現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、大学のゼミやバイトに忙しい21歳女性。ゼミ仲間の男性から夏祭りに誘われ、付き合う気はないけれど出かけることに…。理想の彼氏になるのはどんな男性なのか、三松先生が教えてくれます!紗凪(21)そこまで好きじゃない人とのデート。でも彼はなにがあっても不満顔レスでいいヤツ【レスなひとびと】vol. 248紗凪は、富山にある大学の3年生。サークルも一段落して、ゼミやインターン、バイトをこなす日々だ。今日はちょっと息抜きデー。ゼミで一緒になった諸橋くんが、「夏祭り行こうよ」と誘ってきたのだ。諸橋くんは、きっとエッチもしたことないんじゃないかってくらい、女性慣れしてない雰囲気。ワックスのついてない短めヘアは清潔感があるものの、ちょっとお父さんっぽくて垢抜けない。でも、インターンなどやること多くてガチ恋してる場合でもない。諸橋くんには悪いけど、息抜きにちょうどいい相手かもと思ってOK。当日は、諸橋くんが車で迎えにきてくれた。よくあるグレーのワゴンR。「わ、浴衣すごく似合ってるね」紗凪の姿を見るやいなや、ぱあっとうれしそうな顔をする諸橋くん。紗凪は今日「どうせ今年は他に着る機会ないし」と思って、去年買ったアイボリーの桃柄浴衣を着てきたのだ。…。渋滞にハマった。「川瀬さん、喉乾いてない?あと、トイレとか平気?もうすぐSA寄れるよ」諸橋くんは、こまめに聞いてくれる。お父さんみたいって思ったけど、渋滞でも全然不機嫌にならない彼の明るさには、なんだか救われる。「行くまでの道が、ワクワクして一番楽しい説あるし。いや、着いたら絶対もっと楽しいんだろうけどさ」「今日、特設ステージで、気になってるバンドが演奏するみたいで。動画でチェックしてみて」と、むしろウキウキしている様子で楽しそうだ。意外と、就活の話なんかでも盛り上がり、やがて会場へと到着。「あ、諸橋くんが楽しみにしてたライブ、はじまっちゃう!」急いで車を降り、ステージのほうに向かおうとしたけれど、車でシートに寄り掛かっていたせいか、なんと帯がほどけかけてしまう。「やば」すると、諸橋くんはすぐに紗凪のもとにきてくれた。「これ、どうやって結ぶの?」「えっと…、あ、でもライブ始まっちゃうよ?とりあえず押さえていくからいいよ」「ダメ、どうやるか教えて」いつもとは違うきっぱりとした口調に、思わずドキッ。紗凪はスマホで帯の結び方の動画を検索し、諸橋くんに渡した。諸橋くんは駐車場の端っこで、動画を見ながら帯を直してくれた。見たことないような、真剣な顔。「これでよし!じゃあ行こ」差し出された手。普通、初回デートで手は握らない。そう思ってはいたが。その手を、紗凪はギュっとにぎった。諸橋くん、けっこうかっこいいかも。この夏、バイトで忙しいけど、恋してもいいかな?【三松さんからのコメント】不満顔レスの男、いいですね。気合を入れたデートほど、うまくいかないときに焦ってしまったり、イライラしてしまったりする人っていますもの。カフェなどで、周りのカップルを観察してると、眉間に縦シワ寄せてイラツイてるおにいさん、けっこいるんです。そんな不満顔してると、彼女、逃げてくぞって忠告したくなるようなネガティブ顔。諸橋くんも、きっとデートは気合を入れてたはず。思い通りにいかなくても、臨機応変にその場を楽しめるし、気遣いもできる。若いのに気持ちの余裕があって、すてきです。すぐに不機嫌になってしまう人は、男女関係なく、一緒にいればいるほど疲れてしまう。こっちが気を遣ってエネルギー浪費する。自分が悪くないとしても「なにかしちゃったかな」「機嫌とったほうがいいかな」と落ち着かない気分にさせられる。もうこの人とは会いたくないって気持ちも湧いてくる。ああ、もったいない。それを思うと、いつもご機嫌な人って、心地いいオーラがあるから、いいひとが周りに集まってくる。バイトやゼミで忙しいから恋は後回しなんて決めつけないで。恋がはじまるタイミングって、天使のいたずらみたいなもんで。期待してない時に、偶発的に落っこちてきた恋ほどおもしろい。「好きなタイプじゃないって感じても、1日一緒にいると好きなタイプに変換されることもある。窮地でも不満顔レスな彼は理想形です」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©ohayou!/Adobe Stock文・三松真由美
2024年07月18日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、片思い中の彼とデートの日にスマホを家に忘れてきてしまった25歳女性。不安にかられる彼女でしたが、思わぬ展開が待っていて…。想いを伝えるために本当に必要なものは何か、三松先生が教えてくれます!莉子(25)片思い彼とのデート時にスマホレスで不安マックス【レスなひとびと】vol. 247今日は仕事終わりに、片思い中の蒼とのデート。莉子は朝から気合いを入れて支度した。終業後のメイク直し用のコスメも忘れずばっちりバッグに入れた。でも…駅に着いて気づく。(スマホ忘れたーー!!!)最寄駅の改札前で、莉子は真っ青になる。家まで戻ってたら、始業時間に間に合わない。ひとまず電車に乗るしかない。ヒマだ。ふだんなら電車ではSNSを見て過ごす。インスタで今夜のお店投稿を検索して、どう撮ったら映えるのか、予習したかった。っていうか、スマホなくて蒼と会えるのか?終業後、メイクをキラキラ系に直して、待ち合わせの有楽町に向かう。電車の時間は会社のPCで調べたけど、心配だ。ルミネの大きな時計の下。キョロキョロしていると、ネイビーのスラックスに白ワイシャツの蒼を発見。「よかったぁ」と駆け寄る。心からホッとしている様子の莉子を見て、蒼はクスッと笑う。「どうして、いつも会えてるじゃない」「だって、今日スマホ忘れちゃって」「えっ、そうだったの? だからか。会社出たよって連絡、なくてちょっと心配だった」「ごめんごめん、でもほんと、ちゃんと会えるかドキドキしちゃった」目的地はラクレットチーズがおいしいレストラン。グリル野菜やソーセージにチーズをかける“チーズのナイアガラ”。ショート動画、撮りたかったけど仕方ない。スマホがないからじっくり観察して、蒼にすごいねって目配せしたりした。会話の中でも、見せたい写真がいっぱいあったけど、スマホがないから言葉を尽くして説明。でも、そのおかげで会話が盛り上がったような。2軒めでもスマホの補助なく会話は弾み、あっというまに終電間際。蒼は銀座一丁目駅、莉子は有楽町駅から帰るのがスムーズだ。「ここから有楽町への道、わかる? 送りたいけど終電ギリだし。スマホないと不安だよね。よかったら、うちくる?」片思い中の蒼から、まさかのお部屋への誘い。迷いなくうなずく。モノトーンでシンプルに整えられた蒼らしい部屋。「先にシャワー浴びてきていいよ、タオルとか部屋着はここ置いとくから」「ありがとう」お風呂上がり、蒼のTシャツに身を包んで幸せを噛みしめる。恋が始まる予感。ドライヤーをして待っていると、蒼がやってきた。予想通りそのままベッドイン。夢のような一夜。翌朝目を覚ますと、蒼の、いつもより子どもっぽく見える寝顔が最高に可愛い。寝顔の写真は撮れないけど、幸せ。目に焼きつけようと見つめていたら、彼が目を覚まして、「おはよう。ねえ、莉子。僕の彼女になってよ」と笑った。【三松さんからのコメント】スマホを忘れたハプニングが、日常を非日常に変えるきっかけになりましたね。デート中、ついスマホを取り出して写真を見せ、説明する人は多い。二人きりの時間なのに、ほかの友達からLINE来ると会話やめて対応するひともいる。なんだか、目の前のかたに失礼な気がするのは私だけでしょうか!?実はこのケースのように、莉子さんなりの言葉で説明するほうが、自分らしさがよく伝わるのにね。写真や動画は一発で雰囲気わかるけど、それがなければ言葉を重ねるしかない。一生懸命さも、好きな気持ちも伝わりやすいです。映え写真、撮るのは楽しいですよね。でもでもついつい、二人の“外”に発信するための写真や動画を撮るのに夢中になるのはどうかな。それをされると相手も「自分は付き添いで来てるだけ」な感じがしてしまうかもしれません。今はインスタ検索やGPTに聞いてみようで、タイパがいいデートが主流かもしれないけれど、たまにはスマホレスのデートも情緒があっていいものです。「一度スマホレスのデート試してみて。不安な二人は、困難を乗り越えるため助け合うから、愛が深まる(真由美所長個人の意見っす)」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Haru Works/Adobe Stock文・三松真由美
2024年07月11日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、彼氏の「お金」にまつわるお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!彼氏の「お金」問題、どう対処すべき?【レスなひとびと番外編】vol. 58ananwebインスタグラムに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。エッチの悩み相談から、彼と結婚したいけど彼でいいのかなというざわつく心情まで、乙女の悩みは尽きることがありません。今回は、金銭感覚がむとんちゃくな彼、稼ぎが少ないことを気にしていない彼と、“お金”のお悩みをピックアップ!H子さんのお悩み彼が、たまの気晴らしでなのか趣味なのかパチンコに1回2万円ほど入れるらしいのですがこれって普通なんでしょうか?他にも飲み代に趣味のカードゲームにと出費が多く貯金もあまりないようで、将来のことをこの人と考えていいものか悩んでいます。R美さんのお悩み甲斐性がないから、と将来のまじめなお付き合いの話を考えてくれない。自分と一緒にいるのもそれを了承してるからでしょう?という感じにされている。年収と結婚に関する意識調査(※12024年WeCapital調べ)によると未婚女性が相手に対して求める年収は500万~600万円未満が23.9%で1番だったと。実際はそのレンジにいる未婚男女は約15%ということなので、そんなお相手は頑張らないとなかなか見つからない。国税庁の調査(※22022年)ではニッポンの平均年収は458万円。500万以下の割合が66.4%ですから、半数以上が理想年収500万に達していません!理想を捨てよ。結婚観を変えて、自分でなんとかするしかない。H子さんもR美さんも、彼の貯金がないとか、パチンコに2万も使うとかそこにフォーカスしないで「彼が病気になって、稼げなくなっても愛することができるか、一緒にいたいか」を自問自答したうえで、「YES! I LOVE HIM」の感情が勝ったなら、世帯年収が低くても、結婚して仲良く暮らせる方法を考えるのが王道です。結婚後、生活維持に必要な経費、余暇費用を計算。子どもを作るなら年後という目標設定。自治体の補助も調べて、安く暮らせる、子育て費用を負担してくれる場所を探して転職引っ越し。行政に頼る。都会を離れる。などなど、ふたりの人生180度変えるくらいのドデカイ覚悟で、彼に挑むのです。副業、アルバイトも徹底調査。若いときなら、肉体労働もやむなし!飲食や警備の仕事でがんばる。スキマ時間にIT仕事ってのがスマートだけど、皆が皆、そんなかっこいい仕事できるわけない。それをしたければ、初期投資で、動画編集やwebデザイナーやAI活用の勉強するしかない。本業をしながら稼げる方法を調べ上げ、彼に提案を。「こいつ、マジで、俺と結婚したいんだ。泣ける…」と心意気を感じてもらうのです。悩みびとさんの本気を汲み取ってくれず、まだパチンコ行ったり、「俺の稼ぎって、ここ止まりだからさあ」と開き直る男なら決別を。パチンコで2万使おうが、カードゲームで3万使おうが、家族のために頑張る夫なら、なんの問題もないわけですから。「木を見ず、森を見よ」です。森を見るために自分もブラッシュアップしなければ…見えない。(※1)年収と結婚に関する意識調査(※2)令和4年分民間給与実態統計調査三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©MP Studio/Adobe Stock文・三松真由美
