心が読めず私はイライラすることに。いつしか佳帆さんの夫がイケメンで高収入であることも気に食わないと思うようになりました」これを機に理紗さんは佳帆さんに冷たく当たるようになったのだとか。「急に『買い物に行きたい』と言って佳帆さんに車を出させたり、いきなり家に押しかけて『娘の面倒を見て』と子守りを押しつけたり…私が身勝手な振る舞いをしても彼女は何も言い返して来ないんですよ。それでいい気になった私は、佳帆さんに理不尽なことをしても許されると勘違いするようになりました」その後、理紗さんの行動はエスカレートします。「今度は彼女の夫である颯斗さんを誘惑することにしました。これまで彼と接点がなかったので、こちらから仕掛けることに。颯斗さんが帰宅する時間帯に泣きながら玄関先に立って、気を引くことにしたのです。私の姿を見るなり、彼は驚いた様子で『どうしたんですか?』と声をかけてきて。すぐに『夫が浮気しているんです…娘の前で泣くわけにもいかなくて』『良かったら相談にのってくれませんか?』と私は嘘をついて、彼とのLINEの交換に成功しました」二人はどのように距離を縮めたのでしょうか。「家が隣同士なのでベランダに出て顔を合わせていました。平日の夜に『外の空気に当たりたい』『タバコを吸ってくる』とそれぞれ家族に話して。その場で会話すると周りにバレるので、お互い顔を見ながら黙ってLINEを送り合うことに。『夫とはもう終わっている』『颯斗さんと結婚すればよかった』と私が思わせぶりな言葉を送り続け、やがて私たちは不倫関係になったのです」理紗さんは不倫がバレることはないと高をくくっていたそう。「彼と密会する際、ベランダを使って行き来していました。家の後ろは林になっており、人目を気にする必要がなかったからです。それに夫は休日出勤をしており、佳帆さんは母親の介護で日曜日は息子を連れ帰省していたので、週末は不倫に好都合でした。颯斗さんの家にあがっては、佳帆さんの服に勝手に袖を通して『妻よりずっときれいだよ』と褒めてもらったり、彼がうちに来る時は手の込んだ料理を振る舞って『おいしいね』と二人で食卓を囲んだり…。さらに双方の家でカラダを重ねて…不倫関係にあるのにあたかも夫婦のように過ごしていました」不倫相手から突然LINEが送られてきて…その衝撃のメッセージとは…?「ある夜、彼から『もう君と別れたい』『お互い既婚者なのだから、これ以上関係を続けても意味がない』とLINEが届きました。すかさず『今が楽しければいいじゃない』と返信したのですが…。颯斗さんの意志は固く『今後、俺と顔を合わせても不倫のことは持ち出さないでくれ』と突き放されたのです。その後、何度メッセージを送っても既読にならず…。彼にLINEをブロックされた様子…こうして私はいとも簡単に颯斗さんに捨てられてしまいました」完全に調子に乗っていた理紗さん。自分の家族だけでなく相手の家族も傷つけるようなことをしたのだから、意に沿わない結末を迎えても全部受け入れるしかありません。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年05月12日ウェブデザインの会社で働く若菜さん(仮名・32歳)。いつも職場の男性から注目を浴びていたものの、ある新入社員(彩花さん・仮名・22歳)がやって来たことで、モテる女性のポジションを奪われてしまい、そのいら立ちを彼女にぶつけることに。さらに、自らの出世と引き換えにカラダの関係にあった社長(拓真さん・仮名・52歳)との不倫にますますのめり込んでしまって。しかし、ある日突然彼に別れを告げられてしまいます。あっさり不倫相手に捨てられてしまった若菜さん。突然の別れはつらかったものの、今まで以上に仕事に邁進することにしたのだとか。見下していた部下に不倫がバレてしまって…彼女の衝撃的な正体とは…?「翌日、出社すると廊下にいる彩花さんに手招きされました。何かと思い彼女の元へ向かうと『若菜さん、父と不倫していたんですね』と睨みつけてきて。なんと彩花さんは元不倫相手である拓真さんの娘だったのです。たしかに二人は同じ名字だったけれど、ありふれたものだったので親子だと気づかず。彼女は父親の忘れ物を届けにホテルを訪れ、その時私に遭遇したのだと話しました」若菜さんは不倫がバレて焦りを感じるというより、彩花さんへの怒りがふつふつと湧いてきたと言います。「私はとにかく彼女の存在を目障りに感じました。その場で『父親のコネを使って入社したのね』『通りで仕事ができないはずだわ』と本人に嫌味を言って。私は彩花さんに不倫の事実を暴かれても、まだすべてを隠し通せると高をくくっていたのです。私の態度に怒り心頭の彼女に『絶対にあなたを今の地位から引きずりおろしてやる!』と怒鳴られても、少しも怖くありませんでした」急な会議が開かれて…そこに現れた意外な人物とは…?「その日の午後、急な会議が開かれることになりました。彩花さんが『大事なクライアントが来る』と言うのですが、私にはまったく心当たりがなくて。社長をはじめ全員で会議室に待機していると、しばらくして見知らぬ女性が現れて『拓真の妻の裕子(仮名・51歳)です』と名乗ったのです。まさか元不倫相手の妻が会社に乗り込んでくるとは思ってもみませんでした」不穏な空気が流れる中、社長である拓真さんが若菜さんとの不倫を認めみんなの前で謝罪したそう。「その後も、会議という名のつるし上げは続きました。会議室のスクリーンに私と拓真さんがホテルの一室を出入りする不倫の証拠写真がいくつも映し出されて。手元にある資料にはその日時まで細かく記載されていたのです。窮地に立たされた私は『拓真さんはいつも「妻も恋人を作ってくれれば、こちらの不倫も公認になるのに」と口癖のように言っていたんですよ』と裕子さんに反撃。すると彼は『そんなこと言った覚えはない』と素知らぬ顔をして…土壇場で私は拓真さんに裏切られました」ここで妻の裕子さんがさらに若菜さんに追い打ちをかけたと言います。「あまりのことに私は頭が真っ白になっていました。裕子さんが『娘が不倫するなんてあなたの親も泣いているわよ』と言ったかと思うと、資料に直筆で書いてある一文を指差してきて。そこには『若菜がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。