恋愛情報『「毎日が楽しい…!」ずっとラブラブでいられる「彼氏候補」とは』

「毎日が楽しい…!」ずっとラブラブでいられる「彼氏候補」とは

なにそれ、変態かよ。
家に着くと、恭一がメジャーを手に近付いてきた。
「測らせてもらうぞ」
「は?え!?」
「いいから」
ミアはドキドキしながら、恭一の前に立つ。恭一がミアの背中に腕を回して、ウエストを測り始める。
「ミアごめん、後ろの机にあるメモとペン取って」
「あ、うん」
机に手を伸ばしたけど、微妙に届かずぐらつく。
「わっ」
転びそうになったミアを、恭一が抱きとめた。
「え、あ…」
思わず、ドキッとしてしまう。ちょいと気まずい。
すると、突然ミアのお腹がグーと大きな音を立てて鳴った。
「ほんと、食いしん坊なのに、この細さ、すごいよな」
顔を見合わせて笑う。

数週間後、恭一はおばあちゃんの服をミアサイズに今っぽくリメイクして持ってきてくれた。
「こんな服、着たことないけど」
半信半疑でその服を着ていくと、学校の子たちに褒められた。「それどこで買ったの?竹下通り?下北沢?」って。恭一のことを話したら、きゃーって盛り上がって、友達もできちゃった。

みんなに「彼氏候補なの」と尋ねられるが、それってアリかも。
恭一に彼女候補にしてって伝えようかな。


【三松さんからのコメント】

恭一さん、特技を生かして恩着せがましくなくミアさんを救っていてかっこいいじゃないですか。

関連記事
新着まとめ
もっと見る
記事配信社一覧 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.