2024年07月04日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼氏にウソをつくのをやめられない20歳女性。彼女にはウソをつく理由があるのですが、当然彼氏には理解されず…。彼女が愛され女性になるためにはどうすべきか、三松先生が教えてくれます!真琴(20)嘘レスの恋なんてムリ!嘘ついてたら嘘バレでフラレそうに【レスなひとびと】vol. 246涙ボトボトの余命系の映画を観て、一度でいいからこんな恋がしたいと思った。残りの人生が短いとわかっていながら、はかなげに笑う色白で腕が細い彼女と、そんな彼女に惹かれる彼。キュンキュンな恋に憧れる。真琴は20歳。この前の春休みにはじめての彼氏ができた。真琴と同じブラジルレストランでバイトをしている龍(タツ)だ。問題は、真琴が全然はかなげな乙女でないこと。体型はどっちかといえば筋肉質で太めだし、すぐ日焼けするのでコンガリ肌。龍が好きになったのはそのままの真琴だけど、真琴はどうしても、あの映画みたいな切ない恋がしたかった。恋愛映画に憧れるんだもん、しょうがないじゃないか。「龍、ごめん、今日体調悪くて…デートは今度にしない?」ふたりが休みの貴重な休日。か弱いアピールの嘘をLINEで送った。「えっ、ダイジョブ? お見舞い行く」嘘とは知らず素直に心配した龍は、一人暮らしの真琴の家へ。ベッドでぐったりしているよう見せかける真琴。龍はテーブルに、ポカリスウェットやゼリー飲料、アイスなどが入った袋を置く。「ポカリとか買ってきたけど、飲む?」「うん、ありがと」真琴は龍からポカリ受け取り飲み干すと、アイスやゼリーにも手を伸ばす。買ってきたものが次々に消えていく。「元気そうじゃん、おなかすいてたんだね」「え、あ、うん…」食べている時は元気なように見えたけど、真琴はまたぐったりのていで横たわる。目もうつろにしとこう。「何かできることがあったら言って」「じゃあ、来て」真琴が龍の方に手を伸ばす。横になっているせいで、むちむちのTシャツの首元から胸の谷間が見え、色っぽい。誘われるがままベッドイン。上目遣いで見つめてくる真琴に、タツは思わず股間反応。彼女の体はそこまで熱くない。体調不良って、もしかしたら風邪じゃなくて生理とかか。「生理、重いとか?」「ううん、そうじゃなくて」小声でうつむく様子も、普段と雰囲気が違ってなんか可愛い。体調が悪いと知りながら、思わずパジャマのズボンに手を入れてしまう。「タツくん…」龍の手首を、ぎゅっと握って止めようとする真琴。けれど、その力は本気とは思えない。本当は真琴もしたいんじゃないか?そう思ったら止まらなくて、手を進めてしまった。龍は「体調悪いのにゴメン」と反省したけど、真琴はまんざらでもない。こんなふうに求められて大満足。か弱いアピール、効果抜群じゃん!と。余命系映画のヒロインになりきる味をしめた真琴は、次々に嘘を重ねていく。「微熱があって今日は一日寝てた…」「帰り道、クラっと倒れかけて」しかーし!それらは嘘だと即バレしていたのだ。龍は、真琴のSNSアカを知っていて真琴が楽しそうに渋谷や恵比寿で遊ぶ姿をしっかりチェックしていたからだ。真琴は遊び一番なので、バイトも仮病で休みがちになり、バ先にも迷惑かけまくり。龍は考える。なぜ、こんな嘘をつくのか。虚言癖オンナってやつ?嘘一色のオンナは信用できないよな。てか、遊ぶ金は親の仕送りってことか。いや、パパ活か。浪費オンナでもあるな。聞いてもきっと嘘でごまかすはず。いい加減、別れを切り出そうかと迷う龍であった。【三松さんからのコメント】愛されたいがゆえに恋愛映画のヒロインになりきろうと嘘を重ねてしまう真琴さん。理由は可愛いのですが、幼すぎ!過剰な嘘を続けるのは人としてナシです。嘘をつく理由も龍さんにはさっぱりわからないですし、彼を疲弊させてしまうでしょう。愛されるどころか、不信感がたまって長続きしない関係まっしぐら。もちろん本当に体調が悪いなら、伝えたほうがいい。そして本当に体調が悪いなら、龍さんもエッチは遠慮しなくちゃ(笑)今のような演出の気の引き方じゃなくて、素直な自分を見せることに注力して。彼にどんなところが好きになったのか聞いてみてください。きっと、はかない乙女でなくても、健康的で元気ハツラツな真琴さんが好きなはず。そして、“はかなさ”より”けなげさ”をアピールすればどうかな。仕事でも勉強でも何かをがんばってるときには、多少のムリが伴いますよね。何かに向かって邁進する姿で健気さを見せる。余命系映画と同じ恋はできなかったとしても、自分の魅力でオリジナリティのあるステキな恋ができます。「嘘レスなオンナになれ。嘘バレのときに一気に信頼感をなくすもん。恋愛に必要な要素は真実の愛です」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©yamasan/Adobe Stock文・三松真由美
2024年06月27日取材・文:ミクニシオリ撮影:渡会春加編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部「公認不倫」……最近よく目にすることも増えたワード。永遠を誓いあった相手がいながら、セカンドパートナーの存在を認め、それでもなお夫婦として、一緒にいたいと思える理由とは、なんなのでしょう。そんなセンシティブなテーマを扱い、2019年にはマンガ大賞にもノミネートされた渡辺ペコさんの漫画『1122 いいふうふ』が、Prime Videoにてドラマ化。公認不倫中のセックスレス夫婦、一子(いちこ)と二也(おとや)を演じるのは、高畑充希さんと岡田将生さんです。主演のお二人に聞いたのは、作品を演じたからこそありありと感じたという「結婚する意味」や「いい夫婦とはなんなのか」について。絶対的な答えのない問いに、真剣に向き合ってもらいました。初共演とは思えない、高畑さんと岡田さんの息のあったダブルトークにも注目です。■公認不倫する夫はクズ?演じた2人の意見は……ーー『1122 いいふうふ』はこれまでにない題材を扱ったドラマ作品ですが、原作や台本を読んでどう感じましたか?高畑充希さん(以下、高畑)原作をもともと読んでいたのですが、台本になった時もやっぱり面白いなと思いました。登場人物たちはみんな一生懸命で、みんな間違ってないようで、間違っている部分もあって……。ただ、何が正義で悪なのかをジャッジする作品ではないんですよ。人間って時に正しくないって分かっていても、止められない時があるなって。だからこそ共感できたし、どの人物もとても愛することができました。岡田将生さん(以下、岡田)僕は今回の話をいただいた後に初めて原作を読んで、みんなの感想なんかも色々調べてみたんですけど、公認不倫する夫に対して「クズ」と考える人が多いんだなあと。ただ、誰だって間違いを犯すことはあるし、僕が演じた二也は「クズ」ではないと思っています。原作を読んでそう思った人にも、改めてドラマを観てほしいですね。ーー扱っているテーマがテーマだけに、男女で見た印象が変わりそうな作品でもありますよね。高畑私は、原作を読んだ時も(二也のことを)クズだとは思わなかったです。ただ、実際ドラマ化したらどうなるんだろうとは思っていました。でも実際岡田さんが演じられて、役に人間が宿ることで、とてもチャーミングなおとやんだ!と思いました。岡田やっぱりそうだよね?僕、妙にクズ男っぽい役を演じることが多いんですけど、今回はそうじゃないんです!そのことが皆さんに伝わるといいんだけど。二也はすごく人間らしくて、優しい人なんですよ。ーー作中の演技もそうでしたけど、お二人はすごく息が合っていますね。岡田初共演ということもあって、クランクイン前から共通の友人を介して食事会をしていたんです。それがプラスに働いた気がしますね。高畑やっぱり夫婦だから、目を見ないでお芝居できるくらいの空気感は最初に作りたかったです。お互い人見知りなので、初対面で演じるのは難しい役柄でしたが、幸いなことに共通の友人が多かったので、周囲にも助けられました。■特殊な関係の夫婦を演じ、結婚観に変化がーー作品は、公認不倫を通して「夫婦のあり方を模索する」ことがひとつのテーマになっていたかと思います。一子と二也を演じてみて、結婚について学べたことなどはありましたか?岡田僕は結局、“結婚は恋愛の延長線上”なんじゃないかなって思った。婚姻届で家族になるんだけど、元は他人……だけど歩み寄っていかなきゃいけないから。難しいですよね。高畑私は一人っ子だから、結婚して家族が増えることを、すごくポジティブに考えています。家族仲はいいんですけど、今まで何でも1人でやらなくちゃいけなかったし、今後ずっと1人で抱えていかなきゃいけないと思っていました。恋人にはなかなか家族のことは頼れないけど、夫婦になったら頼れるのかもしれないなと。そういう意味では、理解あるパートナーがいる一子が羨ましかったです。岡田僕たちまだ結婚もしてないので、なんとも言えないですけど……ただ、作中で一子が夫の携帯を覗いちゃうシーンがあるんですけど、あれは僕にはできないなあ。絶対に修羅場になるじゃないですか。夫婦だからって、なんでもシェアし合うのが正解とは限らないのかなと。高畑私も、携帯は怖くて見れないなあ(笑)。ーー今回のお仕事を通して「いい夫婦像」に変化はありましたか?岡田今までは、理想の結婚像みたいなのがあったんですよ。でも逆に、一子と二也のことを見ていると、現実を思い知ったというか……。僕が描いてた理想なんて、結局理想でしかなかったんだと気づかされたかも。やっぱり、生きていれば何かしら問題は起こるし、笑顔でいられない日もあると思うんですよ。だけどそれでも、2人の正解を探していけるのが「いい夫婦」なんじゃないかと思いました。高畑すごく分かります(笑)。結婚しても歩み寄る努力は辞めちゃいけないんだなと。楽しいからとか、好きだからってだけじゃ解決できないこともあるかもしれないけど、難しい問題にもちゃんと向き合って、一緒に解決できることが大切なのかなと。夫婦って、チームなのかなと思いました。岡田まだ分からないですけどね。もし結婚する時が来たら、その答え合わせができるのかなと思います。■結婚、夫婦……「なんとなく」だった価値観を見直すきっかけにもーー最後に、どんな人に作品を楽しんでほしいですか?高畑これから結婚したい人も、そうでない人も、結婚して幸せな生活を送っている人も、とにかく面白く観れる作品だと思います。ただ、エンタメ性があるだけじゃなくて、リアルで人間臭い話ではあるんですが……とにかく、まずは1話だけでも見てほしいですね。岡田まずは1話だけ、って思っていても、気づいたら引き込まれて4話くらいまで観てるんじゃないかな(笑)。このドラマはPrime Videoさんだからこそ配信できるものだと思います。そのくらい尖ったテーマを取り扱っているんだけど、議論するにも面白い作品だと思うので、恋人やパートナーと一緒に観てみるのも面白そう。一子と二也の関係性は少し特殊だけど、僕は応援したくなったし、ずっと一緒にいてほしいなと思いました。結婚への理想とか、ずっと一緒にいられるパートナーってどんな人だろうとか、自分の今後についても、イメージが変わる部分なんかもあると思います。『1122 いいふうふ』妻・ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)。夫・文具メーカー勤務の相原二也。友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦。セックスレスで子どもがいなくても、ふたりの仲は問題ない……だけど。私たちには“秘密”がある――。それは、毎月第3木曜日の夜、夫が恋人と過ごすこと。結婚7年目の二人が選択したのは夫婦仲を円満に保つための「婚外恋愛許可制」。二也には、一子も公認の“恋人”がいるのだった。「ふたりでいること」をあきらめないすべての人に届けたい——、30代夫婦のリアル・ライフ。一見いびつで特殊な夫婦の関係に見えるふたり。だけど、結ばれて“めでたしめでたし”で終わる物語のその先は……?6月14日(金)、Prime Videoにて世界独占配信開始!Ⓒ渡辺ペコ/講談社 Ⓒmurmur Co., Ltd.