不貞を働くなんてもううちの娘でも何でもありません』と母親の筆跡で書いてあったのです。裕子さんが両親に私の不倫を暴露し、母親に謝罪文を書かせた様子。この出来事が原因で会社に居づらくなって、私は退職を余儀なくされました」その後、若菜さんは両親に絶縁を言い渡されたのだとか。「私は不倫が原因ですべてを失いました。彼の妻に慰謝料を請求されて、支払いのため仕事を探しているものの、このご時世そう簡単に見つからず…。今まで『お金がない』と言えば拓真さんが金銭的に援助してくれたこともあり、お給料が出ても浴びるように使っていたので、蓄えはほとんどありません。ですので、もうすぐ部屋の家賃も払えなくなり路頭に迷うことに。誰も頼ることができなくて…この先私一人でどう生きていけばいいのでしょうか」自業自得な結果を迎えた若菜さん。不倫の代償はあまりにも大きかったのではないでしょうか。たとえ目上の人から魅力的な条件を出されたとしても「ダメなものはダメ」ときっぱり断る勇気も必要です。©metamorworks/Adobe文・菜花明芽
2024年05月04日「因果応報」と言うように、日頃から自分の行いには責任を持ちたいものですね。今回は、自身の出世と引き換えに社内不倫に陥り、思わぬ不意打ちを食らった32歳女性のエピソードをご紹介します。念願の職に就いて…仕事の出来る女性として充実した日々を送るも…若菜さん(仮名・32歳)は現在とある既婚男性(拓真さん・仮名・52歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、若菜さんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「大学を卒業し念願だったウェブデザインの会社に就職しました。今は高い地位に就いており、たくさんの部下を抱え日々懸命に働いています。うちの会社は男性が多いこともあって、日頃から食事に誘われたり、何かにつけてプレゼントをもらったり…自分で言うのもなんですが、私は『高嶺の花的存在』といった感じでしょうか。でも、相手に困っていなかったこともあり、男性たちをうまくあしらっていました」仕事もプライベートも充実していた若菜さんですが、とある新入社員(彩花さん・仮名・22歳)がやって来たことでその様子が一変したのだとか。「四月になりうちの部署にも新入社員が配属されました。すると、周りの男性たちが彼女をチヤホヤし始めて…モテる女性というポジションを一瞬にして彩花さんに奪われたのです。それに苛立った私は『デザインのセンスがないわね』『あなたこの仕事辞めた方がいいんじゃない?』と彼女を目の敵にすることに。彩花さんにわざと冷たく当たることで、ストレスを解消していました」職場でイライラしたことがきっかけで、若菜さんは不倫に走ってしまったのでしょうか?「いえ、私が不倫を始めたのはだいぶ前の話です。でも、今回のことで不満が蓄積されて、鬱憤晴らしで社長である拓真さんとの不倫にのめり込んでいったと言えますね。入社したての頃、彼に『俺とカラダの関係を持たないか? その分出世は約束する』と誘われて…当時から結婚願望もなかったし、仕事のできる女性になりたかった私はその言葉を受け入れることに。社内不倫のおかげで今の私の立場があるというわけです」若菜さんの不倫は長年誰にもバレなかったと言います。「社長と毎週末高級ホテルに泊っていました。周りに不倫が知られぬようホテル内のレストランで食事をしたり、バーでお酒を飲んだり…。その後、夜になればベッドでカラダを重ねることに。拓真さんが妻子持ちだとは知っていたものの、二人の間で彼の家庭の話はほとんどしていなくて。私も『今が良ければいい』と考えていたので、彼の家族にあまり興味がわかず。拓真さんはいつも『妻も恋人を作ってくれれば、こちらの不倫も公認になるのに』と口癖のように話していて…彼が家庭に不満を持っているのはあきらかでした」ある日、ホテル内で若菜さんは思わぬ人物と出くわしたのだとか。「その日、私はホテルの中にあるエステへ行きました。すると『ここで何をしているんですか…?』と誰かに呼び止められて…よく見るとその女性は新入社員の彩花さんだったのです。休日に彼女の顔を見たくなかった私は『せっかく楽しい時間を過していたのに』と文句をつけて。さらに『何をしていたって関係ないでしょ! ここはあなたのような人が来る場所じゃないわ』と激しく攻撃。すぐにその場を立ち去ると、エレベーターの前で待っていた拓真さんと二人で部屋へ戻りました」突然不倫相手に呼び出されて…その時彼が放った驚きの言葉とは…?「数日後、社長室へ呼び出されました。こんなこと今までなかったので『拓真さんったら仕事中に私に会いたくなったのかな』と思っていたのですが…。彼は『家族に君との不倫がバレた』『世間体もあるから離婚はできない』と神妙な面持ち。すかさず『しばらくおとなしくして、ほとぼりが冷めるまで待ちましょう』と説得するも『もう終わりにしたいんだ』と彼は聞く耳を持たず。私は取りつく島もなく拓真さんに捨てられてしまいました」突然の別れに放心状態の若菜さん。最初こそ相手に誘われたとはいえ、自ら不貞を働いたのだから、納得いかない結末になっても文句ひとつ言えないのではないでしょうか。©ah/Adobe文・菜花明芽
