「君を妻にしたくない」…不倫相手の離婚を待ち続けた30代女性の「悲痛な結末」【後編】
さらには『仮に離婚をしたとしても、麻里香とは結婚しないよ。だって不倫をするような女性は妻にしたくないもん』と、自分のことを棚に上げて、私を突き放すようなことまで言ってきたのです」
ここまで失礼な話になるとは思っていなかった麻里香さんは、その場で彼に対して激怒。ですが、事態は全く変わらずに、彼はそのまま開き直った態度を続けていたとのこと。しまいには麻里香さんが疲れてしまい、話し合いはうやむやなまま終わったそうです。
話し合いから1年以上経っても彼は既婚者のまま
「結局、その日の話し合いで出た内容が残念ながらも彼の本心だったようです。それから1年ほど待ちましたが、彼が離婚をすることはありませんでした。
独身だと嘘をついていて、まだ私が彼を既婚者だと知らなかったときには、彼の口から自発的に“結婚”という言葉も出ていたので、私はまんまと騙された形です。本当は、最初から私と結婚をする気もなかったし、離婚をするつもりもなかったんでしょうね……。
でも、当時の私は40歳までに結婚をしたい気持ちが強すぎて、彼の言葉を信じてしまっていました。
もっと早く彼の本性を見抜ければよかったのに、最初の頃の彼を“いい人”と思い込んだせいで、既婚者だと知ってからも正常な判断ができなかったのが悔しいです。