2024年06月14日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、お風呂に入るのをやめてしまう"風呂キャンセル界隈"の26歳女性。いい感じの男性とのお泊りデートのときにもなんと…。愛され女性になるためのお手入れの大切さについて、三松先生が教えてくれます!奈月(26)風呂キャンセル界隈。髪と腟のお手入れレスで彼に嫌われるかも【レスなひとびと】vol. 244奈月はいわゆる風呂キャンセル界隈のうちのひとり。リモートワークが続けば、3日入らないこともある。家にいるなら、風呂キャンセルしてもいいっしょと思ってしまう。下着だけ変えれば、問題ないっしょと。つまり、奈月はめんどくさがり屋さんなのだ。しかし最近はだんだん暑くなってきた。出社も増えたしな。3日も風呂キャンするとさすがにまずい。通勤って過酷なエクササイズだと思う。駅まで17分速歩きしないと遅刻するし。駅ついた時点で脇汗と背中汗べっとり。電車内では他人の汗もベタベタくっつく。風呂キャンするわけにはいかない。「よっこいしょ」平日の夜、重い腰を上げて風呂場に向かう。シャワーを済ませて、体を拭いて、問題はそのあとだ。ドライヤー、これまためんどくさい!ひとまず風呂に入った自分にご褒美だ。プシュッと缶チューハイを開け、ソファでまったり、スマホをぽちぽち。おお、面白い動画がたくさんあがってる。そうこうしているうちに、髪ビショビショのまま寝落ちしてしまった。翌朝、ソファには水のシミが広がり、髪はバッサバサ。変に髪が持ち上がって、頭がハート型みたいになってる。いや、白菜みたいというべきか。とりあえずギュギュッと引っ張りお団子にして出社。そんなズボラな奈月にも、いい感じの相手はいる。同じ電子機器の部品メーカーに勤める雷人だ。くしゃっとした笑顔がかわいい年下男子。週末、雷人がうちに遊びに来た。一緒に飲みながらネトフリ観て、お尻に根っこが生えて動けなくなってしまったけど、このままじゃ絶対匂うぞ。いくらズボラでも、髪や股間がクサイ女にはなりたくない。意を決して、シャワーを浴びる。でもそこで力尽きた。しかし翌朝、スマホの画面にうっすら映る自分にドッキリ。ドライヤーせず寝たからか、また頭が白菜型。毛先もパッサパサで+10歳くらいに見える。ヤバい、見られたら絶対ゲンメツされる。ベッドからそーっと降りて、急いで全裸で洗面所へ行こうとしたけど呼び止められた。「奈月ちゃん、その寝癖はヤバいって」ゲッと思って振り向くと、雷人がケラケラ笑っている。終わった…。嫌われたよね。固まっていると、まさかの「しょうがないなあ」とやさしい顔。手ぐしで髪をといたあと「これからは俺が奈月ちゃんのドライヤー係やってやるよ。乾かして寝ないとダメだよ」。ゲンメツされなかったーー!彼のために、風呂とヘアメンテはさぼらないぞと誓う。【三松さんからのコメント】お風呂のあとのドライヤーって、めんどくさいですよね。テレビや動画を観ながら乾かそうとするとうるさくて聞こえないし。風呂キャンセル界隈に入浴苦手女性はたくさん。メイク落としやドライヤー、お顔パック、マッサージなど男性よりたっぷり時間がかかるからでしょうか。キャンセルしがちな人は、帰宅したらその足でお風呂に直行してください。いったん座るとキャンセルマインドが湧き出てくる。湿度の上がるこの時期、フェムゾーンのケアもしないと、プンプン臭ってきますよ。VIO脱毛していないかたは特に注意ね。髪は洗えないという日でも、フェムゾーンだけでも洗ってー!「風呂キャンセル界隈女子、フェムゾーンからお花のいい香りを漂わせると仕事も恋もうまくゆく」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Iona/Adobe Stock文・三松真由美
2024年06月13日1人目を出産後、セックスレスになる夫婦は少なくないと思いますが、まさに私たち夫婦がそうでした。2人目が欲しい気持ちは夫と同じはずなのに、セックスに関する思いがすれ違ってしまった結果、自然とセックスレスになってしまいました。今回はそのときの私の体験談をご紹介します。子育てに追われてセックスレスに子どもが生まれ、女性の体は目まぐるしく変わり、「子どもが一番!」という気持ちになることも多いと思います。私自身も「忙しいし、セックスなんて……」という気分になってしまいながらも「2人目は欲しい……」という気持ちはあり、タイミングや子作りに悩みました。 セックスと子作りを楽しむセックスをすることと子作りをすることは、行為的にはイコールなのですが、男性と女性では気持ちの面ではイコールではないことが、すれ違いの原因になるのではないかと私は考えています。 そこでわが家では、「2人目が欲しい」という共通の希望があることを話し合い、気持ちを再確認しました。そのうえで、排卵日や生理日などをパパの負担にならないように伝え、タイミングが合うときはパパには早めに帰ってきてもらい、夫婦で無理のない範囲でセックスを楽しむように。 アプリなどのツールを使うのも1つの手!最近では、女性の体調管理アプリを男性と共有することができるようになっていますが、私自身もアプリで生理日や排卵日など、女性特有の体のリズムをパパに知ってもらうようにしました。面と向かってはなかなか話しにくいのでとてもいいツールでした。 パパがどのようなセックスを望んでいるのか、ママはどう考えているのか、できるだけ楽しく、2人目の子どものことも考えていけるよう、夫婦で話ができることが一番だと感じています。 子どもが生まれて目まぐるしい生活になる中、性生活が変化するのは当たり前のことかもしれません。男性と女性では感じ方が違うことも理解したうえで、夫婦で無理をせず、楽しんで2人目の子作りやセックスについて考えていけたらと思っています。 イラストレーター/ムチコ著者:山本かやの
2024年06月07日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、2歳年下の彼氏と早く結婚したい27歳女性のお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!彼と結婚したいけど、彼が若すぎる問題【レスなひとびと番外編】vol. 57「ニッポンでは何歳で結婚するのが平均なんすか」。この質問は愚問です。多様性やら個性が重視される時代に、何歳までに結婚すれば偉いとか成功者とか勝ち組とかいう価値観はありません。厚生労働省が発表した婚姻統計の結果などガチで見るのは社会学者さんだけ…でもないかもしれません。ちょっとだけ気になるひとはいるでしょう。女性はキャリアアップのため昭和の頃よりは晩婚化しているけれど男性はどうなの?2022年の初婚同士の結婚では、男性平均は31歳。でも男性の結婚年齢でいちばん多かったのは27歳ですと!結婚を先延ばしにした(モテなかったのかもしれん)高齢男性が平均値を釣り上げたと推測できる。20代で結婚しているタレントさんとか思い浮かべてみましょう。片寄涼太さん、賀来賢人さん、眞栄田郷敦さん、菅田将暉さんなどなどいるいる。今回の悩みびとさんは若い彼氏さんと結婚したいけれど、「若すぎるかなあ」とモヤっています。今回のお悩み私(27)、彼(25)です。今はまだ付き合って3か月ですが、私は早く結婚したい。彼が大好きなのはいちばんですが、私の年齢的なこともあります。でもまだ付き合って3か月ってことと、今現在お互いが中距離程度離れた場所に住んでおり、すぐに同棲というわけにもいかず…。一応相手には付き合う前に「あんまりダラダラ付き合うつもりはない。先を見据えた付き合い方がしたい」という話をして「わかった」とは言ってくれてますが、まだ彼は若くそんなに結婚っていうのを急いでいないと思います。私の願望は1年経ったら同棲して、2年以内には入籍したいです。ただ3か月しか付き合ってないのにその話をするのも重いと思うのですが、どうしたら私の願望を相手にそれとなく伝えられるでしょうか。それを絶対に実行して欲しいというわけではないのですが、一応私の考えとしてという感じに伝えたいです。結婚は年齢じゃないし、交際期間も関係ないので、二人で納得したならいつでもどうぞ。そう言えばこの前、Abemaプライムで『交際ゼロ日婚』について討論したなあ。とは言えですよ、相談者さんが気づいているように彼氏さんの考え方しだいで「このおねえさん、重いわ」と感じ取られるかもしれない。1年後に同棲、2年以内に入籍との目標設定系女性を「将来のことをまじめに考えていて頼りがいがある」「しっかりものの妻になりそうで安心」と思うか「一人でなんでも決める拘束女」ととらえるか、そこはもう二人の関係性の問題です。マッチングアプリ登録の目的も「結婚前提」「不特定多数のゴハン友達」「ヤリ」と様々なので、1回目のマッチデートでさりげなく察知する技術を身につけたほうがいいです。ちょっとゴハンしてみて、感じよかったら結婚まで進んでもいいかなという「ふわっと」系も多数派です。相手が「ふわっと」系だなと察したら、将来設計話をデートのたびにチョイ出ししていくようにしてね。「将来は野菜畑作りたいな」とか「お仕事ずっと今の会社で続けたい?」とか小出しに。ふわっと2年も付き合って、エッチしてるのに「新しいアプリでほかの人とマッチしたんでもう会わない」なんて悲しい展開になったら、あなたの人生荒れてしまう。相談者さんが、しっかりものの彼女と捉えてもらえるか、重い彼女と思われて引かれてしまうか、彼の様子を観察してみてくださいね。「ダラダラ付き合うつもりはない」なんて彼氏に言い切るなんて、かっこいいです。クールビューティー好きなひとなら、「ぼく、付いていきます!」と即決結婚決まりそうですが。※参考厚生労働省令和4年(2022)人口動態統計月報念系(概数)の概況 PDF17ページ三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©YannAdobe Stock文・三松真由美
2024年06月06日多くのカップルが直面するかもしれない、デリケートな問題であるレス。今回のMOREDOORでは、レスになった方へ当時の状況を聞いてみました。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。39歳、会社員さんの場合レスになり7年ほど経ちます。子どもが生まれたころから、夫である私がどうも妻とコミュニケーションをする気が起こらずレスに。妻とだけというよりは、そういった欲求が減ってしまったためです。初めの頃は夫婦のかたちとして「これでいいのか」と悩んでいました。しかし「したくないのであれば別にしなくてもいい」「生活を楽しもう」と妻から話があり、自分も定期的にしなければいけないと思うと嫌な気持ちになると打ち明けました。妻と話をしたことで元気が出ました。(39歳/会社員)※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。他にもこんなケースがとある仲のよい夫婦は、結婚生活は問題ないように見えるものの、体の繋がりがないことに不安を抱いていました。ある日、夫から妻を誘ってみるものの拒まれてしまい……。そして、妻と話し合うも気持ちがすれ違い「こんな生活続けたくない」と言われてしまいます……。険悪な空気になるも、再度向き合い“本音”を打ち明けたことで、夫婦の関係が少しずつ改善していきました。1人で抱え込まないで「本音を伝えること」を意識することで前を向くことができた様子。レスを経験したことで、お互いの感情を理解することの大切さを認識するきっかけになったようですね。皆さんは、夫婦円満であるために何かしていることはありますか?イラスト:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2024年06月06日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、付き合って半年の彼氏が家に呼んでくれないという30歳女性のお悩み。しかも体の関係も一度もないそうで…。考えられる彼氏の事情を、佑雪さんが推理します!お悩み:「ひとり暮らしの彼が、1度も家に呼んでくれません」【クラブ佑雪】vol. 348今回は思いきってご相談したいことがあります。付き合って半年になる彼がいます。彼とは同じ年齢でアプリで出会いました。仕事が忙しいなか連絡をくれたり、会っているときも楽しく仲よく過ごしてます。ただ、1度も体の関係をもったことがないことが不安です。旅行に1度行ったときもキスはしたものの、それ以上には発展しませんでした。ゴムがなかったというのも理由にあるかもしれませんが。彼はひとり暮らしなのですが、「おうちに来る?」という誘いもありません。私が「今度おうちに行きたい!」と伝えたときは快く「いいよ!」と言ってくれたのですが、それでも家には誘われずモヤモヤしてます。付き合ってから1度も名前で呼ばれたこともなく、手を繋ぐなどもありません。私は名前で呼び、自分から腕を組みにいってますが、自信がなくなってしまうときがあります。奥手なのか、それ以外の理由があるのか。私も元々は受け身のタイプなのですが、そんなことは言ってられない!と思ってます。 自然にもう1度「おうちに行きたい」と伝えたり、もっと仲を深めるためにはどうすればいいでしょうか。(ころちゃん30歳未婚会社員)「家にも呼ばない、エッチもしない理由を推理」うーん匂う…。匂う。匂いますよ!!!!! 彼がひとり暮らしだって、アプリのプロフィールに書いてあったの? それで自分でもそう言ってるの? だけど、ご相談者さまは現場確認はされてないんですよね?まず、やるやらない問題は置いといて。おうちに呼ばれないことの方が問題かも。