2024年05月04日不倫をした経験がある女性に話を聞くと、「不倫なんてしなければよかった」と語る人は珍しくありません。不倫によって多くのものを失った…というのはよく聞く話ですが、それだけでなく、一生消えない心の傷を負うこともあるようです。不倫経験のある女性に聞いたエピソードを紹介します。心の傷が一生癒えない「20代の時ずっと不倫していましたが、5年前に別れました。妻と離婚して私と一緒になる約束だったのに、結局妻が妊娠して、私はあっさり捨てられたんです。私はてっきり彼が結婚してくれるものと信じて待っていたし、『早く子どもが欲しいね』と話していたんです。それなのに妻との間に子どもを作るなんて…。完全に男性不信になってしまい、いまだに立ち直っていません。このまま一生誰のことも好きになれない気がしています」(あすか/35歳)既婚男性がよく言う「いつか妻と離婚する」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。待ち続けた結果捨てられてしまい、貴重な時間を無駄にしてしまった…という女性が多いです。また不倫はドラマティックな分、別れた後の心の傷もそれなりのもの。不倫相手と別れて何年も経っているのに、心に負った傷がなかなか癒えないということがあるようです。不倫相手の子どもを出産「不倫相手との間に子どもができて出産し、今はシングルマザーです。子どもを産んだことは全く後悔していませんが、まさか子どもには『あなたのパパは不倫相手だったの』とは言えないので、この先も一生隠し続けないといけません。実は最近、ママ友の間で、私が昔不倫をしていた過去が噂になっているみたいで…。将来、子どもが周りから何か言われるようなことがあったらどうしよう…と不安です」(奈緒/36歳)不倫をしていた過去が一生つきまとい、苦しめられるケースもあります。子どもには何の罪もないので、絶対に子どもを傷つけることのないようにしてほしいですよね…。また不倫相手の子どもを妊娠した女性の中には、究極の選択を迫られ、子どもを諦めなくてはならなかった人もいます。そうなると一生消えない心の傷を負うこととなってしまいます。不倫相手の妻に恨まれて…「以前、既婚男性と付き合っていたことがあります。将来がないことはわかっていたので、私も本気というほどではありませんでした。ところが別れた後に、なぜか不倫が彼の奥さんにバレてしまったんです。インスタのアカウントも突き止められてしまい、その後、妻からストーカーレベルの大量のDMが毎日送られてきました。さらには、私の知人のアカウントにもDMして、私が不倫していたことをバラしていたみたいです。もう彼とはとっくに終わっているのに、あまりにも妻の執着心がすごいので、私もメンタルにダメージを受けてしまいました…」(瑠衣/32歳)不倫は、関係が終わってしまえばなかったことにできる…と思ったら大間違い。例え過去のことだとしても、妻からすると許し難いでしょう。不倫を知った妻が、不倫相手の女性に復讐しようとするケースも決して珍しくありません。このように、一度不倫をしてしまうと、別れた後も永遠に過去に苦しめられるケースが後を断ちません。時計の針を巻き戻すことは絶対にできないので、「不倫なんてしなければよかった」とどんなに悔やんでも、過去は変えられないのです。やはり安定した幸せを手に入れるためには、既婚者ではなく、普通の男性と恋愛をするべきです。©Marco/Adobe文・小泉幸
2024年04月27日不倫は罪深い行為です。もし及んでしまったのなら、それ相応の代償を払うことになるでしょう。代償の払い方というのも人それぞれ違います。そこで、今まさにその状況にあるという男女に、“絶望的な現在”について語ってもらいました。養育費のため働き詰めに「4年前、私の不倫により妻と離婚をしました。もちろん私が悪いため、慰謝料を払い、子どもの養育費を払うことを約束。弁護士を通してしっかり書類を作って契約を交わしました。その後、社内不倫だったこともあり、会社に居づらくなって退職。転職したはいいものの、そこの給料が低く、養育費を払うために夜も別のところでアルバイトをしなくてはならなくなりました。そんな生活をもう2年以上続けています」タカシ(仮名)/31歳昼も夜も働き詰めの生活。子どもが自立するまで続くのかと思うと、なかなかつらい状況だと言えるでしょう。子どもから「会いたくない」と言われ「以前、家庭があるにもかかわらず、私はある男性を好きになり不倫をしてしまいました。その際、子どもをほかに預けるなどして出かけ、育児が疎かになり、離婚の際に親権が夫側にわたってしまいました。でも、月に1回は会えるという条件だったので、その日を楽しみに生活。そしていざ、約束の日を迎えたときです。なぜか夫しか現れませんでした。“あの子が会いたくないと言っている”と言うのです。そんなはずはないと電話で子どもと話をしましたが、“会いたくない”とハッキリ言われてしまいました。子どもの気持ちが落ち着くまで様子を見ようということですが、いまだに会えていません」マイ(仮名)/29歳子どもが会いたくないと言うのならば、強制はできません。自分の犯した罪がそこまで深かったということを痛感したことでしょう。生活が落ち着いたところで慰謝料請求「私の友人が職場の上司と不倫をして、それが原因で離婚をしました。離婚後は身辺がバタバタしてかなり大変そうでした。ひとり暮らしを始めて2年ほどして、ようやく生活も落ち着いたであろう頃です。友人から連絡があり、“不倫相手の妻から慰謝料を請求された”と報告を受けました。なんでも相手方の怒りが収まらなかったらしく、慰謝料請求が時効を迎える前にそういった手段を取られたそうです。その結果、再び友人の生活が不安定になってしまっています」リョウコ(仮名)/30歳慰謝料の請求には時効があります。そのあいだはいつ請求が来るか分からない状態ということ。気の休まらない時間が続きます。妻からの条件をのむしかない生活「3年前に、つい出来心で女性と関係を持ってしまい、それが妻にバレてしまいました。離婚をしたくなかったので、妻の条件を受け入れる形で許してもらったのですが……その条件というのが、“LINEをいつでも見られる状態にすること”“お小遣い制にすること”でした。今は、家ではスマートフォンはロックをかけず、妻は見放題。お小遣いもギリギリで、どこにも遊びにいけません。正直、何を楽しみにすればいいか分からない状態が続いています」ゲン(仮名)/34歳軽率な行動により、自由を制限される生活となってしまったようです。離婚を選ばないのであれば、妻の許しがあるまで受け入れるほかないのでしょう。“不倫した男女の絶望的な現在”をご紹介しました。どなたも悲惨な現状を迎えているようです。過ちを犯したことは確かですから、しっかり受け入れて再生への道を歩んでいくしかありません。©milatas/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月25日真琴さん(仮名・28歳)は、就職後しばらくして父親を亡くしました。遺品の整理中、スマートフォンに残っていた不倫相手と思わしき女性とのメールのやり取りを見つけてしまったのだそう。いったん封印したものの、2年後にその女性から「渡したいものがある」というメールが届き、直接会うことに…。相手は、サチコさん(仮名)という60代の女性。父親が用意していたという真琴さんへの就職祝いを受け取ったそうですが、その後どうなったのでしょうか。女性と父親の関係「サチコさんから父親との関係について話を聞きました。父親とは仕事関係で知り合い、10年以上の付き合いだったそうです。知り合ったとき、すでにサチコさんは夫を病気で亡くしていました。サチコさんには、私と同じ歳くらいの娘がいるらしく、女性二人での生活は何かと大変だったそう。それで、同じ娘を持つ立場の父にいろいろと相談をしているうちに、親しくなっていったとのことでした。深くは聞きませんでしたが、やはり不倫関係だったのだと思います」「渡すときに取りに来る」と言ったきり…「サチコさんから受け取った、父からの就職祝いのプレゼントを開けてみると、中にはペンのセットが入っていました。父は私の就職をとても喜んでいて、サチコさんに付き合ってもらい、職場で使えるようにと購入してくれたようでした。プレゼントをいったんサチコさんに預け、“娘に渡すときに取りに来る”と言っていたそうですが、結局そのまま亡くなってしまったんです。私は就職と同時に実家を出てひとり暮らしを始めましたが、そのことについて“寂しい”とこぼしていたそう。当時、父はまったくそんな素振りを見せなかったので意外でした。サチコさんは、“やっと渡すことができた”と安心したように言いました。ずっと胸に引っかかっていたようです。こうしたサチコさんの穏やかな人柄に、父も安らぎをおぼえたんだろうなと、なんとなく納得できました」母親からの急な電話「サチコさんと会ってから半年ほど経ったころ、母から急に電話がかかってきました。“あの人、不倫してた”と言うのです。どうやら父親のスマートフォンを見つけ、メールを覗いてしまったようでした。母はかなり怒っていて、“訴える”と声を荒げていました。私はなんとか冷静になるように言い聞かせ、“話を聞くから”と、久しぶりに実家を訪ねることにしました」「不倫相手を訴える」と言う母親に対して…「私は母に、すでに遺品整理の際に父のスマートフォンを見ていたことを伝えました。相手の女性の存在も知っていて、連絡があったことも。そして、実際に会って、父の残したプレゼントを受け取ったと報告しました。母は“あり得ない”と激怒し、“相手の女性を訴える”と言いました。母が怒るのも理解できます。信じていた夫がほかの女性と会っていたなんて、裏切り行為ですから。ただ、父が亡くなったのはもう2年も前。ここで事を荒立てては父も浮かばれないだろうとなだめました。そこで母も大人しくなり、以来、一切この件に関して触れることはなくなりましたね。サチコさんともあれきりです。今は私も結婚し、出産もしました。母は孫をとても可愛がってくれています。父の不貞のことも吹っ切れたようで、相変わらずエネルギッシュに元気でいてくれていることに安心しています」“父親の死後に不倫を知った女性の告白”をご紹介しました。不倫をしたという事実は亡くなってからも消えません。のちにこうして親子関係に不和をもたらしてしまうこともあるでしょう。真琴さんのケースは結果的に丸く収まったようですが、同じ轍を踏まないよう心掛けたいものです。©tomoco_sozai/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月24日自分の身近に不倫をしている人がいるというケースもあるでしょう。それを知ったとき、どうすればいいか戸惑うかもしれません。真琴さん(仮名・28歳)もかつて父親の不倫を知ってしまったらしいのですが、それが少し特殊なケースだったそう。当時の状況を詳しく伺いました。父親が亡くなり、遺品を整理することに「5年前、私が就職してしばらくしたタイミングで父が亡くなりました。父はもともと持病があり、病院通いをしていたこともあって、亡くなっても失意の底に沈むということはありませんでした。葬儀が終わり、実家で母と、父の遺品を整理していたときです。父の使っていたスマートフォンがあったので何気なく電源を入れてみました。すると、充電は残り僅かでしたが、開くことができました」スマホに残された不倫の形跡「パスワードも設定されていなかったので、そのまま中を覗き、なんとなくメールを開いてみました。すると、知らない女性の名前があったんです。頻繁とまではいきませんが、多くやり取りをしているようでした。メールの内容も、さほど感情が込められたものではありませんでしたが、会っているような形跡はあり、もしかしたら男女の関係のあった人なのかな…という印象を受けました。私の母は、ヒステリックで口うるさいタイプ。私も衝突することが多く、正直あまり好きではありませんでした。父に対しても邪険に扱っている姿を見ており、たまに可哀そうに思うことも。なので、父にそういう女性がいたとしても仕方ないのかな……と思ってしまって。事実は定かではありませんでしたが、このことは母に伝えず封印することにしました」2年後に知らない女性からメールが…「父の死から2年経ったころ、私のSNSのアカウントに知らない女性からDMが届きました。丁寧な挨拶が添えられ、“お父様と親しくさせていただいていた”との内容があり、父のメールの相手の女性だと察しました。そこで、“お渡ししたいものがある”と言うのです。なんでも、それは父から預かっていたものだそうで、送付でも直接渡すのでも構わないとのこと。父の死から時間も経過していたし、どんな女性かも気になったので、私は直接会って受け取るほうを選びました」女性から受け取ったもの「ある駅の近くにあるファミリーレストランで待ち合わせをしました。女性は60代で、名前はサチコさん(仮名)。穏やかな雰囲気の小柄な方でした。サチコさんは、父から預かっていたものをどうしても私に渡したいと思っていたそう。どうしたらいいのか分からず、知り合いに相談したところ、SNSを通じてメールを送ってみるのはどうかと言われたのだそうです。