付き合っていて、ひとり暮らしのはずなのに彼女を家に呼ばないって、ないから!!!!! 基本、人間、そんなに気前よくないし、ケチなんで、毎回デートにお金使いたくないんですよ。かからない方がいいんです。だから、彼女ができたら自宅に呼ぶんです。彼、仕事忙しいんでしょ? だったら、プライベートでは楽したいんです。のんびりしたいんです。初回や特別な日ならホテルstayもあるでしょうが、日常のデートなら、はっきり言って、彼女に家に来てもらった方が楽なんですよ。なのに、呼ばない。半年経っても呼ばれない。これは匂いすぎます! 闇の匂いがプンプンします。このパターン、だいたい、既婚者。もしくは独身なのは本当だけど、同棲や半同棲の彼女がいるか。稀に、関係としては別れた状態だけど、お金や子どものこととかで離婚しても一緒に住まないといけない事情があるということもあります。さあ、彼はどのパターンですかね?しかも、旅行は行くのにエッチしないんでしょ? ゴムなかったら買いに行くから、フツーは。あえて、ないことを言い訳にしてるだけです。30歳の男性が、自らマッチングアプリに登録して彼女を作り、旅行まで行く。これのどこが奥手なのか? わたくしにはよくわかりませんが、この場合考えられることを挙げてみます。1.過去に失敗した経験があり、「またダメだったらどうしよう」。つまりEDを気にして、前に進めない。2.本当に奥手で、未経験者なのでやり方がわからないため、戸惑っている。1.または2.の理由から、手を繋いだりするとその先に進んでしまうので、手すら繋げないでいるとか?3.ときめきたいからご相談者さまと付き合っているが、実は既婚者またはそれに近い彼女がいるという罪悪感から、キス以上のことはできない。4.婚前交渉をしないという宗教を信仰している。まあ、こんなところでしょうか。3.の場合、人生の伴侶として添い遂げるつもりでいるのは一緒に住んでいるパートナーではあるものの、すでにときめきはなくなっている。なので、ときめきが欲しくてちょっとよそ見した。それ以上ではない。悪いとは思っているけど、本物の悪い人にはなりたくないから、深入りはしない。ほかのパターンとしては、一緒に住んでいる(住んでますよ!)パートナーのことは大切だけど、ときめきのないまま一緒にいていいのか、結婚していいのか迷っている。それでご相談者さまと出会ってしまった。ご相談者さまといるのは楽しい。でも、今、住んでいる(住んでいるんです)パートナーを捨ててまで、ご相談者さまを選ぶまでには至らない。といったところでしょうか。おおよそ、以上のどれかだと思います。もし、違ってたら教えてください。今後の参考にさせていただきますので。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishima佑雪ママへのお悩みはこちらから。(マガジンハウスの会員登録あり)藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Franco/Adobe Stock文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2024年06月03日私たち夫婦は、妊娠中から産後の約1年間、セックスレスでした。今回は、どうして急にセックスレスになってしまったのか、後悔していることなどをお伝えします。 妊娠後期から出産後約1年のレス生活私は妊娠9カ月のときから子どもが生後9カ月になるぐらいまで、まったくと言っていいほど、夫とスキンシップがありませんでした。それはセックスに限らず、手をつなぐことやハグ、キスなど、スキンシップと言えるものすべてです。 はじめの3カ月ほどは「仕方がない」と思えたものの、しばらくすると「これはおかしいのではないか」と思い始めました。仲が悪いわけでも、夫に興味がなくなったわけでもなく、どうしたらこの状況を打破できるのか考える日々でした。 原因は夫と私の気持ちにあったある日、原因がハッキリしました。それは夫の「子どもが気になる」という、徐々に芽生えてきたパパとしての気持ちと、子どものそばにつきっきりで、ママモードから抜け出せなくなってしまった私の気持ちから来るものでした。 夫が私に「我慢してた」と言ったとき、ハッと気づかされました。また、私が化粧をしなくなったり、髪の毛がボサボサのまま1日中スウェットを着ていたりと、女性らしくない姿を見せてしまっていたことも、夫の気持ちを下げてしまう原因の1つだったのでは、と感じました。 コミュニケーションを大切にしたい私はセックスレスの問題を他人には相談できませんでした。しかし、約1年のセックスレス期間を経て、もっと夫と意思疎通をはかるべきだったと後悔しています。 ずっとお互いが口にできず、モヤモヤしていた時間は、今考えると非常にもったいない時間でした。難しい問題だからこそ、夫婦間のコミュニケーションが重要だと今回の一件で考えさせられました。これからはちゃんと意思疎通をはかれるように、夫婦間でのコミュニケーションを大切にしていきたいです。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラストレーター/みいの著者:今井さくら1児の女の子の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月03日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、一目惚れしたかわいい系男子とお付き合いをはじめた22歳女性。ところが彼、ちょっと不衛生なところがあるようで…。彼と関係を深めることに不安を感じている彼女へ、三松先生のアドバイスは?美里(22)好みドンピシャ!でも爪切りレスで…。【レスなひとびと】vol. 243ルイくんとの出会いは、友達に誘われて顔を出したフットサル。美里はフットサル未経験だけど、仕事終わりにワイワイやれる気楽な感じだからって聞いて参加することに。コートに先に来ていたルイくんを見つけて一目惚れ。ルイくんは、美里好みのキュンかわ系メンズ。身長はたぶん、156センチの美里より5、6センチ高いくらい。歳は美里と同じで22歳くらいに見える。オーバーサイズのシャツに、髪はふわふわ、少年のようなピュア肌。くりくりの目で「初心者さんですか? よろしくおねがいしますっ」って顔を覗き込まれて瞬殺。運よく経験者のルイくんと同じチームになって、試合スタート。「シュートだ、美里さん!」ルイくんのパスをもらって見事シュート! 満面の笑みでハイタッチして、この日から考えるのはルイくんのことばかり。恋しちゃったモード突入だ。3か月後、美里のアタックの甲斐あって、交際スタート。でも、気がついた。ルイくんの爪、いつもちょっと長くて汚い。8度目のデートの夜、ルイくんの部屋。爪のことは気になったけど、やっぱ掃除とか苦手なんだ。床もソファも薄汚れてるぞ。そういえば、スマホも拭いてないのか、油っぽい色してる。もしかして不衛生系男子か。そんなことを考えながらも軽いチューしたりして次第にいいムードに。「ねえ、みーちゃん」ルイくんが手を伸ばし、美里の首筋に触れてきた。でも、美里はキュっと体をこわばらせてしまう。「…っ。ごめんね、ルイくん」「どうしたのなんか嫌なこと、したかな?」と、ルイくんはしょんぼり顔。(ルイくん、長い爪を気にしないってことは、しばらく女の子とはご無沙汰なのかな)言えない。爪の長さを気にする、めんどくさい女だって思われたくない。でも、視線の先が指だって気づかれてる。苦し紛れに尋ねた。「ね、ねぇルイくんってネイルとかするの?」「ん?」「えと、爪の形綺麗だなって」「そう? あ、そうだよね、爪長いや…ごめん」ルイくんは気づいてくれたようだ。「ごめん、僕はじめてで」「えっ、は、はじめて?」「うん、かわいいかわいい言われて、今まであんまり男として見てもらえなくってさ」そう言ってシュンとするルイくんは、たしかにキュンのかわいさ。「だから、今日はいろいろ予習してきたつもりだったんだけど、爪まで気づかなかったよ」「そんなことない、一生懸命考えてきてくれたのがうれしい」そう伝えて、その日はそのまま眠り、翌日、一緒に部屋掃除と爪切りをした。ルイは美里の言葉を真剣に受け止めて、次のデートはしっかり爪を短くして、やすりもかけて、清潔にしてきてくれた。素直な彼に掃除もふくめ、いろいろ教えてあげたいと思った。【三松さんからのコメント】爪のことを伝えてもめんどくさがる不衛生系男は、相手の体を大事にできないダメンズ。切り捨ててOK。初夏はぐんと湿度が上がって、カンジダにもなりやすい時期。カンジダ、一度なると、かゆくてお仕事にも集中できないし。最大限気をつけて損はないです。ほかにも雑菌がはいって膀胱炎になったりもしますしね。ベッドの上では常に雑菌注意報発令ですよ。やっぱり一番大事にしたいのは相手の体のこと。痛くないか。汚くしてないか。嫌な思いをさせていないか。 相手のリアクションを見ながらできるメンズは花丸です。いくら本や動画で勉強しても、その知識が目の前の相手にも通用するのかは別問題。男性も女性も体の作りやメンタルは個性がありますもん!まず自分の目と指で確かめないと。「爪切りレス男、不衛生系男に分類されますが、指摘してすぐ直るなら、素直系男なのでよし」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Nataliia/Adobe Stock文・三松真由美
2024年05月30日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、25歳の薬剤師女性。体調不良から同棲する彼氏に塩対応をしてしまい、なんだかギクシャクしたムードに…。三松先生のアドバイスは…?瑠奈(25)リアクションレスで彼氏をおにぎりガールに取られそうに!【レスなひとびと】vol. 242クイーンサイズの広いベッドで、ひとりうずくまる夜。瑠奈は今日、低気圧のせいで頭痛がひどい。低気圧頭痛ってやつだ。「瑠奈〜ただいま」同棲中の達彦が、上機嫌で帰ってきた。「ねえ聞いてよ!今期のボーナスさ、去年の2倍だよ。やったね。どこ行く?何する?」達彦はデザイン会社で働いて6年目、28歳。今年は大きめの案件を受注したらしく、ボーナスが倍増したようだ。よくがんばっているなと思いつつ、テンション高めの彼の声が頭に響く。急に電気をつけられ、まぶしくて目がチカチカする。「そっか、よかったね」精一杯の相槌を打ち、タオルケットを頭までかぶって目を閉じる。「なに、そのツン反応。一緒に喜んでくれるって思ったのに」達彦は気落ちした声でそうつぶやき、寝室を出ていった。あ、まずいって思ったけど、ガンガン響く頭痛のせいで、起き上がって追いかける気力がない。鎮痛剤が効いてきてそのまま爆睡。翌朝、いつもと同じように8時起き。達彦はもう家を出ているようだ。LINEを開いたけれど、メッセージはない。いつもなら「いってきます」って連絡が入っているはずなのに。やっぱり、昨日の反応がよくなかった?でも体調悪くて、あれが限界だったし。瑠奈は、薬剤師として週5で9時半から17時半まで働いている。わりと時給のいい店舗だ。ボーナスはないけれど、達彦とそこまで年収の差はない。お財布は別々。このクイーンサイズのベッドだって、折半して買った。だから達彦のボーナスに喜びすぎるのも、自分が使っていいって勘違いしているようで逆に図々しいんじゃないかって思ってた。昼休み。達彦は、オフィスの下に来ているおにぎり屋さんのキッチンカーでランチを購入中。「あれ、いつもより顔色悪くないですか?ちゃんと寝てますか。唐揚げ1個サービスしますね」達彦の顔を、おにぎり屋の小松さんがのぞきこむ。年はおそらく20代半ば、色白でぽわんとした雰囲気。頭に巻いてるクリーム色のバンダナがかわいらしい。いつも目を見て笑顔で「ありがとうございます」と言ってくれるところがイイ。ほんとは瑠奈にこういうふうにしてほしい。小松さんは、週2しか会わないのに、達彦の小さな変化にも気づいて、声をかけてくれる。それなのに瑠奈はボーナスの報告をしても塩対応。俺に関心ないんじゃないか。小松さんに「どこ行く?何する?」って言ったら、絶対瑠奈より激しい反応しそうだもんな。一緒に温泉行って、イチャイチャできるかも…と妄想ムクムク。いっそ、小松さんに乗り換えてしまおうかと考えがよぎる。【三松さんからのコメント】彼氏彼女へのボーナスのリアクション、悩みますよね。私におごってくれるってこと?それフェアじゃないよねと考えてしまうひともいます。特に伝え合わないカップルもいますし。結婚していて、お財布も一緒で…ということであれば、もっとストレートに喜べたかもしれませんが。ただ「どこ行く?何する?」と言っていることから、多くもらったぶんを、瑠奈さんとのデートに使う気満々だったのかも。そこは遠慮せず、はしゃぐほうが可愛げがある!瑠奈さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら帰ってきたぶん、そっけない対応にしょんぼりしてしまったんですね。シンプルにがんばりを評価してほしい、褒めてほしい気持ちもあったことでしょう。気になるのは、瑠奈さんが体調の悪さを伝えていないこと。達彦さんが低気圧頭痛に気づいていなかった場合、今回のような対応では確かに落ち込む。体調が悪いことが原因の喧嘩って、意外とあります。疲れているのに黙っていて、あとで怒り爆発とか。黙っていてもいいことない。体調の悪さを全ての免罪符にしてはダメだけど、イレギュラーな体調の時はそれをまず伝えて、そのあとカバーしましょう。おにぎりガールに行ってしまう前に、急いで事実と気持ちを伝えなければ。「リアクション薄い女性はたしかにモテない。嬉しいときは思い切り喜んで、悲しいときはしっかり言葉で伝えよう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Tong/Adobe Stock文・三松真由美