“遅くなって申し訳ありません”と言われ、そのものを差し出されました。手に乗るくらいの大きさの、包装されたものでした。それは、父が私のために用意した就職祝いのプレゼントでした。こんな経緯で父からのプレゼントを受け取ることになるとは……と、感慨深い気持ちになりましたね」“父親の死後に不倫を知った女性の告白”をご紹介しました。まさか父親の死後にそんな事実を知ることになるとは思わなかったはず。時間が経過しているからこそ、冷静に受け止められたのかもしれませんね。©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月24日不倫はパートナーを裏切る行為。罪深い行為であり、いつかは相手にもバレて、痛い目を見ることになるでしょう。それが発覚するキッカケは、思いがけない人物からの密告による場合もあります。そこで今回は、“不倫発覚につながった意外な密告者”について、経験のある男女に話を伺いました。親友が呆れ果てた末に「元夫には、親友と呼べる友人Aさんがいました。私も何度も会ったことがあり、親しくしていたんです。ある日、Aさんから電話がかかってきました。内容は、夫の不倫を告げるもの。実は以前から知っていて、何度も止めたそうです。それでも夫は関係を続けたため、呆れ果てたAさんは、私に報告することを決めたそうで、なぜか“申し訳ない”と謝られました。その後、夫を問い詰めて、Aさんに聞いたと伝えるとあっさり不倫を認め、離婚となりました」アイ(仮名)/30歳親友として悪事を見過ごすことができなかったのでしょう。悪いことを悪いと指摘できるのが、親友。友人の行動は間違っていないはずです。隣人からの手紙「ある日、ポストを覗くと手紙が入っていました。何も書いていない封筒に1枚だけ紙が入っていて、パソコンで打ったと思われる短い文章で“〇月〇日に夫が女性を部屋に入れていた”という内容が書かれていました。その日はちょうど私が実家に帰省していたときで、信憑性を感じましたね。そのあと夫のスマートフォンを覗くチャンスがあり、LINEを見て女性とのやり取りを発見。私がいなかった日に、会う約束をしていました。あの手紙が誰から届いたのかはわかっていませんが、おそらくマンションの隣の部屋の人からだったのではないかと思います」アキコ(仮名)/33歳近くで生活していると、隣の部屋の様子も目につきやすいもの。見かけない女性を家に入れる現場を目撃して、見過ごせないと思ったのかもしれません。義母から申し訳なさそうに「数年前のある日、急に義母から、“今から行ってもいい?”と電話がありました。家にやって来て、申し訳なさそうに“息子には他に女性がいるかもしれない”と言われたんです。夫が実家に戻ってきたときに、部屋から電話での会話が聞こえたそう。相手は明らかに女性で、内容も男女の深い関係を匂わすものだったらしく…。“間違っていたらごめんなさい”と言われましたが、なんとなく私にも思い当たる節がありました。その夜、夫を問い詰めました。最初は否定していましたが、“じゃあLINEを見せて”と言うと急に黙り、不倫を事実だと認めました」ユキ(仮名)/29歳夫は実家で気を抜いていたんでしょうか。まさか身内から密告されるとは思ってもいなかったかもしれません。子どもの何気ない会話から「以前、私は不倫をしていました。ある日、実家に預けていた息子を迎えに行くのに、途中まで不倫相手の彼の車で送ってもらったときのこと。彼の車は海外製の少し珍しいタイプのスポーツカーだったのですが、そこから降りるところを、息子が偶然見かけてしまったようなんです。そしてその夜、夫がいるところで、“ママがに乗っていた”と車種を特定して言ってしまったのです。息子はちょうど車にハマっている時期で、車種を認識していたようで…。その場はごまかしましたが、夫は疑っていたようです。SNSから私の知り合いを探り、その車に乗っている人物を見つけ出して、不倫が暴かれてしまいました」ナオ(仮名)/31歳息子にとっての何気ない発言が、不倫発覚のキッカケとなってしまったんですね。そもそも実家へ子どもを迎えにいくのに、不倫相手に送ってもらったこと自体が間違いだったのでしょう。“不倫発覚につながった意外な密告者”をご紹介しました。世のなか、誰がどこで見ているか分かりません。不倫は思いがけないところから発覚してしまう場合もあります。誰にも見つからないことなど絶対にないと思うべきなのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©ponta1414/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月23日病院に勤めている助産師の沙和さん(仮名・38歳)。結婚当初から子どもを望んでいたものの結局授からず。その影響で夫(哲也さん・仮名・40歳)との関係も冷めていくばかり。そんな時、病院に通院する患者さん(芹花さん・仮名・25歳)の夫(晴人さん・仮名・26歳)に一目惚れしてしまって。沙和さんからのアプローチで、二人はやがて不倫関係に。しかし、ある日突然彼に別れを告げられてしまいます。突然不倫相手に捨てられてしまった沙和さん。夫婦仲は冷めきっていたけれど、夫に不倫がバレていなかったので、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。職場は大混乱…騒ぎを起こしていた意外な人物とは…?「翌朝、職場は大騒ぎになっていました。とある女性(敏子さん・仮名・51歳)が『こちらで娘が出産したら、助産師に夫を略奪されたのよ』と先生に怒鳴り散らしていて。ふと目が合うと『どう責任を取るつもり!』と私に迫り来る女性…それはよく見ると元不倫相手の妻の母だったのです。さらに『娘の出産に立ち会っていたのに、その夫とよく不倫なんてできたわね』と怒り心頭。敏子さんは偶然私たちのデートを目撃した様子で…それをスマホで撮影して、証拠写真を片手に私の職場に乗り込んでいました」沙和さんは急に不倫相手が別れを告げてきたのは、敏子さんに不倫がバレて、家庭に戻るよう説得されたのだと悟ったそう。「敏子さんが職場にやって来たことで、先生や同僚に不倫がバレてしまいました。