2024年05月23日長男を出産後、長らくセックスレスだった私たち夫婦。そのことに不満はなかったのですが、長男が3歳になるころに私は2人目が欲しくなりました。セックスレスなので、もちろん自然に子どもを授かることはできなません。意を決して夫に気持ちを伝えると、返ってきた返事は……。夫の返事とその理由は…夫の返事は、「長男の赤ちゃん時代の育児負担が多くて大変だった。同じような思いをしたくないから2人目は望んでいない」というものでした。 夫は仕事が好きなタイプでしたが、共働きだったため長男の病気で仕事を休んだり、私の休日出勤の日にワンオペ育児をしたりしてくれていました。 夜泣きの対応などもしてくれていましたが、夫には想像以上に負担だったようです。 諦められない私がとった行動どうしても諦めきれなかった私は、なんとか夫に納得してもらうため行動しました。 まず、数年前に仕事を辞めていた実家の母に相談し、2人目が生まれたら育児に協力してもらえることを確認。さらに自治体の産後ケアや一時保育、病児保育などの情報を集めました。 そして、産後1カ月は母に手伝いに来てもらう、子どもの病気のときも母に来てもらったり、病児保育を活用したりするなど、夫に極力負担のないようなプランを考え、夫にプレゼンしたのです。 夫を説得した結果!?プレゼン後、夫からは「しばらく考えたい」と言われましたが、数カ月後に「2人目を考えてみよう」との返事が! ちょうどそのころに夫が転職し、忙しさも和らいで気持ちに余裕ができたこともあったようです。 セックスレスが続いていて子作りは義務的なものではありましたが、妊活はスムーズに進み、数カ月後には無事に長女を授かり、出産することができました。 長年のセックスレスと夫の反対で一時は諦めそうになりましたが、具体的な解決策を示すことが夫には有効だったようです。生まれた娘のことを夫もとてもかわいがっていて、説得を諦めなくてよかったなと思っています。 イラスト/森田家著者:小坂なお
2024年05月19日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、製菓学校に通う18歳女性。おしゃれに興味がなく学校で浮いてしまっている彼女ですが、服飾専門学校に通う幼馴染といつしかいい雰囲気に…。三松先生のアドバイスは…?ミア(18歳)、洋服レス。中学生の頃と同じ服でOK!と思いきやなぜか友達できず【レスなひとびと】vol. 241ミアは上京したての製菓学校の1年生。とにかく食べることが大好き。パンケーキ、パフェ、パスタ、焼き肉、回転寿司…。せっかく東京に出てきたんだし、都会の飲食店を巡って勉強したい。だから、食以外の出費は極限まで抑える方針だ。ミアはいくら食べても太らない。ダイエットしてる友達からいつも羨ましがられてた。中3の頃から体重はほぼ変わらず、服も当時地元で買ったものを着続けている。学校ではコックコートに着替える日も多いし、服は何でもいいやって思ってた。でも、なぜか東京で友達ができない。今日は幼馴染で同じく上京組の恭一と、駅前の餃子屋で晩ごはん。恭一は服飾の専門学校に通っている。「LOVE」と大きなロゴが入った黄色いTシャツに、デニムの短めキュロットで向かう。「ミア、あのさあ……」ミアを見つけて固まる恭一。「いや、あれだ、ちょっと言わせてもらうけど…。そのかっこうで学校行ってる?」「え?」「子どもっぽいというか…それ、中学の頃から着てないか」「えー、おかしいん?でも新しい服、買いたくないよ。節約したいし」話していると、ミアのおばあちゃんから連絡が入る。「麦の元気がないから近々帰っておいでって」麦はミアの家の猫だ。「えっ、麦?俺も会いたいから一緒に帰るよ」恭一がそう言ったので、次の週末、ふたりで地元へ。麦を撫でながら、おばあちゃんちのソファで恭一とお茶を飲む。なんかほっこりいい感じ。恭一ってこんな癒し系だったかなあ。最近家の整理にハマり中のおばあちゃんが、若い頃の服をどんどん出してきた。「いる?」って聞かれたけど、サイズが全然違うから無理。でも恭一は「もらっていきます」って、紙袋に詰めこみはじめた。なんで?おばあちゃんちから帰って数日後。恭一から「ちょっとうち来て。薄めの服でお願い」とLINEが来た。なにそれ、変態かよ。家に着くと、恭一がメジャーを手に近付いてきた。「測らせてもらうぞ」「は?え!?」「いいから」ミアはドキドキしながら、恭一の前に立つ。恭一がミアの背中に腕を回して、ウエストを測り始める。「ミアごめん、後ろの机にあるメモとペン取って」「あ、うん」机に手を伸ばしたけど、微妙に届かずぐらつく。「わっ」転びそうになったミアを、恭一が抱きとめた。「え、あ…」思わず、ドキッとしてしまう。ちょいと気まずい。すると、突然ミアのお腹がグーと大きな音を立てて鳴った。「ほんと、食いしん坊なのに、この細さ、すごいよな」顔を見合わせて笑う。数週間後、恭一はおばあちゃんの服をミアサイズに今っぽくリメイクして持ってきてくれた。「こんな服、着たことないけど」半信半疑でその服を着ていくと、学校の子たちに褒められた。「それどこで買ったの?竹下通り?下北沢?」って。恭一のことを話したら、きゃーって盛り上がって、友達もできちゃった。みんなに「彼氏候補なの」と尋ねられるが、それってアリかも。恭一に彼女候補にしてって伝えようかな。【三松さんからのコメント】恭一さん、特技を生かして恩着せがましくなくミアさんを救っていてかっこいいじゃないですか。思い入れのある服をミアさんに着てもらえて、おばあちゃんもうれしいはず。ぜひその服を着た写真を送ってあげてね。そして、古着のリメイクは地球にもやさしい。まさにSDGsライフ。みんなにとってハッピーな、すばらしいアクションです。今後ますますリメイクは流行っていくかもしれません。流用だって、Z世代にY2Kファッションが浸透したように、昔のものが復活することがありますし。昭和レトログッズのショップも見かけます。恭一さんみたいな専門テクニックはなくとも、今の時代、動画でなんでも学べちゃう。服を買えなくて困っているひとは、家族の着ない服をもらって、リメイクに挑戦しても楽しいです。ミアさんと恭一さんの距離も、これからますます縮まりそう。物価高の影響もあり、都会の一人暮らしはとっても大変で心が折れるときもあるでしょう。そんなときは、彼氏や友達といっしょに困ったことを言い合おう。お互いの得意なことを生かしながら、助け合ってやっていける。彼氏ゼロのひとは恋愛のきっかけにもなりますし。「洋服レスのプアな日々でも、工夫しだいで楽しくやれる!オシャレ心をもつとモテ期が始まるのだ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Natalia S./Adobe Stock文・三松真由美
2024年05月16日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、付き合っている彼女に食べ物の好き嫌いが多いことにモヤモヤしている25歳男性。彼はおいしいものを彼女と一緒に楽しみたいと思っていますが…。三松先生の回答は?陽一(25)彼女には、“好き嫌いレス”でいてほしいがどうしたらいいんだ?【レスなひとびと】vol. 240「えー、食べないの?」煙もくもく下北沢の焼肉屋で、陽一はげんなりする。彼女の華ちゃんは、好き嫌いが多くてホルモンを食べないのだ。「だって言ったじゃん。苦手だって」「そうだけど。頼めばちょっとくらい食べるかなって」「いや、食べないよ」結局、ホルモンの盛り合わせはすべて陽一が食べることになった。あーあ、ほんとはハラミも壺漬けカルビも食べたかったのに、ホルモン尽くしか。華との出会いは、社会人テニスサークル。白いスコートをバッチリ履きこなすスタイルのよさに一目惚れ。陽一の猛アタックで付き合いはじめた。交際してからわかった。華は食べ物の好き嫌いがムッチャ多い。ホルモンや刺身が無理らしい。馬刺しやラム肉も。なんならキュウリとセロリも。あ、青い魚もって言ってる。お酒も飲めない。酒好きな陽一は、かなりショック。早いところ、親にも紹介したいと思ってる。でも、好き嫌いの多さがネック。陽一の実家は北海道。刺身やラム肉は不可避。というより、陽一が地元フードを食べたい。一緒においしいねって楽しみたい。想像してみる。陽一の家族と食事をするとき、華が嫌いなものを全部残したりしたら…。絶対、お互いに気まずい。大人なら、そこは華もがんばって食べてほしい。「せめてお酒は飲もうよ。華の両親もよく飲むって言ってたし、体質的にダメなわけじゃないんでしょ?一口でもいいよ」「翌日に響くし、コンディション悪くなるのが嫌なの」頑なに拒否。本当はちょっとずつでいいから飲めるようになってほしい。結婚したら、一緒にワインとかで洒落た晩酌する夢がある。デートからの帰り道、陽一は思い立つ。いいムードの時に、少しだけ飲んでみてもらえばいいのでは? と。「意外とおいしいじゃん!」となり、華の考えも変わるかもしれない。決行は、華が陽一の家にお泊まりする次の土曜日。翌日もデート予定だし、コンディションが悪くなったとしても、おうちデートにすれば大丈夫。土曜の夜、おやすみ前の時。近くに置いておいた梅酒を手に取り、口に含む。「華…」名前を呼んで顎クイ。キスをしつつ、梅酒を華の口に流し込む。「ん!?」驚いた顔の華が、手でグッと陽一の胸を押す。「ありえない今日はもうしない」そう言ってサッと服を着て、ふてくされて寝てしまった。あれ、これって作戦失敗?【三松さんからのコメント】陽一さん、それって食ハラだし、アルハラです。翌朝、華さんはもう出ていっちゃってたんじゃないですか?恋が終わりそうな予感です。苦手なものを「一緒に楽しみたいから」「家族に自信をもって紹介したいから」といった理由で強要するなんて、華さんも「自分は大切にされていない」と感じてしまうのではないでしょうか。食べるものに限らず、誰しも苦手なものはある。高いところがダメだったり、大きな音がダメだったり。自分は好きだから、相手も好きになってくれるはずと思うのはやめて。世界は自分中心に回ってるわけではない。ご両親との食事だって、工夫すれば乗り切れる。「あれもこれも食べられない」「苦手なものが多すぎる」と伝えるのではなく「これが食べたい!」とリクエストすればいいのでは?刺身やラム肉にこだわらずとも、北海道ならおいしいものがいっぱいあるあるある。例えばチーズフォンデュとかね。 頻繁に食事の機会があるわけではないですし、「彼女はチーズが好きでたまらない」とでも言っておけばいいのです。苦手なもの、ありすぎると健康上の問題がありますが、他の食べ物で栄養がとれるのであれば問題ない。どうしても一緒に食とお酒を楽しみたいなら、それを条件に婚活しなおして。今のままだと、華さんがお気の毒です。「”好き嫌いレス”でなんでも美味しそうに食べる彼女が理想なのはわかるが、誰だって苦手食材はあるっしょ。そんなことで悩むのは器が小さいやつだ。ドンと構えて親に会わせよう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©yamasan/Adobe Stock文・三松真由美
2024年05月09日私は子どもを妊娠したことがきっかけでセックスレスになり、子どもが3歳になるまでセックスを拒否する状況が続いていました。夫婦仲も険悪になり、夫とは離婚も検討する状況に。そこから第2子出産に至るまでの、夫との紆余曲折をお話しします。夫の誘いを断る生活が続き…第1子を妊娠したのは25歳のころ。この妊娠がセックスレスのきっかけになりました。妊娠中は身重なので夫も誘うことなく配慮もしてくれていたのですが、子どもが生まれてからはもう大丈夫だと思ったのか、子どもが横に寝ている状況で夫から誘われるようになりました。しかし、子どもの寝付きが悪く、私は毎日3時間寝られれば良いほう。そんな生活を送っていたので、出産後も夫の相手はできるわけがなく、毎日「疲れているから」と断る状況が続いていました。子どもが生まれて最初の1年は夫も誘ってくれていたのですが、2歳になるころにはすっかり夜の誘いもなくなり、それ以外にも夫に対する不満が募り、夫婦の会話もまったくない状況に。親を挟んで別居することを検討し始めたことがきっかけで、「一度お互いに対する不満をしっかり整理しよう」ということになりました。察してくれることを期待するのはNG?夫と話し合ってみてわかったことは、考えてみればわかると思うことでも、それに気付いてくれない人がいるということでした。やはり、誘っても「疲れている」で断られることが夫は不満だったようです。毎日3時間の睡眠生活で、休日も子どもの面倒を見てくれない、面倒を見たとしても「遊び相手になったり寝かしつけをしたりしただけで、子育てをしているつもりになっているだけ」ということを伝えたところ、「言われなきゃわからない」と言われました。3時間睡眠で具合が悪くなることや、目が離せない年齢の子どもの相手は気が休まらないことなんて当たり前のことなのに、それすら気付いていないことに驚きました。夫と約束を交わすことにただ、この生活を送っていたら夜の相手をする余裕なんてないことだけはわかってくれたので、日中はベビーシッターを雇って睡眠時間を確保すること、月に1日夫に子どもの面倒を見てもらう日を作ることを約束し、一旦別居の話は保留となりました。この条件をのんだ夫は最初は子育てに苦戦していましたが、私のつらさを理解してくれたことや私に余裕ができたことで夫婦仲も徐々に戻り、2人目の出産に至りました。まとめ1人目の出産がきっかけになったセックスレスを通じて、相手の体調への配慮のなさが影響するのだと感じました。私のように、思い切って相手に伝えてみて改善を要求するのも得策だと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/西野久美イラスト/マメ美著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月28日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、これまで彼氏ができたことがないという32歳女性。婚活をしつつ、自分に自信を持つため「1000万貯金」を目標に節約に励んでいるそうですが…。彼女がパートナーに出会うためにまずすべきことを、三松先生が教えてくれます!佐和子(32)モテないのは“半額シール”レスだとガッカリする脳のせい。1000万貯金レスでも、モテてる女性はたくさんいるもん【レスなひとびと】vol. 239不動産会社のバックオフィスで働く32歳の佐和子にはある夢がある。それは、1000万円貯金すること。今まで彼氏ができたこともなく、男性には相手にされない。むしろバカにされている視線すら感じる。いろんな意味で自信がないことに気づいている。1000万貯めれば、自分に自信が持てるかも。だから、とにかくなんでも安くおさめて現金、貯めてやる。「20時から貼られる半額シールに間に合わないー」仕事を終えると、近くのスーパーに向かってドタドタと走っていくのが佐和子の日課。購入した半額惣菜を夕飯にして、残りを翌日のお弁当につめる。揚げものばっかだし、消費期限すぎてるけど、自分のだから、まあいいっしょ。もちろん、婚活はあきらめてない。だって、結婚したら家賃や食費が折半。最強の節約ができるではないか。婚活アプリでは、とにかく倹約女子なことをアピール。お弁当の写真も載せた。あまりいいねがこない。なぜ? 茶色一色の半額惣菜弁当だってバレてるから?「あ〜、もう!」帰ってすぐ、500円で買ったユル部屋着に着替え、からあげやコロッケなどのお惣菜をつまむ。皿は使わない。洗う水道代と洗剤がもったいない。ソファにごろ寝してアプリをひらく。いいねを送ってくるのは、50歳オーバーのおじさまばかり。どんどん“ナシ”のほうにスワイプしていき、そして…誰もいなくなった。節約中だけど、買った惣菜のほうが安いしおいしいから、料理はしない。10年前に買った毛羽立ちのトレーナーの袖が抜けそうだがまだ着られるからギリ大丈夫。服は破れるまで着ないともったいなくて、ここ3年くらいは買ってない。あ、メルカリで、1,400円の紺スカートは買った。職場用。最近は会社が繁忙期。残業多めで、半額シールのタイミングに間に合わない。“半額シール”レス商品を買うことのほうが多くて、悔しくて、悲しくてイライラ。残業代は出るけど、半額で惣菜を買えないとなるとプラマイゼロな気がする。ケチ根性の計算だが。1か月後、やっと仕事が落ち着いた。「今日こそは」と走っていくと、あった! ラスイチの半額シールつき大葉ささみカツ。「あっ」勢いよく手を伸ばすと、骨ばった大きめの手とぶつかってしまう。見ると、毛玉だらけのニット姿の男性がささみカツのパックに手を。「えと…すみません」手をひっこめてしまった。同い年くらいかな?顔は好みだ。でも、ちょっと、というかかなり身なりがみすぼらしい。金欠なのかも。佐和子だって、袖が黒ずんでいるリボンタイつきブラウス。人のことは言えない。ただ、マジで金欠だと、家賃も食費も佐和子が出してあげることになる。それはごめんだ。…って、何考えてるんだ?スーパー半額売り場で婚活かよ。ささみカツ、どうする。「どうぞ」佐和子の目を見て、ささみカツを勧めてくる男性。「これうまいっすよね。大葉がしゃれてる」んん!? あり? ありなのか?会話をはずませて、仲良くなってしまうのがいいのか。シールを見つめる佐和子であった。【三松さんからのコメント】ファストファッションでおしゃれ服も安く買える時代、1着の服をそれだけ長く着るのはあっぱれ。エコで、SDGsウーマンじゃないですか。でも男性側は、倹約に付き合わなくちゃいけないと思うとゲンナリしてしまうかもしれません。「僕のお金の使い方まで口出してきそう」ってね。過度の倹約家は、アピールポイントなのではなくて、むしろマイナスポイントとも言えます。しかし、お金の価値観が合う男性にとって、佐和子さんはまたとないパートナー。倹約家の男性はきっと「あれが欲しい」「これが欲しい」「結婚式はここしかイヤだ」という女性を敬遠します。相手によって、アピールポイントは違うってことです。倹約の捉え方も個人差ありますもの。佐和子さんの結婚したい一番の理由は、「生活費を折半できるから」ですか?そんな理由で結婚決めるのは、ちょっと違う。年齢や容姿を基準に相手を選んでいることから、恋愛をしたい気持ちもうかがえます。もし、恋愛や異性に向き合うのがこわくて、節約や半額シールに逃げているのなら、油たっぷりのお惣菜をいったんやめて、期間を決めて自分に投資してみては?お肌、髪質、体型、高価でなくてもこぎれいなファッション。そして笑顔と余裕ある仕草。これで充分、モテに必要なファクターの「品位」がにじみ出てきます。「この人、ありかも?」なんて考え始めちゃったのが、よいきっかけになる。「“半額シール”レスの食材を選ぶ脳は大事だが、自己投資脳を目覚めさせてみよ。これまでと違う自分がいることに気づくぜ。そこから婚活スタートだ!」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©sandra/Adobe Stock文・三松真由美
2024年04月25日子どもが生まれてから私たち夫婦はセックスレスになりました。子どもが成長したころゆっくり夫婦の時間も持てるようになっていましたが、自宅でセックスするという概念が生まれません。そんなときに義母からあるものをもらったことをきっかけに解消することができました。その詳細をお伝えします。義母から旅行のチケットをもらった自宅にいると子どもの世話や家事などでセックスどころではなかった私。しかしながら子どもは成長していき、だんだん生活が落ち着いてくるようになってきました。そんなとき、懸賞好きな義母から自分が行けないからと、大人2人分の旅行のチケットをもらったのです。うれしいことに子どもの面倒は義母が見てくれるとのこと。旅行は新幹線のチケット、有名な温泉地での一泊二食の宿泊券、お土産チケットがついたもの。夫婦2人の旅行は久しぶりだったので行くことにしました。久々のリラックスした旅もともと旅行好きの夫婦だったのですが、子育てなどで忙しくなるにつれ旅行ができなくなりました。新幹線での移動は車の運転もなくなるため、体力的にも気分的にもラクなものでした。食事も付いているため気にする必要がありません。何よりいつでも温泉に入れるというリラックスした時間は久しぶりでした。宿泊した旅館は和室で、珍しく布団で寝ることになりました。食事をしっかりとり、お風呂にも入り、心も体もリラックスしたのか、久しぶりにセックスをしたいという気分になったのです。いつもなら子どものお世話をしながらの移動と運転で、それだけで疲れてしまいます。それらはすべて排除され、自分たちのことだけをすればよい、ということが何よりもリラックスできました。自然と性欲が湧いてきて…横に寝ている夫を見てみると、夫も同じ気分だったようで、自然とそのような流れとなりました。人間は食欲が満たされ、疲れを癒やされれば、自然と性欲が湧いてくるものだと思いました。以前と変わらず自宅ではセックスできないのですが、たまに夫婦2人で旅行に出かけるようになりました。義母もたまに孫に会いたいのと、夫婦が円満に越したことがないと思っているため、旅行を勧めてくれています。セックスの前後にお風呂に入りやすいという環境も整いやすいため、温泉旅行はとてもよいものとなりました。まとめセックスをする前の独特の雰囲気は自宅ではなかなか作りにくいと思っています。環境を変えて、リラックスすることで性欲が湧いてくるのだと気付きました。セックスの前後に入る温泉も気持ちよく、身も心も癒やされる旅となります。これからも夫婦2人の温泉旅行の時間を大切にしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/笹嶺いおりイラスト/きょこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月24日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、3年片思いしていた会社の同僚と晴れて恋人同士になったという21歳女性。ところが、初デートで彼のある行動が気になり…。恋人に対して急に冷めてしまう「蛙化現象」が起きてしまったときの対処法について、三松先生が教えてくれます!美穂(21歳)、これって蛙化?ハンカチレス男に1000日の恋も冷めてしまう【レスなひとびと】vol. 238マッチョ好きの美穂は、同じ会社に勤めるたくましい上腕をもつ剛に片思いして早3年。同僚には「ちょいゴリラ系だよね」って言われてる彼だけど、美穂にとってはそこがいいのだ。この春、歓送迎会の帰りに思い切って告白。まさかのOK。週末は初デート。桜がキレイな山にプチ登山することになった。「あー、服、迷う! っていうか、土曜ってどのくらいの気温なんだろ」調べると、山にしては結構気温が上がるみたいだった。剛にも伝えようと思ってLINEする。「土曜日は結構気温が上がるみたい。温度調整しやすい服で来てね。楽しみにしてるよ」気遣いができるところを見せたくて、丁寧に伝えた。そして、当日。よく晴れて、気持ちのいいお天気だ。剛が車で迎えに来てくれて、山の麓まで。そのあと車を停めて登山道を歩いていく。普段からバスケや筋トレをしている剛は、足取りが軽い。上着を脱いで、半袖から覗く上腕二頭筋にキュン。「あー、あの腕に腕枕してもらいたい」と、ついつい妄想してしまう。胸筋も広くてこんもり盛り上がってていい感じ。「さすがにこんだけ歩くと暑いね」初デートなのに汗だくで引かれないかな? と思いながら、美穂はハンカチで汗を拭う。「だね。ちょっと俺にもそれ貸して」「あ、うん」なんの気なしにタオルハンカチを渡すと、剛はゴシゴシと顔とうなじの汗を拭いはじめた。(えっ…?)せめて、ぽんぽんと押して拭きとる程度かと思っていたのに。皮脂までたっぷりつくくらい、しっかり拭く。アスリート系なのに自分のタオルとかハンカチ持ってないの?固まる美穂。一昨日「結構気温が上がるよ」って言ったはずなのに。服装のことに加えて「ハンカチもタオルも水筒も忘れずにね」って言わないといけなかった?それって、まるで遠足の前日のお母さんみたいでいやだよ。ハンカチを受け取ると、汗が染み込んだところを内側にして畳む。汗くさっ…。ああ、お気に入りのフェイラーのゴリラ柄ハンカチが…。「うお〜! 桜、満開じゃん」頂上近くの、桜が綺麗なエリアまでやってきた。剛はテンション高めだ。でも美穂は、さっきのことでモヤモヤ。心から楽しみきれない。「美穂、どうした?」「ううん」帰りは、車で美穂の家まで送ってくれた。そのまま帰すのもそっけないかなと思い「コーヒーでも飲んでく?」と聞いてみた。「お、いいねえ」うれしそうについてくる剛。ずっと待ち望んでいたはずの瞬間。それなのに、覆いかぶさる剛の髪から、美穂のカラダに降ってくる男臭の汗が気になる。やっぱり…なんか違うかも。【三松さんからのコメント】2023年の流行語トップ10にも選出された「蛙化現象」。もともとはグリム童話『かえるの王さま』が由来で「好きな相手に好意を向けられた途端、嫌いになってしまう現象」を指します。一方、Z世代のあいだでは、「好きなはずの相手のイヤな面を見て、急に冷めてしまう現象」として使われているようですね。蛙化のきっかけは、近づいたときの鼻息の荒さや鼻毛、店員さんへの横柄な態度などとさまざま。鼻息が荒いのはもう、どうしようもないですが。話を聞いていると、理想高めの人や完璧主義者に起こりやすいようです。 美穂さんも、片思いの期間が3年と長かったので、どうしても剛さんへの期待がふくらんでしまったのではないかなと。仲が深まるうちに、「もー! ちょっと、やめてよ!」と笑い飛ばせるようになればいいですが。ずっと憧れていた相手だからこそ、初デートではからかいづらかったのかもしれません。とはいえ、汗がイヤなのは大丈夫か?夫婦仲相談所に来られる妻の方々から「衛生的にズボラな夫とはまったく合わない」「あの汚さは生理的に無理」という言葉が出ます。今後、結婚するとしたらますますニオイと体液に触れるシーンは増えていく。一生続く結婚生活。そのたびに眉をヒソメていられない。そう考えると、蛙化の直感は正しいのかもしれません。「ハンカチ王子ではなくハンカチレス汚男子(おダンシ)。衛生概念の温度差は結婚後、冷めるファクターになる!よーく考えてから付き合ってね」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©BullRun/Adobe Stock文・三松真由美