その場で、先生に『君はもうここに来る資格はない』『患者さんの夫と不倫なんかして…病院の信用問題にかかわる』と叱責されて。職場に居づらくなった私は、そのまま退職することに。でも、理由が理由なので、すぐにこの事実を夫に言い出せずにいました」帰宅するとリビングにある親子が座っていて…驚きのその正体とは…?「ある週末私は一人で買い物へ出かけました。帰宅すると、ある親子がリビングに座っており『君の知り合いだろう』と夫が話しかけてきて。そのタイミングで女性は『沙和さんが夫に「何かあったら個人的に相談にのります」とメモを手渡していたそうで…子育ての悩みを聞いてほしくて家に来ちゃいました』とニヤリ。なんと彼女は息子を連れた芹花さんだったのです。私と晴人さんが不倫していると母に聞かされ、自ら家に乗り込んできた様子。芹花さんは私が彼に手渡したメモを持参しており、それを見た夫が『沙和が相手を誘惑した証拠だな』と冷たく言い放ちました」悪い流れはさらに大きな波となって沙和さんに襲いかかります。「続けて芹花さんは『すぐにでも夫と離婚して、晴人さんと再婚しうちの息子を我が子として育てたいと言っていたそうじゃないですか』とダメ押ししました。ああもう何もかも終わりだ…と思った瞬間、彼女のスマホが鳴り出して。スマホの画面を見ると『ちょうど迎えが来ました』と言って芹花さんは玄関へ。そこに姿を現したのが彼女の母の敏子さん…うちの夫に『これが不倫の証拠写真です』と言ってスマホを見せたのです。その後、怒り狂った夫に離婚を言い渡されました」時を同じくして、沙和さんは体調を崩してしまったのだとか。「不倫がバレたこともあり、最初はストレスからくるものだと思っていました。でも、ひどい吐き気は一向に収まらず病院へ行くことに。診察の結果、私は妊娠していて…元夫とはセックスレスだったので晴人さんの子どもに違いありません。彼と別れている以上、私一人で育てるしかないと決意。夫に慰謝料を請求されているのですが、身重の体で働くことは難しくて。実家を頼ろうにも、元不倫相手の子を妊娠したなんて両親に言えるはずもないので帰ることもできず…。落ち着いたら両親には、哲也さんと離婚したとは伝えるつもりです。貯金を切り崩しアパートに住んでいますが、出産費用は高額なのでお金がどこまでもつか不安でたまりません」不貞を働いたことが原因で何もかも失った沙和さん。相手の家庭を壊すようなことをしたのだから、巡り巡って悪いことばかり起きても当然の報いと言えるのではないでしょうか。一時の感情で、むやみに不倫に走らないようにしましょう。©aijiro/Adobe文・菜花明芽
2024年04月20日結婚しているなら誰かにときめきを感じても、その気持ちを内に秘めるべきなのではないでしょうか。今回は、助産師として勤める病院に通う妊婦の夫に一目惚れしてしまい、自らアプローチした結果不倫関係に陥った38歳既婚女性のエピソードをご紹介します。子どもは授からなかったものの…助産師の仕事に誇りを持っていて沙和さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある既婚男性(晴人さん・仮名・26歳)とW不倫しているそうです。なぜ、沙和さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、夫(哲也さん・仮名・40歳)と二人暮しをしています。結婚当初から子どもがほしかったものの、残念ながら授かることはありませんでした。その影響もあってか、徐々に夫婦仲も冷めきってセックスレスが続くことに。仕事は病院に勤務する助産師をしており、新しい命の誕生を目の当たりにする度、この仕事をしていて良かったと思います」自分の仕事に誇りを持っている沙和さんが、この後不倫に陥るとは思えないのですが…。「ある患者さん(芹花さん・仮名・25歳)が夫を連れて病院にやってきました。彼を一目見て心奪われて…私の好みのタイプそのものだったのです。夫への愛が薄れゆく中、また誰かに恋心を抱く日が来るなんて思ってもみなくて。彼を特別な笑顔で出迎えたり、何かにつけてボディタッチをしたり、徐々に晴人さんと距離を縮めることに。芹花さんがトイレに行っている隙に、連絡先に加えて『何かあったら個人的に相談にのります』と書いたメモをそっと彼に手渡しました」すぐに晴人さんから連絡はなかったものの、それは沙和さんの想定の範囲内だったと言います。「そう簡単に既婚者の彼が私になびくとは思っていませんでした。でも、ある時期がきたら晴人さんから連絡がくるだろうと確信はしていて。芹花さんは予定日の前日に陣痛がきて…出産に夫である晴人さんと芹花さんの母(敏子さん・仮名・51歳)が立ち会うことに。もちろん私も助産師としてその場に居合わせて…無事男の子が誕生。周りは歓喜に包まれて…私自身子どもに恵まれなかったので、芹花さん夫婦を羨ましいと思いながら見ていました」この後、割と早い段階で晴人さんから連絡が入ったのだとか。「私が予想していたタイミングで彼から電話がありました。芹花さんと息子はすでに退院しており、現在は自宅で子育ての真っ最中。初めての育児にてんてこ舞いで、夜泣きもひどく妻がイライラする時期なので、晴人さんに助けを求められると踏んでいたのです。最初はただただ相談にのっていたものの、少しずつ『仕事で疲れているのに晴人さんも大変だね』『いつも頑張っているよね』と彼の気持ちに寄り添うことに。妻より私の方がずっとあなたを理解しているとアピールして…彼の心を掴み、やがて私たちは不倫関係になりました」沙和さんは自身も既婚者だと晴人さんに告げていたそう。彼は心満たされたい一心で、W不倫になっても構わないと考えていたのではないかと話します。「不倫関係にあるのに私たちは堂々とデートしていました。芹花さんは子育て中で自宅にいるし、私の夫も仕事が忙しいし、二人でいるところを誰かに見られる心配がなかったからです。私は見た目に気を遣い彼と会う前に必ず美容院で、メイクとヘアセットをお願いすることに。すると晴人さんは『妻は最近化粧もしていないし髪もボサボサで…それに比べて君はいつ見てもきれいだね』と褒めてくれました」デート終わりに沙和さんの自宅に寄って、二人はカラダを重ねていたのだとか。不倫相手に突然別れを告げられて…彼が発した衝撃的な言葉とは…?「ある日、晴人さんから電話がかかってきました。出るなり『やっぱり息子がかわいいから、俺は家に戻るよ』『これからはいい父親、いい夫になる』と言い出したのです。私は晴人さんに離婚を迫っており、自らも夫と別れ、ゆくゆくは彼と再婚しようと考えていて。彼の息子を実の子として育てるとまで決心していたのに…。頭が真っ白になり私が何も言えないでいると、晴人さんは一方的に電話を切ってしまいました」訳も分からず不倫相手に捨てられてしまった沙和さん。お互い既婚者と承知の上で付き合っていたのだから、望み通りの結果にならなくても仕方ないのではないでしょうか。©kapinon/Adobe文・菜花明芽