2024年04月18日夫とは高校時代からの付き合いで、2人が社会人になって5年後に結婚しました。3人の子どもにも恵まれ、幸せな毎日を過ごしていましたが、育児、家事、仕事に多忙だった私は、疲れていたこともあり、夫の要求を拒むようになったのがレスの始まりでした。夫より子ども優先の日々夫とは、学生時代からの付き合いだったので、結婚前から家族のような、落ち着いた関係でした。それでも、結婚当初はそれなりに甘い時間を2人で楽しんでいました。しかし、3人目が生まれてからは、育児に家事に仕事と目まぐるしく、多忙を極めた生活だったので、夜・朝を問わずの夫からの要求には、「疲れているから」と断固として背を向ける日々だったのです。そして生活も子ども中心の日々となり、毎日カリカリ、イライラしていた私。夫からの「子どもを祖父母に預けて、たまには2人で出かけよう。気分転換したらいいよ」という提案にも「NO!」を出す始末でした。夫の気づかいにも気付かず、慌ただしい毎日を送っていたのです。そんな妻に夫は、魅力を感じなくなっていたのかもしれません。夫が急に求めてこなくなったきっかけそんな夫婦としては、素っ気ない日々をしばらく送っていたある日、レス状態にありながらも、あんなにちょっかいを出してきた夫が、まったく求めてこなくなったのです。最初のうちは「諦めたのかな」と、のんきに構えていましたが、そのころから夫が、携帯電話を肌身離さないようになり、お風呂やトイレにも携帯するようになりました。そして、会社での飲み会が増えたこともあり、違和感を覚えたのです。夫が別の女性と…!?夫の携帯電話を見て確認しようとも思いましたが、そこは夫のプライバシーの領域。踏み込まず、じっと我慢していました。そんなとき、夫との共通の友だちから「夫が女性と一緒にいるところを見た」という連絡を受けたのです。それは、会社での飲み会と聞いていた日だったので、夫がウソをついたのだと思いました。夫が帰宅後にこの一件を話すと、言葉に詰まった夫が、「すまない……その日はウソをついて会社の女の子と会っていた」と正直に話してくれました。夫が携帯電話をずっと肌身離さなかった理由がわかった瞬間でした。まとめ今回の一件は、私も子どもとの生活に追われ、夫の意見に耳を傾けることもなく、コミュニケ―ションを取らなかったことにも原因があると思いました。もちろん、夫のウソや浮気未遂はショックでしたが、長年の付き合いもあって、夫が正直に話してくれたことは救いでした。あれから、毎日は無理ですが夫との時間を作る努力をしています。その結果、レスが解消し、素直に夫の要求を受け入れられるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/盛川智子イラスト/きょこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月14日出産後は体と心の変化が大きく、セックスレスになりやすいと聞きます。わが家の場合、早く2人目が欲しかったため、1人目出産後は多少我慢をしてセックスレスになることを回避していた面がありました。3人目は望んでいなかったため、2人目が生まれたあとは目的がなくなり、3年近くほぼセックスレス状態でした。夫との意見の相違私はもともと子どもを3~4人希望しており、夫も子どもは好きなほうなので多いほうがうれしいだろうと、ろくに話し合いもせず思い込んでいました。しかし2人目を出産して半年ほど経ったころ、3人目を出産する時期について相談すると、「3人は無理」とバッサリ。 主な理由は金銭面のことで、子どもが増えると彼らの希望通りの習い事をさせたり、大学や専門学校に通わせたりすることが難しくなるからというものでした。子どもには「将来的にしたいことをさせてあげたい」という気持ちがもちろん私にもあり、生活のことも考えると、納得しないわけにはいきませんでした。 セックスに意味を見出せないそれ以降、我慢してセックスをすることが苦痛に……。「子どもをつくらないのなら、もうしたくない」と夫に正直に伝え、完全に拒否した時期が1年ほど続きました。 「子どもを望んでいるわけでもないのに、する必要があるのか?」と考える一方で、「それでは夫に悪い」という気持ちもあり、また「セックスをする意味は、子どもをつくることだけではない」とわかってもいました。 時間が経つにつれて納得できるように夫から「3人目はつくらない」と言われ、承諾したつもりでいたけれど、本当には納得できていなかったのだと思います。しかし、子どもが成長して幼稚園や習い事に通い出すと、管理する予定が増えて忙しくなり、3人目のことを考えている暇がなくなってきました。 だんだんと夫の言うことに納得できるようになってきて、受け入れる余裕も出てくるように。ずっと一緒にいた2人目の子が幼稚園に上がると、不思議とセックスをすることが嫌ではなくなっていきました。だんだんと夫を受け入れることができるようになり、3年ほどでセックスレスが解消したのです。 ずっと夫婦仲は悪くなかったけれど、私の心の中にどうしても納得できないしこりのようなものが残っていて、それがセックスレスの原因となっていたようです。時間が経つにつれてしこりがなくなり、いつの間にか解消していました。 イラスト/(c)chicchimama著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月12日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、大学院生の彼氏との金銭感覚の違いに悩む24歳会社員女性。彼女は彼氏に給与水準の高い会社へ就職してもらいたいと思っているけれど、彼氏はバイト三昧で…。ふたりがこれからも長く一緒にいるためにできることを三松先生が教えてくれます!葵(24歳)、計画性レスの彼氏の奨学金が400万円。将来、二人で払うのは嫌かも【レスなひとびと】vol. 237葵は、丸の内のIT企業で働く会社員。もうすぐ3年目。華やかな暮らしが好きな葵は、とにかく給料重視で就活の荒波を乗り切った。よって年収は同世代の1.7倍。やりきった感で何度もママとねえちゃんと乾杯した。星空を見上げて彼氏の正人に電話。「お疲れ〜!」華金、同期飲みの帰り道。ギリ会社徒歩圏内に家を借りているので帰りは徒歩。「正人、今日は何してたの?」「バイト。いやー、今日も忙しかった」「えっ、今日は合説じゃなかったの?」「いや、バイトリーダーに急遽入れないかって言われちゃって。2割増でバイト代出すって言われたから、行ってきた」「ふーん」「葵は? 遅かったね」「同期と飲み会だよん。 超―いい店だったんだよ。写真送るね」写真は、東京駅の駅舎がバックに映る、夜景が綺麗なテラス席。葵の隣には、ほっぺがくっつきそうなくらい近くに男性の同僚がいて、楽しそうにピース。正人は大学院生。今年が就活の年だ。でも、葵と違って家庭に余裕がなく、仕送りなしの一人暮らし。だから、就活よりもバイトを優先させている。すでに奨学金を合計400万円借りているのに。葵は思う。正人にはなんとしてでも、葵みたいに給与水準の高い会社に入ってもらわないと。年収も家事もフィフティで依存しない結婚が夢。本音を言えば、将来、結婚したとして400万円を肩代わりしたくない。「そんなふうに計画性ゼロじゃ、いい会社入れないよ」「でも、バイトしないと今の生活が立ちゆかないしさ」正人は無駄遣いするほうではない。どちらかといえば倹約家。バイトを休む余裕はないのだろう。「就活中くらい、親に頼れないの?」「無理だよ。葵みたいに学費も生活費も出してもらえる家の人にはわからないって。住んでる世界が違うんさ」「……」何も返せない。週末、正人とのお花見デート。シートを敷いて、パン屋で調達したサンドイッチと缶ワイン。正人は、あれからずっと、葵の同僚との飲み会のことが気になって焦っていた。あのピース野郎は葵を狙ってんじゃないかと。こんなシートデートでいいのかよ。華やかな場が好きな葵だ。もっともっとバイトしてお金を稼いで、いい店に連れていかないと。ってことで、月末にがんばった。「えっ、お店予約してくれたの? ありがと」桜が見えるテラス席。春らしいパステルツイードのワンピースに身を包んだ葵が、にっこり微笑む。ちょっと無理してでも連れてきてよかった。そう思った正人だったけれど…。食事のあと葵に聞かれた。「ねえ、正人、お金ないんじゃないの?」ちょっと機嫌が悪そうだ。いい店で喜んでくれてると思ったのに。「いや、葵が同期とすげーいい店行ってただろ。それ見て俺、焦っちゃって。だから最近、バイトがんばってた」「頑張るとこ違ってない?いい会社に就職しないと奨学金も返せないよ。金銭感覚一緒でないとやっていけない」せっかくのスプリングデートが台無しだ。【三松さんからのコメント】就活、大変なのはよくわかります。自分に一致する理念と待遇の板挟み。でもわがまま言ってたらどっこも内定取れない。そんな時代なのですよね。高給、福利厚生安定の会社に就職したいなら、葵さんの言う通り計画性をもって動くことが重要。就活の辛さを知っている葵さんが、焦る気持ちもわかります。ただ、日本学生支援機構の調査によると、奨学金を借りている学生は、全体の5割。葵さんはそのことをご存知でしたかね。親に学費や生活費を出してもらえることは、あたりまえではないのです。どうしても正人さんの時間を捻出したいのなら、一緒に住んで生活費を軽減してあげてもいいのかもしれません。しかし結婚確定のわけではないし、時間があれば高給会社に入れるわけでもない。葵さんがいつも奢るのもおかしいし。悩みどころですね。ならば、会社選定と就活のノウハウをみっちり伝授することはできるのでは。バイトだって、立派なガクチカとして語れます。生活費を稼ぐため、一生懸命働いていたのなら、そのなかで工夫したことや体験談もあるのではないかと。それらを二人で洗い出す。葵さんは正人さんと将来も一緒にいたいゆえに、奨学金のことを心配している。正人さんは、将来より現在を心配している。ピース野郎に寝取られたくないから。「そこは安心して。あなたしか愛していない」と伝えるのも大事。葵さんを喜ばせたいためにバイトをがんばっているってことを認めて、受け止めましょう。二人が一緒にいられるようにするのに、まだまだできることがありそうです。「計画性レス彼氏、ひどいやつはいっぱいいる。給与全部ギャンブル…とかね。お金ないのに高いゴハン食べる彼ってのもアルアルでしょ!気になったら、目標設定シートをあなたが作ってあげればいいのよ。目標達成ごとにご褒美を出すってことで、やってみよ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©simona/Adobe Stock文・三松真由美
2024年04月11日私たち夫婦にとって深刻な問題となっていたセックスレス。しかし、その壁を乗り越えて強固な関係を築くことができました。セックスレスに陥った私たち夫婦がどのようにして克服して、パートナーシップを再構築していったのかをお伝えします。セックスレスの深層はセックスレスの背景には、1つだけの要因ではなく複雑な要素が絡み合っていると思います。私たちの経験を振り返ると、日常生活の忙しさや仕事のストレスが大きな影響を与えていました。家庭や仕事でのストレスが重なり合い、疲れ果てる中で、パートナー同士の関係に影響を及ぼしました。結果的にセックスをする余裕を奪ってしまったのです。セックスレス解消の道筋を見つけるセックスレスから脱却するために、私たちはいろいろなアプローチから改善を図りました。まずはコミュニケーションの改善です。お互いの気持ちをオープンにし、お互いの立場や思いに共感し合うことで、心の壁を取り払うようにしました。また、休みの日には2人きりで過ごすように。散歩やレストランでのディナー、共通の趣味に没頭するなど、新しい経験を共有しながら、夫婦関係を再構築するための貴重な時間を過ごしました。これらにより、セックスレスの単なる解決策ではなく、新たな関係の構築に向けた重要な一歩となりました。コミュニケーションの改善と共に、特別な時間を共有することで、私たちはお互いの気持ちを理解し合い、より深い絆を築くことができたのです。夫婦の新たな絆の発見セックスレスの克服は簡単な道のりではありませんでしたが、その過程で積み重ねた努力が最終的に報われることとなりました。お互いの理解が深まり、それによって新たな絆が生まれたのです。ただ性的な側面だけでなく、感情的なつながりも強くなり、これまで以上に深い愛情を抱くようになりました。セックスレスを克服する過程は、私たち夫婦のパートナーシップを強固にするきっかけとなりました。まとめセックスレスは、夫婦関係に深刻な影響を与える問題でしたが、克服することができました。コミュニケーションの改善や時間を共有することで、セックスレスの解消だけではなく新たな愛と絆を築くことができたのもよかったと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月10日以前、私はセックス中の痛みに悩んでいました。セックスにおける快楽や満足度を減少させる性交痛について、私の対処法を紹介します。性交痛への対処法とは?セックスの際に痛みを感じていた私は、そのたびに気持ちが沈み込んでしまうこともありました。最初は原因がわからず、不安や焦りが募る日々でしたが、パートナーとのオープンなコミュニケーションを通じて、一緒に対処法を探ることにしました。自分なりにリサーチ性交痛について自分なりに調べてみると、セックス前に十分な準備をすることが大切であること、例えば前戯の時間をしっかりと取って体をリラックスさせることで、性交痛の症状を軽減できることを知りました。また、適切な姿勢の選択も重要のようで、体に負担をかけない姿勢を選び、痛みを最小限に抑えることが必要とのこと。快適なセックスライフがそこで私たちは十分な前戯の時間を設け、潤滑剤も使用することに。すると、悩んでいた性交痛が軽減したのです。また、ストレスや緊張を軽減するために、リラックスする時間を持つことも重要だと感じました。これらの対処法を取り入れることで、性交痛が改善され、より快適なセックスライフを送ることができるようになりました。まとめ性交痛で悩んでいた私ですが、セックス前の準備や適切なケアをすることで性交痛を改善できました。今後また性交痛に悩む日が来た際は、ひとりで抱え込まずに専門家の助言も受けてみようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/山田ちこ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月02日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、エリの悩みは大きくなるばかり。頻繁に誘ってくる夫にエリは嫌悪感を募らせ、夫は夫でそんなエリの態度に不満を溜めています。そんな中、夫がメンズエステに行っていたことが判明。エリはそれをきっかけに離婚を切り出し、夫と話し合うことに……。 2人で乗り越えていきたい離婚を切り出したことで、お互いに思っていたことを話しあうことができたエリとタケシ。 タケシは産後に避けられたこと。エリは産後にタケシが寄り添ってくれなかったこと。それぞれがつらい思いをし、すれ違っていたのです。 タケシは、エリの気持ちも知らず求めるばかりだったことを謝りました。そして、産後クライシスの本を購入して、自分を変えようと努力していたことを明かします。 「また好きになってもらえるよう頑張るから」というタケシに、エリの心は……。 エリとタケシは話しあいのあと、徐々にふれあいを増やすようになりレスを解消することができました。 エリは本当に助けてほしかったのは産後だったので、今さら態度を改善されても……という気持ちがあったものの、タケシが自分を大切にしようとしている気持ちが伝わってきたといいます。 そして、エリは念願の第二子を妊娠。今ではタケシのことを「家庭を優先してくれる頼もしいお父さん。ベストパートナー」だと言えるようにまでなりました。 そんなエリを、ここまで悩みを聞いて相談にのってくれていた友人・朋美も祝ってくれました。同じくレスに悩む朋美にも、いい刺激になったようです。 これから二人目を出産したあと、エリはまたレスになる可能性がないとはいえないと思っています。しかし、一度乗り越えた壁。これからも、夫と2人で乗り越えていきたいと思うのでした。 ◇◇◇ 無事にレスを解消することができたエリさん夫婦。あの日、気持ちをぶつけあったことで、ベストパートナーになれたようです。念願の2人目もおなかにいるようで、よかったですね。レス、産後クライシス、どちらも原因のひとつに“夫婦のすれ違い”があります。お互いが、お互いのことを思い遣って行動することが、何よりも大切なこと。夫婦間ではついついおざなりになってしまいがちなところでもありますが、思いやりの気持ちはいつまでも忘れずにいたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年03月31日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、エリの悩みは大きくなるばかり。頻繁に誘ってくる夫にエリは嫌悪感を募らせ、夫は夫でそんなエリの態度に不満を溜めています。そんな中、夫がメンズエステに行っていたことが判明。エリはそれをきっかけに、離婚を考えるまでになりました。 寄り添ってくれなくて不安だった!夫に「性のことばかりで疲れちゃった」と、離婚を切り出したエリ。 夫はメンズエステに行ったことを素直に認め謝りましたが、エリは「夫婦生活はできない、でもそういうお店に行かれるのも嫌」と素直な気持ちを伝えました。 そして、こんな気持ちになるのはきっと「タケシのこと愛してない」からだとも……。 夫は、子どもを産んでから突然エリが自分のことを嫌がるようになって「俺ってなんなんだろう」と悩んでいたそう。 夫がそんなふうに悩んでいたころ、エリは子育てでいっぱいいっぱいでした。 エリは子どもを寝かしつけてホッとした途端に夫から体を求められて「私ってなんなんだろう」と悲しい思いをしていました。 ◇◇◇ エリさんが離婚を切り出したことで、お互い思っていたことを打ち明けられた2人。どうやら、子どもを産んですぐのころに心がすれ違っていたようですね。出産してすぐのころは、自分の子どもを守ることで精一杯。そんなときに、夫婦生活を求められても応えられず、次第に嫌になってしまうエリさんの気持ちもわかります。ただ、自分が限界になる前に夫に話すことができていればよかったかもしれませんね。みなさんの家庭では、産後、このように夫とすれ違ってしまうことはありましたか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年03月29日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、4年付き合った彼氏に旅行先でフラれてしまった26歳女性。自信を回復するために彼女がとった行動とは…。恋愛でも人生でも、一発逆転するために必要な心掛けを三松先生が教えてくれます!舞(26歳)、奮発した旅行先で、まさかの彼氏レスになったが挽回したよ【レスなひとびと】vol. 236オーシャンフロントの客室。テラスに出た舞は、ミルキーブルーの海を眺めながら「わあ、気持ちいい」とワントーン高い声をあげる。彼氏の友哉と付き合って4年の記念日。奮発して沖縄旅行にやってきた。最近ちょっと友哉とのイチャイチャが足りてない。この旅行では存分にくっつく予定だった。夜、サンセットを眺めながらグリル料理を楽しんだあと。いよいよイチャイチャタイム。なのに、いつまでも部屋のソファでスマホをいじる友哉。舞はしびれを切らして抱きつく。「さみしいよ」そう言って、友哉のシャツのボタンを外していく。すると。「そういうのやめろよ」いつになく語気の強い友哉に、ビクッとして離れる舞。何よりハグを拒否されたことがショックだった。「ここ1年くらい、舞と一緒にいてもそういう気になれない」「それって」「今日は無理して旅行来たけど、俺たち、これ以上うまくいく気がしない」別れ話?沖縄で?最近、うっすらそんな気はしていた。だからこそ今回の旅行で挽回しようと思ってたのに、ここで言う?結婚式のための貯金だって、ずいぶん前から2人でしてたのに。結局、沖縄旅行を早々に切り上げることに。共同貯金をはんぶんこして友哉とは別れた。舞は思う。わたしって魅力ないのかな。SNSフォロワーは男性多いんだけどな。考えれば考えるほど自信がなくなり、将来への不安が募っていく。ある日の会社帰り。駅ナカの書店で一冊の本が舞の目に留まった。手にとって少し読んでみると「フラれた女は海外留学へ行け!」という趣旨のエッセイ本だった。本に書かれたカナダでの生活に思いが飛んでゆく。高校時代、ホームステイをする友達を見て羨ましかったことも思い出す。結婚の予定もなくなったわけだし、式のために貯めていたお金で海外行ってもいいかも。カナダ留学に向けて舞は準備を始めた。まず、英語の勉強と試験。それから、学校の手続きやビザ申請。さらに、英会話ができるマッチングアプリを駆使して、コミュ力も磨く。働きながらの留学準備は忙しい。だんだんと友哉のことを考える時間も減っていった。そして、いよいよ退職。カナダへと旅立った。半年後。舞は新しい彼、アランと同棲していた。「I’m going(いってきます)」アランは、舞が外出しようとするたびキスしてくれる。帰ってきたら、必ず抱きしめてくれる。もう、絶対友哉じゃ満足できないな。元彼と比較するのもなんだが、アランと付き合えたのは元彼が振ってくれたおかげだと思っている。【三松さんからのコメント】留学に行く理由は、語学研修とか、視野を広げるだけじゃない。恋人探しだっていう人も実は結構いるのです。舞さん、友哉さんにフラれた後、他の男性で自信を回復しようとしなかったのがえらかった。フラレ女性は、次の彼氏を秒で探すぞのアグレッシブ系と「傷ついた私」におぼれるメンポヨ(メンタルポヨポヨのよわっちさん)系と分かれますね。語学学習をして、勇気出して異国での生活を始める。ライフスタイルを大幅チェンジするというハードルが高いことに挑戦するって立派です。集中してがんばったので自信が回復したのでは?そんな舞さんだからこそ、アランのようなセクシー彼氏ができたのでしょう。法律を破ったり、誰かに迷惑をかけなければ地球上のどこにいったっていい。だって人生一度キリですもん。自信をなくしたとき、行き詰まったとき、もう手立てはないと思ってしまいがち。実はいくらでも選択肢はある。舞さんのようにグワっと視野を広げるだけで、世界が変わることもあるのです。「彼氏レスになった時こそ、勝負に出るんだ。人生一発逆転のいいきっかけになる!」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©peach100/Adobe Stock文・三松真由美
2024年03月28日2歳の娘・ヒナタを育てるタケシとエリの夫婦。産後2年たち、2人目を望みつつも、レスが続いていました。その原因は、エリ。どうしてもタケシの性的な目線や行為を受け入れられずにいたのです。同じくレスだったはずのママ友たちは次々妊娠していき、エリの悩みは大きくなるばかり。そんなある日、夫のお願いでスキンシップをとったのですが、それ以来夫はエリを頻繁に誘うようになり、エリはますます夫への嫌悪感を募らせていくことになってしまいました。そんなエリの様子を見て、夫も不満を溜めているようで……。 もう我慢できないよ!ある休日、夫が娘を遊びに連れていってくれました。しかし帰宅したのは夫ひとり。驚くエリに、夫は「娘がいるからできないんでしょ。だから俺の実家に預けてきた」と言います。 さらに夫は「夜の夫婦生活の重要性わかってる? 離婚だってありえるんだよ?」と真剣な顔で訴えました。 夫は「俺と離婚したくないよね?」と言います。勝手に娘を預けてきて上から目線の夫に、エリは怒り心頭。「本気で言ってるの!?」と問い詰めました。 夫は、レスで離婚する夫婦もいるということを伝えたかったよう。夫は、エリに昔みたいに甘えて見つめてほしいのに、自分のことを見てもくれない──そんな生活がつらいと訴えます。 そして「したら良さを思い出すかもしれないだろ」と、エリを抱きしめ……。 ◇◇◇ 愛する妻に避けられ続け、夫のタケシさんも苦しんでいるのかもしれませんね。しかし、エリさんも同様にタケシさんの要望に応えられないことを悩んでいます。お互い、それぞれの立場で悩んでいるのですから、離婚をほのめかしたり、無理やり行為に及ぼうとするようなことは、問題の解決から遠ざかってしまうのではないでしょうか。タケシさんには「どうしてもできない」というエリさんの気持ちにもう少し寄り添ってほしいと思ってしまいますね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年03月20日私は夫と9歳、7歳、2歳の3人の子どもと暮らす主婦です。3人の子どもを産んだ後、毎回セックスレスになりました。それぞれ違った理由でのセックスレス。当時は夫との関係に悩むこともありました。そこから現在に至るまでのお話です。1人目の産後第1次セックスレス私は20代後半で男の子を産みました。とてもかわいいと感じる半面、初めての子育てに夫婦で四苦八苦。そして日中、私には話し相手もおらず、夫は仕事から帰ってきても仕事と子育てに疲れきった様子で、子どものこと以外の会話はほとんどなし。性生活も当然なく、私はもう女性として終わったのかもしれないとも思っていました。今思えば、あまりに孤独で心を病みかけていたのかもしれません。そこから半年が過ぎ、だいぶ日々の生活にも余裕が出てきたころ、思い切って夫にセックスのお誘いをしました。夫は、「もう体は大丈夫なの? それがわからないからどうしていいか迷っていた」とのこと。そうして第1次セックスレスは解消されました。2回目のセックスレスそれから2年後、女の子を出産。1人目のときとは違って夫婦ともに心に余裕はありましたが、私は絶賛イヤイヤ期の2歳児と赤ちゃんのお世話で毎日クタクタです。夫は産後の母体チェックでOKが出るとすぐに夜の営みを再開させたがりましたが、私は眠たいし疲れているしとてもそんな気分にはなれませんでした。「そんなことより寝たいよ!」と本音を話し断り続けた結果、第2次セックスレスが始まりました。しかし、2人目の夜泣きが落ち着いたころ、なんとなく申し訳ないなとの思いから誘いに応じる形で解消されました。3回目のセックスレスは…長女誕生の5年後、3人目を出産しました。長男と長女の助けもあり、赤ちゃんの育児はただただ楽しく、赤ちゃんに癒やされる毎日でした。そんな中、夫からのお誘いがありましたが、ホルモンバランスの関係なのか、「とにかくしたくない! 触られたくない! どうしよう……」という気持ちが生まれました。それを正直に言うのもはばかられ、はぐらかし続けたのです。そして数カ月がたったころ、夫から、セックスレスに悩んでいると真剣に告白されました。「そんなに悩んでいたなんて!」と、なんだかかわいく見えて、それからセックスレスは解消されました。まとめこうして私たちは3度のセックスレスを経験し、そして解消してきました。その経験からか今では自他ともに認める仲良し夫婦。子どもたちにもあのころのギスギスした雰囲気を見せ続けることがなくなり、ひと安心です。出産は夫婦にとって人生の一大イベント。悩むことも多くありましたが、夫婦で問題を乗り越えながら、かわいい子どもたちを育てることができて、とても幸せです!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/佐藤ぴーこマンガ/きびのあやとら著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年03月19日