2024年04月20日ヨガインストラクターをしている有紗さん(仮名・31歳)。ジムに勤務していたものの独立を機に出張ヨガに働き方を切り換えて。ある生徒さん(結奈さん・仮名・32歳)の上から目線の態度に腹を立て、仕返しに夫(一哉さん・仮名・42歳)を略奪することを決意。やがて二人は不倫関係に。彼に金銭的援助を受けるも、有紗さんは突然別れを告げられてしまいます。彼を妻から簡単に奪えると思っていた有紗さん。結奈さんに不倫がバレた以上、合わせる顔がないのでレッスンの受け持ちを辞めることに。その一方で、今後はヨガ教室に力を入れることにしたのだとか。元不倫相手からの資金援助が終了…どうにかヨガ教室を勢いづけようとするも…「彼と別れて金銭的援助がなくなっても、どうにか自分のヨガ教室を守ろうと必死でした。新しい生徒さんを募集することでレッスンの数をグッと増やし経営を軌道にのせることに。教室のホームページだけでなく現在いる生徒さんにも協力してもらって、動画サイトでヨガレッスンの生配信をすることを告知。オンラインでもたくさんの人が見学できるよう工夫しました」しかし、当日とんでもない人物がヨガ教室に現れたのです。「その日、教室で見学するかたも数人来ていました。私は張り切ってヨガレッスンの生配信をスタートさせたのですが…。突然、ある女性が立ち上がったかと思うと『うちの夫に出資してもらったヨガ教室は順調?』と言い出して…さらに周りを見渡しながら『私も先生の教え子なんですよ、みなさんも夫を奪われないよう気をつけてくださいね』とニヤリ。なんと元不倫相手の妻である結奈さんが教室に乗り込んでいたのです。忙しかった私は彼女がそばにいることに気づかず…。さらに結奈さんは『これが不倫の証拠です』と探偵に撮らせた写真をスマホでみんなに見せ始めて。私の不倫の事実はその場にいた生徒さんたちだけでなく、生配信を見ていた多くの人にも知れ渡ってしまいました」このトラブルが原因で生徒数は一気に激減して、有紗さんはやむなくヨガ教室を畳むことになったのだとか。真夜中に家のインターホンが鳴って…そこに現れた意外な人物とは…?「私は精神的にショックを受けて家に引きこもりました。職も失った上に、マンションの家賃も払えなくなりそうで、絶体絶命のピンチに立たされることに。そんなある日、深夜に突然うちのインターホンが鳴って…恐る恐る玄関モニターを見ると、そこには元不倫相手の妻の姿が…。正直、結奈さんが家にまで押しかけてくるとは思ってもみませんでした。一哉さんに私の住所を聞き出してやって来たのでしょう。彼女は『あなたに夫は渡さないから』『お金がほしくて不倫に走ったんでしょ、軽い女ね』と大声を出し始めて。私は驚きのあまり立ちすくんでしまいました」結局、有紗さんは玄関から出ることはなかったそうです。「その後顔を合わせることなく、結奈さんは帰っていきました。翌朝、ごみを捨てに外へ出ると『昨夜はうるさかったね』と隣に住む男性に嫌味を言われて…私は『ご迷惑おかけしてすみません』とすぐに謝罪。すると『お金を払ったら、俺とも関係を持ってくれるの?』とニヤニヤしてきて。この言葉を聞いて、昨日彼女が騒いだのも私がマンションに住みにくくするためだったのではと悟ったのです。私は恐怖を覚えマンションを出ることに…帰る実家もなくホテルを転々とする日々。元不倫相手の妻から慰謝料を請求されるも、精神的ダメージから仕事に復帰することはできそうもありません。何もかも失った私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」一方的に腹を立て仕返しに夫を略奪した有紗さん。たとえ不倫相手にすべてを満たされたとしても、人の家庭を壊すようなことをしたのだから、満足いく時間が長続きしなくても仕方ありません。結果的に身を滅ぼすことにならぬよう、しっかり自分の感情をコントロールしたいところです。©SOMKID/Adobe文・菜花明芽
2024年04月08日上から目線の態度を取られると誰でも腹が立つのではないでしょうか。今回は、ある人物からのマウントをきっかけに既婚男性との不倫に走ってしまった31歳女性のエピソードをご紹介します。仕事で独立するも…ある生徒さんの存在が悩みの種に有紗さん(仮名・31歳)は現在とある既婚男性(一哉さん・仮名・42歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、有紗さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は一人っ子で早くに両親を亡くしました。ですので、しっかり働いて一人でも生きていけるようにと考えていて。ヨガインストラクターとしてジムに勤務していたのですが、最近独立して出張ヨガに切り替えることに。ゆくゆくは自分のヨガ教室をひらくことが夢なんです。少しずつ生徒さんが増えてきて…私はやる気にみなぎっていました」こんなにも仕事熱心な有紗さんが不倫に陥るとは到底思えないのですが…。「実はある生徒さん(結奈さん・仮名・32歳)のことで頭を悩ませていました。彼女は、大きな家に住む社長夫人で年齢も近いこともあり、私にとって憧れの存在だったのです。レッスンは真剣に受けてくれるし、ポージングも呼吸もうまいし、ヨガについては何も言うことはないのですが…。帰り際になると『あなたこの仕事で食べていけるの?』『生活が大変ならもっと月謝を払ってもいいわよ』と上から目線で物を言ってきて。最初は笑顔で受け流していたものの、結奈さんの偉そうな態度に内心イライラするようになりました」不満を募らせた有紗さんは、ある人物に目をつけるようになったと言います。「結奈さんは主に夕方ヨガレッスンを行っていました。そのため、彼女の夫である一哉さんが仕事から帰宅し、私と顔を合わせることもしょっちゅうあって。彼とは挨拶を交わす程度だったのですが、マウントばかり取る結奈さんに一泡吹かせたい一心で、夫を略奪することを決意。彼女がトイレに行っている隙に、私は連絡先を書いたメモを一哉さんにそっと手渡したのです」有紗さんの思惑通り、程なくして一哉さんから電話がかかってきたのだとか。「私は一哉さんと頻繁に連絡を取り合うようになり、やがて不倫関係になりました。彼は社長なので羽振りがよく、私にタワーマンションの部屋を用意してくれたり、念願のヨガ教室をひらく資金も出してくれたり…それはもう至れり尽くせりで。妻の結奈さんが週末他の習い事をしているのをいいことに、彼女の外出中に家を訪れ、そのまま夫婦のベッドで彼とカラダを重ねていたのです。その上、勝手に彼女のブランド品を身にまとい『妻より君の方がずっと似合っているよ』と彼に褒められて、私は完全に調子に乗っていました」一哉さん夫婦には子どもがいなかったので、有紗さんは彼を簡単に奪えると思ったそう。突然不倫相手に別れを告げられて…その時彼が手渡してきた封筒の中身とは…?「いつものように週末彼の家に行きました。すると、一哉さんは神妙な面持ちで『妻に君との不倫がバレた』『俺は社会的立場があるから妻とは離婚できない』と言うと『これで不倫はなかったことにしてくれ』と私に分厚い封筒を手渡してきて。中身を確認するとそれは多額の手切れ金だったのです。驚いた私は、思わず受け取りを拒否。そうすると彼は『もう別れるのだからマンションの家賃も払わないし、ヨガ教室へのお金も出さない』『わかったらすぐに帰ってくれ』と冷たく言い放つと、その場を去っていきました」あっけなく彼に捨てられてしまった有紗さん。別れを機に金銭の提供をしてもらえなくなっても、自らの努力で手にした訳ではないのだから、何も文句は言えないのではないでしょうか。©Maksim Kostenko/Adobe文・菜花明芽
2024年04月08日大学時代から恋愛を謳歌していた莉緒さん(仮名・22歳)。念願の小学校教員になるも、教室の雰囲気は悪くなるばかり。そんな時、指導係の敦也先生(仮名・38歳)がとても親身になってくれて。これを機に莉緒さんは彼を一人の男性として意識するようになり、やがて二人は不倫関係に。しかし、突然莉緒さんは敦也先生から別れを告げられてしまいます。いつしか不倫に本気になっていた莉緒さん。他に交際していた男性たちと別れた事実を言い出せぬまま、敦也先生に捨てられてしまって…。職場で彼と顔を合わせるのはつらいけれど、今は仕事に邁進するしかないと思ったのだとか。見知らぬ女性が突然授業参観で不倫を暴露…「数日後、授業参観がありました。初めて保護者と顔を合わせるということもあり、私はとても緊張していて。算数の授業で、子どもたちに『りんごが3つとみかんが2つ…合わせていくつになりますか?』と問いかけることに。すると、ある生徒が『4つです』と答えたので『惜しい!違います、正解は5つです』と説明を始めたのですが…。急に見知らぬ女性が『既婚者と付き合っていたあなたの方がよっぽど間違っているじゃない』と大きな声を出したのです。さらに黒板に私と敦也先生の不倫の証拠写真を張り出して…何事かと思っていると、その女性は『敦也の妻(凛子さん・仮名・37歳)です、公私ともに夫がお世話になりました』と私に言い放ちました」なんと元不倫相手の妻が保護者に混じり授業参観に参加していたのです。「その後はもう修羅場でした。凛子さんは『夫の様子がおかしいと思いスマホにGPS機能をつけた結果、莉緒先生の部屋で二人が密会を重ねていたことがわかりました』『これが証拠写真です』とみんなの前で不倫を暴露。続けて『しかも莉緒先生は他に数人の男性とも付き合っていて…それを知った夫は私の元へ帰って来たんです』と話すと、気が済んだのか彼女はその場を去って行って。その後教室は大騒ぎ…収拾がつかなくなり私は校長先生に呼び出しを食らって強く叱責されたのです。元不倫相手の妻からの思わぬ復讐に私は完全にメンタルをやられてしまいました」莉緒さんは、この出来事を機にしばらく休職することにしたそう。仕事を休み心の回復を図るも…意外な訪問者が現れて…「私を心配した母が少しの間うちに来ることになりました。もちろん、自分の不倫が原因で仕事を休むことになったとは母には内緒にすることに。気分転換にと二人で散歩へ出かけ帰宅すると、ドアの前に誰かが立っていて…顔を見るなり『私のパパを奪わないで』と幼い子が言ったかと思うと、今度は女性が『子どもの受験のためにも夫とは離婚しませんから』と母の前で言ってのけて…。元不倫相手の妻が娘(史果さん・仮名・12歳)を連れて、私へさらなる仕返しをしにやって来たのです。その場の雰囲気で母は私の不倫を察知した様子。『相手の子どもまで巻き込んで…不倫するなんて恥ずかしいと思わないの!』と怒鳴ると、母はそのまま帰ってしまいました」その後、莉緒さんは両親に絶縁されてしまいます。「私は精神的なショックから、職場に復帰することなくそのまま退職しました。すべて自分が悪いのだけれど、元不倫相手の妻の復讐がトラウマとなり教壇に立つことはもうできないと思って。凛子さんから慰謝料を請求されるも、他に何のスキルもないので職探しは難航しています。家賃も払えなくなり、実家も頼れないので友人の家に転がり込んだのですが…。私が不倫していたとわかると『それが理由なら協力することはできない』とその場で友人に追い出される始末。もう踏んだり蹴ったりで…今頃になって不倫に走ったことをとても後悔しています」新生活の大変さから逃れるため不倫に陥った莉緒さん。周りの人から見放されることになっても、相手が既婚者とわかって交際していたのだから「身から出た錆」と言えますね。身勝手に人の家庭を壊そうとすると、それ相応の罰を受けると覚えておきましょう。©NanSan/Adobe文・菜花明芽
2024年03月26日